2016年12月06日
コツと勘の言語化:暗黙知(Tacit Knowing)
速読術で脳を活性化させた方が早い気もするが・・・。自分の行ってる運転動作を言語化させ、コツとまで呼べないまでも、何かをつかもうと努力してみるべきか?
運転に慣れてしまうと、無意識化の動作へと移行する。さて、正しい動作とは?美意識に基づいて、それを確立し、意識化して身につける・・・。やってみるか。
人馬一体、心身一体、身体の拡張、メディア、サイボーグ・・・。ネットワーク。人間は外の世界とつながっている。空気がなければ生きられないが、空気は普段意識されない。人間は生かされている。さて、身体を魂の乗り物であるメディアとしてとらえたとき、車はメディアの拡張となる。モビルスーツと変わらないのだ。人馬一体とはすなわちパシフィックリム的な拡張した身体がもたらす、肥大化した意識。もはやメガネは顔の一部です。
<心身一体>
しかも,人間の行為は,精神と肉体,こころとからだが統合し,一体となってなされる。科学的
な極限概念としての精神や肉体が,そのどちらか一方のみの論理ではたらくことはあり得ない。「こ
ころ」と「からだ」は,複雑に絡み合いながら有意味に「ひとつのはたらき」として現象する。心
身合一的にはたらく人間の身体を,日本人は「身」(み)と表現してきた。「身をもってわかる」とは,
からだを通してこころの底からわかることである。そのはたらきは,解剖学的な肉体の境界をはる
かに超える。使い慣れた「杖」は,杖の先まで私の感覚が伸びているし,「車」の運転に慣れると
私の感覚は車の先端や車幅まで拡張し,狭い車庫入れも簡単にできる。「身体が覚えている」。
現象学的身体運動論考 (その 1):「生きる力」 と 「身体運動」
日下裕弘 - 茨城大学教育学部紀要. 教育科学, 2014 -
http://ir.lib.ibaraki.ac.jp/bitstream/10109/8825/1/201400025.pdf
東京工業大学 吉川 厚氏
経験と勘を言語化することが実践につながる
2016年09月26日
http://www.recruit-ms.co.jp/issue/interview/0000000512/
『知識の効用』
http://www.hes-ltd.co.jp/contents/topic/201411.html
暗黙知の継承をどう進めるか
http://www.tokugikon.jp/gikonshi/268/268tokusyu2-4.pdf#search='%E3%82%B3%E3%83%84%E3%81%A8%E5%8B%98%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%8C%96'
アクセル:動き出しを感じたら、じわっと踏む。
ブレーキ:踏み始めはじわっと力を入れていき
https://www.youtube.com/watch?v=GLlnF6gOu5I
一瞬じわっとためて
スッと立ち上げて
じわっと一定キープ
気持ち的にはクルマの荷重移動ができてからスッくらいがちょうどいい。
基本操作はブレーキもハンドルもアクセルも同じ。
タイプ1 じわっと始めてすー、じわっと止める
タイプ2 ぴたーーーーっとキープ
これをやるには事前にどう動かすか狙わないといけない。
適当に動かして後から調整ではダメ。
やりがちなのが
・ブレーキを早く踏みすぎて途中で抜く
・ブレーキが足りなくて途中で足す
・コーナリング中にハンドルがゆらゆら
まずは「意地でも微調整しない」練習を安全な場所でやるべし。
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/car/1425473856/
「運動技能は,たとえば言語などに較べると,ほと ん ど研 究 も さ れず,理 解 も さ れ て いな い が,実 に 魅 惑 的 な人 間 行 動 の 一側 面 で あ る。 大変 な ス ピー ドで移動 してい る野 球 のボ ール が ど う して打 て るの か。 ど う して高 速 の 車 を運 転 して 狭 い 空 間 を走 れ る の か」(ノ ー マン,1984)
http://150.86.125.91/dspace/bitstream/123456789/3349/1/KJ471400285.pdf
われわれは“できる”を目指して、自己の四肢の動き方の像を実感をもってとらえるとともに、
空間距離や間合い、リズム、テンポなどを体験的に把握する35。そこでは、“できる”“できな
い”に関わっての自己の動きかたが体験から遊離しないでとらえられ、やがてはコツとして運
動感覚的意味核が取り上げられるが、それは「コツの図式」として把握され処理される。この
「コツの図式」として把握されるコツは、最初のうちはきわめて漠然としたものである。とい
うより、これは体験直下の体験のまさに e 付近に現れる運動感覚の意味核なのである。つまり、
この「コツの図式」でとらえられているコツはまだ意味核の域を出ていないので、他者に提示
できるものではない。それが次第に下流(体験線で言えばE方向、『パターン』A/B構造で
言えばB方向)へと移るようになると(いわゆる「反省」)、その「コツの図式」は客観化、知
識化の程度を増し、明確化されるようになる。すなわち、反省というプロセスのなかで、コツ
はようやく“形ある(意味ある)”内容としてまとまりをもち、コツとして自覚されるように
なって、ある程度提示(言語表現)できるようになる。
コツの言語表現の構造に関する発生運動学的研究
https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=29175&item_no=1&page_id=13&block_id=83
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Posted at
2016/12/06 22:25:01
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