
さて、今まで190E 2.6に搭載されているM103エンジンは、排気量が同じ260E(W124)と同一だと信じて疑っていなかったのですが、厳密には違うものだということをつい先日初めて知りました。
最高出力[165PS(121kW 163HP)/5800rpm]どころか、(仕向地が同じならば)エンジンコントロールユニットやイグナイターの型番まで全く同じなのに一体何が違うのか?
それは・・・

久々の雑コラ

これを知った時の自分の心境はまさにこんな感じでした
いや、同じM103でも3リッターを積んでいる300Eとかとは、エアクリーナーボックスの形状が違うことは気づいていましたが、まさか同じ排気量なのに260Eとも違うとは思ってもみませんでした。

勝手に思い違いをしていただけです
2.6リッターのM103用のエアクリーナーボックスは全て薄いタイプで、品番だとA0130947102だと思っていたのですが、ちゃんと260E用の品番を調べてみると3リッターモデルと同じA0130947202なんですよね、これが・・・。

図中の5番がエアクリーナーボックス
では、この2つのエアクリーナーボックスの容量はどれくらい違うのでしょうか?分かりやすいように重ねてみましょう。

上が190E(W201)用のA0130947102、下がW124用のA0130947202で、ダクトにつながる吸気口近くの厚みの違いは図中の通り
特に蓋を見比べて頂いたら、厚みが全く異なることが一目瞭然かと思います。

側面から見てみると、厚みの違いがもっと分かりやすいです。
これだけ厚みが異なれば、エアクリーナーボックスの容量も当然大きく違ってきますし、本来必要とされる容量から何割も小さくなっていれば、必然的にボトルネックになってしまいます。
そもそもエアクリーナー自体が、マスクみたいなものなのにW201用のM103は、更に空気が吸いにくいように防毒マスクまでしているようなものです。これではエンジン本来の力が発揮できるはずがありません!

こんなイラストまであるとは、流石「いらすとや」
AMGがわざわざエアクリーナーボックスに穴を開けて、エアダクトを追加していたのにも納得です。
なんでエアクリーナーボックスをわざわざ小さくしているのかと調べたところ、どうやら設計段階では直6まで積む予定がなかったW201にM103を積もうとすると、ボンネットインシュレーターと干渉するために薄くしているようです。
参考元:https://blogs.yahoo.co.jp/speedjapancars/34683048.html
元々、自分の190Eの
エアクリーナーボックスにはダクトを追加していたのですが、空間に余裕ができるファイバーテックスインシュレーターに張替え済みだったこともあり、今回の整備で更にW124用のダクト付きエアクリーナーボックスに交換してもらいました!

ブローバイホースがW201用のままなので、そのうちW124用に交換予定です
効果の程ですが、以前にダクトを追加してもらった際にも感じた中間加速の伸びが、一段とスムーズかつ鋭くなり、高速で追い越しの際に今までと同じ感じでアクセル操作をしていたら、思わぬ速度まで一気に加速してしまい、慌ててアクセルを抜かなくてはならないような有様になってしまいました(笑)
ダクトを追加する場合は加工が必要なものの、エアクリーナーボックスをポンと付け替えるだけで、こんなに加速性が良くなるのを感じてしまうと、エアフィルターもちょっと良いやつに変えてみたくなってしまいました。
となると、やはりK&Nあたりが定番なのでしょうか?はてさて・・・。
Posted at 2018/12/22 21:48:06 | |
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