HALFWAY コペンLA400K用ハイカム240SS  

スポーツECUには満足していたのですが、さらなるパワーアップに期待して、新製品のハイカム（正式にはハイ・リフト・カムシャフトですか）への交換に踏み切りました。

交換部品はIN側とEX側の計2本のハイカムだけですが、既存のスポーツECUもハイカムの特性に合わせて書き換えが必要ですので、セットでの作業になります。必要時間は約3時間ということでしたが、ほぼ2時間半で終了しました。

画像はハイカム交換後ですが、エンジンヘッドを開けた状態で眺めたのは初めてです。タイミングベルトではなくチェーン駆動なのが分かります。

交換後の帰路約90km（下道65kmと高速25km）がテスト走行になりました。低中速で走る下道ではすぐにパワーアップを体感できるわけではありませんが、その代わりにとくに気難しさもなく扱いやすい印象です。信号待ちでのアイドリングも不安定になることはありません（キャンセラーでアイドリングストップOFFにしています）。

印象が激変するのは高速に乗って高回転を使ったときの加速ですね。CVT車ですが、Ｓレンジでシフトダウンしてからの加速は、スポーツECU＋ノーマルカムの時とは明確な違いがあります。エコエンジンがスポーツエンジンに変身した印象です。

パワーアップの代償として燃費がある程度低下するのはやむを得ないですね。比較のため、復路（ハイカム）は往路（ノーマルカム）とほぼ同じルートを敢えて選びましたが、低下の程度は1-2km/Lあるいは10％といったところでしょうか。全くの同一条件ではないので、あくまで参考値です。

従来は、スポーツECUでも高速を大人しく巡航すればハイオクで22-23km/Lの燃費でしたが、今後は20km/L超えは難しいかな。もっとも、大人しく走るだけならECUもカムシャフトもノーマルのままで良いのですが (^o^)

トータルで安い投資ではないので、コスパということでは評価は難しいですね。でも必要な時に期待を上回るパワーを引き出せるという意味では、あって良かったと思えるパーツですし、コペンだから出してもらえるパーツではないでしょうか。

KF-VETエンジンなら装着可能なはずなのでコペン専用というわけではないと思いますが､ターゲットはムーブやタントではなくやはりコペンでしょうね。