p152-153
ブレーキの力は、まず回転しているタイヤやホイールの回転を減速することに使われる。次に、車体を減速するための力として使われる。
このプロレスから、ブレーキのかけ始めはロックしないが、ほんの少し間をおいてからロックする、という事態が起こりやすい。初めにかけた踏力を、途中から増すクセのある人には、最悪のパターンになる。
このことを頭に入れて、ブレーキのかけ方をおさらいすると、途中から踏力を増すパターンは絶対にダメ。次に、一定に、というのが基本になる。とにかくブレーキをかけ始めたら、絶対にそれ以上増さない。
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車重mとタイヤの半径とローターの半径の比(上式のk)は変わらないので、ブレーキの踏力は減速G(上式のa)によってのみ決まり、減速Gが一定ならば 、速度を問わずブレーキ踏力は一定で、図1が正しいと言う結論となりますね。
ちなみに、同じ減速Gを保つと書いていますが、何故これが重要かと言うと、車というのはブレーキロックする事が有るからです。ロックしてしまえば、タイヤと路面の摩擦係数が一気に落ちるので、制動距離は伸びますね。
このロックするかどうかが何で決まるかと言うと、減速Gです。
これは、速度によりません。 180Km/hだろうが、40Km/hだろうが、ロックする減速Gは同じです。
(細かく説明しませんが、簡単に言うとロックさせようとする力 F=ma で、mが車重、aが減速Gで、速度vの項は出てこないのでそうなりますね。)
このロック限界の減速Gは、何で決まるかと言うと、タイヤと路面の摩擦力ですね。
http://phys.dip.jp/cars/brake/best_brake1.html
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2016/11/17 02:00:42