2017年07月24日
Z34 VDC解除のウソとホント?(5) 間違い&ウソ
VDCオフ、全オフ、といったことについての自分のアタマの整理は先日までの一連のメモで完了しました。したと思っていました。したはずでした、、、。
しかしながら、その一連の整理の中で、当初考えていた事(書いた事)に間違い&ウソと言えそうな点が見つかったので、記録しておきます。
具体的にはこの3つです。
(1)VDCオンの状態でコーナーを立ち上がると気持ち悪い
(2)VDC全オフ状態でサーキットや広場を走ると非常に気持ち良い
(3)ブレーキLSD機能もキャンセルしたいのでVDC全オフが望ましい
(1)VDCオンの状態でコーナーを立ち上がると気持ち悪い
これまでは、VDCオンの状態でサーキットを走るとコーナーの立ち上がり等でブレーキ制御が入って気持ち悪い、といった事を考えていた(書いていた)のですが、これはトラクションコントロールの制御が入って気持ち悪いと言った方が、自分の気持ちにダイレクトです。
実際にはそのような場面でのVDCによる総合的な制御の中にはブレーキ制御も入るのかもしれませんが、自分が感じる気持ち悪さの主要因はアクセルを踏んでも前に進まない感じであり、これはトラクションコントロールによる出力制御によって作り出されています(それをブレーキがかけられたと感じて(解釈して)いた)。
これは、これまでの長年の自分の中のイメージが、「トラクションコントロール=発生したエンジン出力を最適な割合で駆動輪に分配する仕掛け」だった事によります。実際には「トラクションコントロール=車両の状態が不安定になるとヤバいのでエンジン出力を出しすぎない仕掛け」なのでしょうが、なぜ前者のようなコトがアタマに刷り込まれているのか、、。超長期間の思い込みとは恐ろしいです、、。
(2)VDC全オフ状態でサーキットや広場を走ると非常に気持ち良い
改めて記憶と記録をたどると、これは半分ウソでした。
というのは、なんと、VDC全オフ化を実施してからは一度もサーキットを走っていなかった事が判明したのです(汗)。
ただし、ぐるぐる練習会には何度か参加しており、そこで実際に気持ち良いと感じた事は事実であり、かつ某レッスン会で元GT500チャンピオンに同乗走行をしてもらった際に「このクルマ凄い曲がるね」との車評をもらったというコトがありました。ただこれらは、プラシーボでは?「凄い曲がる」の比較対象は?といった若干の突っ込みどころがある事もまた事実、、。
(3)ブレーキLSD機能もキャンセルしたいのでVDC全オフが望ましい
今回VDCについてイロイロ整理をしていた中で分かった事は、標準装備の「VDC OFFスイッチ」ではブレーキLSD機能による介入が残るというコト。それを元にして「スポーツ走行時にはブレーキLSD機能もキャンセルしたいのでVDC全オフが望ましい」と自分で言っていましたが、これ、怪しいです。
どういうことかと言うと、まず自分の発想の原点は、スポーツ走行時にはVDC等による介入がゼロである事が望ましい(気持ちイイ)、です。この事(気持ちイイかんじ)について異論はあまり出ないのではないかと思います。
では何が怪しいのか?
それは、そもそもスポーツ走行時にブレーキLSD機能による介入が発生しているのか否かが自分には分かっていない、という点です。
つまり、ブレーキLSD機能による制御が気持ち悪い!と実際に感じているのであれば、その介入をさせない仕掛けが必要ですが、私自身、実際にそのように感じた事はありません。と言うか、「これがブレーキLSD機能による介入だ」という判断が出来ていません。
分かってもいないのにいらないとは、、。ヒドい話しです、まったく。なんてヤツだ、オレ。。。
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という事で結局のところ何を言いたいかと言うと、ブレーキLSD機能による制御が残った状態でもスポーツ走行に悪影響は無いのではないか?と言うことです。
今日この時点でこのように考えている理由は、そもそもブレーキLSD機能は、ぬかるみなどからの脱出を目的とした機能であるためです。この目的から考えれば、ブレーキLSD機能は、停止時や極低速域でのみ機能する、もしくは、スポーツ走行に該当するような速度域(低めに見積もっても数十km/h以上)では機能しない、と考える事が自然のような気がするためです。こう考えれば、トラクションコントロールを無効にしてエンジン出力をアクセル量に応じて出させる状態とブレーキLSD機能を残すと言う状態を作り出す標準の「VDC OFFスイッチ」に矛盾は無いように思えます。
私自身を含むスポーツ走行好きの習性として、クルマの全ての機能や装置は速く走る為、エンジンパワーを最大に引き出す為の何か(封印を開放することも含め)に直結している&それを第一に考えていると思いがちですが、実際にはそんな事はありませんよね。であれば、ぬかるみから脱出することを第一目的として装備されているブレーキLSD機能(と言うよりも、「ABS&ブレーキLSD機能以外の動作を停止したVDC機能」と言った方が正しいですね)は、スポーツ走行の速度域では動作する必要は無いと考えられます。
(スポーツ走行の結果としてぬかるみからの脱出が必要な場合もあるようですが、、、私は未経験w)
さあ、困りました。分からなくなってきました。
ブレーキLSD機能、スポーツ走行時に邪魔な介入をしているのでしょうか?
VDC全オフ、ホントに必要だったのでしょうか?
こうなったら実走しかありません。
実際に走って比べてみるしかありません。
なんとも都合の良い事に、明日、ぐるぐる練習会です。
ただ、なんとも都合の悪い事にタイヤがかなりヤバい状態です。どうしたものか、、。
でも、ブレーキLSD機能の冤罪を晴らすには走るしかありません。
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サーキット | クルマ
Posted at
2017/07/24 17:38:27
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