
先日Redland's Motorsportsでアライメントをしたのですが、その帰り道に若干ドライブシャフトからのバイブレーションが出ました。
実はこの事は前もってRonさん(Redland's Motorsportsのオーナー)の方から言われていました。
「ひょっとしたらバイブレーションが出るかもしれないけど、少しだったら気にしなくていい。 今回はパーツが無いから付けれないけど、来週までに用意しとくからそれが届いたらもう一回来てくれるかい?」との事でした。
そのパーツがこのオフセットボールジョイントでした。
写真で見ると分かりますが、軸の部分が真ん中よりずれた位置にあります。
このずれが大事で、ずれている分だけアングルに修正がかかります。
Adjustable Lower control Armの調整でアクセルを前に押し出したぶんだけピニオンギアとドライブシャフトのアングルに負担がかかりますし、(Yujirouさんにもご指摘頂きました。 その節は有難うございました。)無理をしてそのまま乗っていると、ギア自体をを壊しかねません。
理論的にはこのボールジョイントを使う事で、キャスターアングルを損なうことなく、(ずれの分だけタイヤが前に出ます)ピニオンアングルを負担のかからない角度に調整し直し、Tie Rodを調整するだけでなく、独立してキャンバー角も修正できるという優れものです。
なんか日本語が少し変ですが悪しからず。 汗
写真を撮りましたが角度的な部分は、写真ではなかなかわかりづらいと思います。
すいません。 でも一応アップしますね。
これがOEMのボールジョイントです。
これが取り付け後の写真です。
軸が後ろにあります。
こちらが取り付け前のドライブシャフトとピニオンのアングルです。
少し無理がかかっているのが見て取れます。
これがボールジョイント取り付け後の写真。
コントロールアームのネジにしてほんの数回転の差なので、違いは分かりづらいですが、前の写真よりはアングルが穏やかになっていると思います。
アライメントシートをスキャンしてあるので一応載せます。
この先は、興味のない方には面倒くさい話になるので飛ばしてください。w
これが前回伺ったときに調整してもらった後の数値です。
まず見てもらいたいのは車を持ち込んだ時のCaster角です。
左が3.8、右が4.4と大きくずれています。
Finalと書いてある縦軸が最終的に調整が終わった時の数値です。
フロントキャンバー角の理想的な数値は-0.3だそうですが、
ボールジョイントが無かったために調整不可能でした。
それでも何とかキャスター角だけは修正してもらい帰ったのですが、
バイブレーションが出るという事態が発生しました。
これはボールジョイント取り付け後、一回目の計測後の数値です。
キャスター角が右、左とも5.8, 6.0と少しつき過ぎていますね。
ファクトリーの新車数値は5.0ですから、なるべくその数字に近づけたいところです。
そして修正後の数値が4.8, 5.1です。 かなり近い数値になりました。
キャンバー角も左右-0.3と理想的な数値を維持しています。
驚きです!
Toe角も0.1と理想数値に修正できました。
リアは放置ですw。
これが私のジープの最終的な調整後の数値です。
左右が少しずれていますが、これはなぜか左右均等にバランスをとると、右にプルしてしまうため、真っ直ぐ走るように調整するとこの数値になりました。
ほとんど理想的な数値で修正が終わりました。
さて肝心なドライビングフィールですが、みなさん、ほんとにびっくりですよ。
買ったばかりの新車のようにとまでは大袈裟かもしれませんが、
ほんとに95%くらいは取り戻しましたよ!!
やはり4インチ上げているので、風の影響や、路面のアンジュレーションの影響は多少受けますが、大満足です!
時速120キロで、片手を軽く添えただけで安心して乗れるようになりました。
ハイリフトの方に明るい兆しですね!!
もちろん皆さんご存知のとおり、ハイステアやその他補強パーツは必要で、多少の出費は併せて否めませんが、アクセル自体を変えたりだとか、ナックル交換でハイステ化したりとか、そういう高額のパーツを付けずとも、オン、オフ共に心地よくドライビング出来る方法の一つだと思います。
ついでにタイロッドもPoly製に交換したので、アクセルが折れるまではこのまま乗ってみようと思います。
お試しあれ!
Posted at 2016/10/20 14:01:50 | |
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