盲信と良心

歴史をみても、自分の過去を振り返ってみても人間には真実を見抜く能力などない。

だからこそ、今までたくさんの命が奪われ、たくさんの人間が苦しみ抜いてきたというのに、歴史を学びたくさんの経験をしてきた大人までもが、自分の見抜く能力というものを過信し、簡単に入って来た情報を盲信する。　

それでも良心さえあれば絶対に一線は越えないと私は思っています。


例えば学校の教室で、誰かの嘘の悪口がひろまって全員が騙されたとしても、良心があれば、自分たちが与えてしまう友達への罰がその罪にあっているのかを考え、もしそれがあまりにもあっていなければ「そこまでするなんてお前の方がおかしいじゃないか」に必ずたどり着けるはずなんです。


真実を見抜ける能力は自分のためにとても役に立ちますが、
良心は、自分と自分以外のものを救うことができる唯一の道しるべなんです。

真実を見抜けたところで、正しい罰を考えることもできないなら、そんな能力より良心を持つ方が何百倍も素晴らしい。


今年ヘビと招き猫のバックを買ったとき、




カレンダーもヘビと招き猫にしたんです。







招き猫カレンダーは、私の招き猫仲間達が「一緒に行こう」と私を誘っているように見えて、


ヘビのカレンダーは


「幻想と現実」と勝手にタイトルをつけたいほど素晴らしく、ヘビが導く世界観が１２が月分しっかり描かれています。



１月に富士山の下で知恵の実を食べさせられ現実をつきつけられた私にとっては、表紙まで意味深長でした。





これから私がしようとしていることに、もう二度と私の良心が痛まないように、どんなに憎しみで苦しくなってもどうか現実の世界に導いて。