
買わないんですけど、また試乗に行ってきてしまいました。
今回は自宅により近い日産のディーラーへ行きました。
試乗したのは赤のVersion S、マニュアルミッションで、前回の試乗車と同じ車両でした。
なぜまたしても試乗に行ったかというと、先日、信頼のおけるプロドライバーの方にRZ34はどうだろうか?という事を聞いてみたところ、スポーツ走行に関してはネガティブな事も言っておられたので、それを確認できればしてみたいという目的でした。
全てが軽いというのが前回の試乗の際の私の第一印象でしたが、そのプロも同様のことを言っていました。
そしてそのプロの方が特に気になったのはステアフィールとアクセルフィールで、いずれもダイレクト感に乏しいというものでした。
これがRZ34の試乗車。
これが自分のHZ34、インパネ以外、ほとんど同じようです、、。
さて、ステアフィールに関しては街乗りの試乗でもダイレクト感の無さを感じるのはその通りなのですが、これは現代風な味付けなんだろうと理解できなくも無いと思っていたので、自分としては悪い印象にはなっていませんでした。
が、実際にドリフトをさせたりすると感じ方が変わるのかもしれません。
ただ軽さそのものについては、Z34/HZ34の油圧パワステがRZ34では電動パワステに変更されているので、その味付けが、より軽快&安楽方向に振られていると言う事なのかもしれません。
そしてもう一つのアクセルフィールですが、、。
これがRZ34の足元。
こちらは自分のHZ34の足元。
シートも含めて全く同じなので、乗った際の違和感はゼロです。
で、アクセルフィールに関しては、やはり街乗りの試乗レベルでは全くヘンな感じはありません。
ただ、ドリフトさせる際にはアクセルを煽ったり色々とやり続けるので、先のプロの方はその際に違和感を感じたのかなぁ?と思いました。
とは言え、そればっかりは実際に走らせないと分からないですからね、、。
その上でひとつ気になったのは、プロの方が「アクセルを戻したのに回転が上昇した」ので、それが気持ち悪かったと言っていた事です。
その際にはその点を深く聞かなかったのですが、今になってみると、それはひょっとするとSモードをONにしてドリフトをさせたが故かもしれない、と思えてきました。
Sモードと言うのは一般にオートブリッピング等と言われているもので、日産の正式名称はシンクロレブコントロールってやつです。
これは非常に簡単な仕組みで、車速とシフト位置を検知して、それに合致するエンジン回転数に自動的に(瞬時に)合わせてくれるというものです。
ちなみに、ファイナルを変更してしまうと、車速、シフト位置、エンジン回転数の関係が狂ってしまうので、うまく動作しません(ファイナルのギア比によって、エンジン回転数が上方または下方に常にズレる)。
この機能は、もちろんクラッチを切っている時にエンジン回転数を合わせてくれるというものなので、そのプロの方はドリフト走行時のクラッチ断の際に自分の右足の操作とは無関係にエンジン回転数が変化した事が気持ち悪さにつながったのでは無いかな。つまり、アクセルフィールそのものが全体にヘンだったのでは無いのではないか。
と、理解しようとしています。
うーん。
でもこれって、RZ34を気に入っちゃっているので、良い方へ理解しようとしているんだよなってことは自覚しています。。。
ちなみに、シンクロレブコントロールについては雑誌やWeb記事などで「シフトダウンの際にエンジン回転を合わせてくれる」なんて書いてありますが、それは間違いで、ダウンもアップも全く関係ありません。
車速とシフト位置に合った回転数にするだけです(アイドル回転から上限回転の範囲内で)。
たとえば50km/hでクラッチを切って空走している際に、クラッチを切ったままシフト位置を色々と変えれば、そのシフト位置に合った回転数に随時変わります。
そもそも、今のシフト位置がシフトダウンされてのものなのか、アップされてのものなのか、なんてのを制御する方がよっぽど複雑かつ実利無いですからね。
さてさて、一般路での普通の試乗では確認できる事も非常に限られているので、自分としての結論は出ず、と言う状態です。
こちらおまけの画像。
RZ34の左ドア。
HZ34の左ドア。
RZ34の車内(Version S)。
HZ34の車内(Version ST)。
シートが違うように見えますが、展示されていた別のRZ34(Version ST)は、私のHZ34(Version ST)と同じシート形状でした。
車内外の色々をこうして比較してみると、キープコンセプトのかなり上を行く感じです。
がんばれ!日産!
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Posted at
2025/04/28 15:16:43