
8月末から1週間ほどZを入庫させていたのですが、その時のそもそもの主目的はリアサスペンションのブッシュ交換でした。
しかし、結果的にはブッシュ交換は当初の予定通りには実施できませんでした。
経緯を簡単に纏めると、今回のブッシュ交換に当たってはウレタンブッシュを探してWHITELINE製品に決めた上で、販社であるZ1 Motorsportsのネットショップから購入しましたが、いざ取り付けとなった時点でサイズが合わずに適用できない事が判明した、という事でした。
まさかやー。。。
というかんじでした、、。
ちなみに、交換を予定していた箇所はリアのロアアーム(青1&2、緑3&4)とラジアスロッド(=トレーリングアーム)(黄5&6)の計6ヶ所でした。
そして交換作業での結果は以下の通りでした。

判断に迷いましたが、最初に取り付けを行なって問題の無かった(サイズが合っていた)黄5のブッシュだけは交換する事としました。
今回のブッシュ購入に当たっては、商品の名称や品番と適用位置が不明確であったため、取り付け位置と該当する製品の品番の確認を、製造メーカーであるWHITELINEのチャットサービスなどを利用して事前に行ないました。
ですが実際には、WHITELINE製のZ34用のリアのロア側に適合するとされている商品は6個だけであり、Z34用のリアのロア側のブッシュも6ヶ所だけです。
そして今回はその全てを購入しているので購入漏れや購入間違いはありません。
そこで、万が一にも適用箇所を間違えている可能性があるのでは無いかと言う事で購入した全てのブッシュを全ての箇所に合わせてみましたが、残念ながら全てのブッシュのサイズが合う事はありませんでした、、、。
実際の作業は、最初に黄5のブッシュの交換が成功した後に緑3と緑4のブッシュを外した際にサイズ違いが判明したため、その時点での未装着の全て(5個)のブッシュを、これをアソコに、あちらにソレを、というパズル解決的確認を行なったという流れでした。
WHITELINEとは現車のアームとその寸法等を写真に撮ったもの等をもとにして何往復ものやりとりを行ないました。
こんな証拠写真を元にしたやりとりでした。
が、製造者であるWHITELINEの担当者とのやりとりは、最終的には「あなたからもらった情報は開発部門に全て伝えたが、応答が無い。また、これまでに10年以上も販売しているが一件の問題も無い。あなたのたった一件の特殊な問題にこれ以上付き合う事はできない。そもそもZ1Motorsportsから購入したのだから、そちらに問い合わせるべきだ」という返答に終始しての堂々巡りでした。
「自分の責任は果たしているのでこれ以上できる事はないです」という、欧米系の顧客対応担当者にありがちな超狭い視点での、、、と感じてしまいました。
シンプルに考えれば、サイズが違う事は明白なのですから、製造メーカーとして相応の対応やコメントがあって然るべきだと考えて当然だと思うのですが、これ以上のやりとりはエネルギーの無駄だと、、。
残念ながら、誠意を感じにくい対応でした。
それに引き換え、販社であるZ1 Motorsportsですが、こちらは何と返金に応じてくれました。ただ、これも相当数の往復のやりとりを重ねた結果ですが、、。
さて、今回の問題の原因として考えられる事は、北米仕様の370Zと日本仕様のZ34では、リアサスペンションのアーム類が同一では無いという事、もしくは、370ZとZ34は同じだけれども、Z34とHZ34で違いがあると言う事、くらいかなぁと思います。
そうなると、サブフレームと言うのかな?メンバーと言うのかな?も、同一では無いと言う事になりますよね。
そんな事って有り得るのかなぁ。。。
あとひとつ気になる点として、購入の際にWHITELINEのサイトのブッシュの適合検索をすると、今回購入したブッシュはZ33にもZ34にも適合するとなっていました(最新の掲載状況はわかりませんが)。
ただ、Z33とZ34はアームやリンクの形状はかなり似ているものの、実際には寸法が結構違うはずです。そして、例えばNISMOからもリアサスのブッシュは販売されていますが、それはZ33用のみでありZ34用はありません。これはZ33とZ34のブッシュはサイズが違うということを暗黙的に示しているような気もします。
ということはやはり、、、怪しいよなぁ、WHITELINE、、と思います。
ブッシュ交換を考えている誰かの参考になれば、、。
Posted at 2022/10/09 10:20:47 | |
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