
ノーマルディスクに細かいクラックが入ったのでTAROX製のディスクローターに今年3月に交換しました。装着してすぐに鈴鹿のアルチャレで酷使したのがよくなかったのか、ディスクの当たり面にややムラが出来てしまいました。使っているうちにこれくらいなら直るだろう、なんて思っていたのですが事態は悪い方向へ。9月のアルチャレが終わったころから、クルマを動かすと「ゴッゴッゴッ」という異音が発生。ブレーキの効きやタッチの変化は感じられず、速度が上がると音がしないのでしばらく放っておきました。
が、タイヤ交換の時にフラミンゴのMメカにそのことを話し、ブレーキをチェックしてみるとローターが歪んでいるのを発見。当初は振れたローターとパッドの接触かと思ったら、何とキャリパーと接触!振れ幅としてはそう大きくはないのですが、このTAROX製ローターは微妙にオフセット量が純正とは違っていてわずかに車体中心側にローターが位置しているのです。そのため、車体中心側のキャリパーとローターのクリアランスが小さくなり、そう大きくない振れでも干渉してしまうというわけです(涙)

上の写真がその削れたキャリパーです。この現象がまた厄介で新品に近い状態の厚みのあるブレーキパッドが付いていると干渉しません。パッドの厚みでわずかにキャリパーとローターの位置関係が変わるからです。その分、パッドが減ってくると一気に干渉が強まります。
純正ディスクはすでに捨ててしまったので、当初はこのローターが何とか直らないかとハット部分を一度外し、再度組み立ててみたものの効果なし。ということでこのローターは諦めてほかのローターを装着することになり、Mメカお薦めでPFCを装着することにしました。

このローターは外径がわずかに純正品よりも大きく、そのためキャリパーの取り付け面に3mmのカラーを入れる必要があります。それ以外はポン付けで、オフセット量も純正と同じでキャリパーの中央にディスクローターが来ます。
FSWを走った感じではこれまでよりも制動の立ち上がりがよく、なおかつブレーキリリース時のコントロール性がよい感じです。ブレーキパッドはフロントのみエンドレスのCC-RgからCC-38に変更していますが、前後同一よりも今回の組み合わせのほうがバランスいいです。
それと4Cのブレーキングで気が付いたのですが、FSWなどの高速コースだとドカンッとペダルを踏みがちですが、これだと一瞬は効きますがすぐに液圧が落ちるようで、あれ~効かないー!ってな感じに減速Gが小さくなってしまいます。ABSのせいなのですが、いわゆるカッカッカッという断続感はありません。なので、ペダル踏力を抜きにくいのですが、わずかに踏力を抜けばまた減速Gが回復します。しかし、止まりたいのに踏力を抜くのは難しく、ましてレース時など緊迫しているシーンでは的確に踏力を抜くのは困難です。
いい方法としてはギューッと踏んで行って最初からコントロールすることです。これまで、FSWの練習で気合が高まっているとドカンッと踏んでしまい、何だか止まらないのを路面のせい?などと思っていて、あまりやる気のないときはダラ~ッと踏んでいるのに止まるな~、なんて思っていたのですが、最近やっと確信が持てました。特にブレーキパッドを交換している4Cはノーマルとはバランスが異なっているので丁寧に踏んで行ったほうがいいと思われます。
あっ、ちなみにTAROX製ローターは捨てずにとってあります。ディスク部分のみが売ってますので。というのを交換後にデーモンツィークスのカタログで発見しました。
Posted at 2017/12/14 11:40:34 | |
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