2022年07月11日
私は、2020年12月に豊田社長についてブログを書きましたが、そこに安倍さんについて書いたのは、TOYOTAにとっての安倍さん、安倍さんにとってのTOYOTAがずっと同志みたいにみえていたからです。
国際社会において、日本の立場とは本当に難しいもので、
昔、「NOと言える日本」と言う本がなぜかとても流行りましたが、
お二方は、先進国のなかで、NOと言わずに、日本が対等な関係を築けるように尽力している、そしてそのタイミングと時代が運命のように繋がっていたと思っています。
国際社会で、歴史的に難しい立場の日本が対等でいられるには、経済の発展に尽くすしかありませんから。
安倍さんには「どうして?」と思うこともたくさんありましたが、
守りたいものをたくさん守ってくれた感謝のほうがずっとずっと大きいです。
ここ数日、悔しくてたまりませんでした。
警視庁のSPについてです。
SPは民間が雇うボディガードとは違って、警視庁の公務員です。ボディガードの会社は仕事を選べますが、SPは要人警護が任務です。
だからボディガードより責任は重いと私は考えています。
私は日本でもボディガードをつけられていたことがあります。
警察OBでつくられた元刑事さんばかりでしたが、毎日一人だけついて警護してもらっていました。
そんななか、ボディガードと映画館に行ったことがあります。
ボディガードが隣に座ってくれるはずだから、と、怖い映画でも大丈夫だと思って選んだら、ボディガードは隣に座ってはくれなくて、えっ?!隣にいてくれないんですか?と尋ねたら「後ろにいないと守れないですから」と言い、
暗いなかずっと私の後ろに気を配りとても警戒してくれていました。
そしてそれは他のボディガード(全員元刑事)米国(元軍人)英国(元近衛兵)も同じでした。
少しでも異音がしたり、煙がでたり、ささいな変化でも、原因を確認なんかせず、何より先に、私に向かって、私を転ばせてでも飛んできて覆いかぶさります。
何度もいわれました。
「一人なので、犯人は捕まえられません、原因もつきとめられません、あなたを命がけで守るだけです」
警護とはそういうものだと思っています。
私なんかでさえ、あんなに真剣に守ってもらえていたのに、
なんの訓練も受けてない親だって、子供と少し離れた場所にいて、なんか音がしたら、原因より何より真っ先に子供のところに飛んでいくというのに、
なぜ?どうして?
誰も安倍さんのところに飛んでいかなかったの?
民間のボディガードが当たり前にやる仕事を、なぜ国の組織としてそれが任務である人たちがやらなかったの?
警察が無能なんじゃないですよね、だって、私を守ってくれていたボディガード達は元刑事であり、海外のボディガードと何も変わらないほど優秀でしたから。
あの人たちなら、きっと一人でも安倍さんを守ってくれたはず!と思えたら、やっぱりとても悔しくて、悔しくて、
そして、安倍さんがこんな死に方をしたことが、本当に悲しくてたまりませんでした。
歴史を振り返り胸が苦しい中、すぐに出された豊田会長の声明には救われました。
政治に対する評価はいろんな意見があります。
マスコミが今後安倍さんの過去の政策をどう報じるか、国民感情がどう流れるかまだわからない段階で、政策にふれて功績として言い切ってくれたことに癒やされ、やはり感動とともに感謝の気持ちでいっぱいです。
言い切るリスクを背負う姿勢には、いつも心が動かされます。
本当に何もやりたくなくなってしまった週末でしたが、この声明をプリントアウトして何度も読んで、
わたし、TOYOTA車で富士をちゃんと走りたい。
やっぱり水素カーも!レモンライムソーダちゃんだって富士を走らせてあげないと!
と、思えてきて、少しずつ元気になれたズグロンでした。
Posted at 2022/07/11 19:58:57 | |
トラックバック(0)