• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Favorable Windの愛車 [スバル インプレッサ G4]

整備手帳

作業日:2022年7月10日

シート背面部品調整

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
G4を車検に出し,しばらくBRZに乗っていてスポーツシートの感触に慣れてしまったのか,車検整備から帰ってきたG4に乗ってしばらく乗っていると,シートの状態がどうにも気になってしまったので調整しました.
写真を撮るのを忘れたので図で示したいと思います.


元々のシートの問題点
①の部分が破損したのを直して事なきを得て元通りになっていたものの,このシートははじめからあまりしっくり来ていないかったというのは正直な感想でした.
長年乗っていて,②のところがつぶれてきており,シートを立てて乗るため,ヘッドレストを立てる(後ろにする)ようにしても頭ごと前に押されるような感触がありました.
また,立てて乗ると③が短いことから肩の収まりが悪く首に負担が掛かるような印象があったため,シートを1ノッチ倒すとその問題は解決しても,今度は座面やステアリングを調整してもポジションが出ず,違和感があるのでした.
さらに,いくら尻を後ろに押し付けても④のあたりの押さえが弱く,肩甲骨あたりとその下あたりだけが支えられているだけの感触でした.

要はランバーサポートの機構がない故の問題です.後面に⑤のような窪みがあるように,リアシートのレッグスペースを確保するため,シートはできる限り薄くしたいが故の問題なのですね.

この車,まだまだ乗ると決めているので,少しでも違和感をなくしたいと思い,さらに手を入れることにしました.
とある機会にこのシートを作っているメーカの人に会ったことがあるのですが,何となく微妙でした.
このシートの出来具合とサイドエアバッグがシート内蔵であることを知っていたら,サイドエアバッグのオプションなど付けず,社外品のシートを入れていたと,密かに後悔しています.シートの出来の悪さはこの車の唯一の欠点です.

実際,シートのプレス部品のバリもひどく,かつて①のようにウレタンが裂けたのも起こるべくして起きたことと感じています.
なので,すでに一応バリ取りしていますが,作業には注意が必要です.
2
解決できそうな変形方法
緑の部分はシートのフレーム,赤い部分は背面を支えるネット状の背面部品,青は元々金属のフックだったものを置き換えた部品です.
矢印のように赤の部品を調整して,腰の部分を前に出し,低い尻の部分を少し後ろに下げられれば,狙いの姿勢にできるのではないかと考えました.
単純に㋐の張りを強くし,㋑の張力を緩められれば良いかと思いましたが,そうはいかないのです.
3
背面部品と支点との関係1
Aの部分が浅い場合,青い部分の張力をいくら上げても大して前には出ませんし,荷重を掛ければ後ろに下がります.
4
背面部品と支点との関係2-1
Aの部分を緩めてBのように長くすると,確かに後ろに下がりますが別の問題が起こります.
5
背面部品と支点との関係2-2
4節リンクのように左右に振られるとともに傾きます.背面部品は硬い部品ではないので,ここまで顕著ではないですが,座りが悪くなる問題があります.よく,腰に入れる針金とメッシュ状のサポート部品がありますが,横に振られてとても使い物にならないのと同じことが起きてしまうのです.
6
前後方向の解決策
後ろからも支えることで横振れの問題は解消できそうです.
7
背面部品と支点との関係3-1
上下方向でも同じような問題が起こります.元々の状態でもやや下が長かったのですが,これをさらに長くするとします.
8
背面部品と支点との関係3-2
下を長くすると,尻で押したときに背面部品が下がるとともに少しだけ前に出ます.一見,狙いの動作になっているようにも感じますが,先の㋐の支点より上と㋑の視点より下の部分は変形するので支持してくれなくなってしまいます.
9
上下方向の解決策
下からも支えることで縦振れからくる傾斜の変化は解決できそうです.
10
今回の解決策
元々は4点のフックで支持されていました.狙いの形にするため,さらに4点支持を増やすこととしました.橙色の支点ですが,フレームの不使用の穴があったので流用しました.
これで座ってみたところ,紫のところで引いたのが功を奏したのか,腰の部分が前に出ました.また,沈み込みが少なくなり,硬くなって座りやすくなったような感触がありました.橙色と水色の部分は互いに引き合うので変形しにくなり.尻の部分の後ろへの沈み込みを低減できたことも体感できました.これはすごく大事で,クラッチやブレーキのような反力を受ける操作でシートが変形するのは操作しにくくなるのですが,これが解決できたのは予想外の効果でした.
シート座面の左脚のひかがみ(膝の裏)あたりが当たる角が擦れていることからもこれまで不要な変形の影響を受けていたことをうかがい知ることができました.

肩のホールド性を上げることはかなり思い切ったアンコ増しだけでなく,フレームに取り付ける金属部品でも追加しないといけないので,しばらく乗ってみてまた考えたいと思います.

イイね!0件




関連コンテンツ

関連整備ピックアップ

ランプ類LED化

難易度:

フロントグリルにモール

難易度:

フォグランプLED交換

難易度:

リアにモール

難易度:

OI-L2添加

難易度:

STIトレーリングリンクセット取り付け

難易度:

関連リンク

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

GJ3D型G4メインで,ZC6H型BRZを楽しんで,ゆるく生きています. こだわりはきっとありそうですが,それ以上にどケチなので,深入りもできない性分でも...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

愛車一覧

スバル BRZ スバル BRZ
1年落ちの中古で19年乗ったZ3 2.0のてんこ盛りの不具合のために車検を通せないことか ...
スバル インプレッサ G4 スバル インプレッサ G4
私にとって最近では数少ない,欲しい!と思った仕様のものです. 3ペダルMT,4WD,水平 ...
トヨタ マークII トヨタ マークII
1G-FE 5MTというある意味珍しい仕様の車体を実用目的で安く譲ってもらったのが手に入 ...
BMW Z3 ロードスター BMW Z3 ロードスター
昔々,何故か友人から個人売買で入手したものです. そして,18年も持ち続けています. あ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation