メーカー/モデル名 | マツダ / CX-60 XDハイブリッド プレミアムスポーツ_4WD(AT_3.3) (2022年) |
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乗車人数 | 1人 |
使用目的 | レジャー |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
4
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満足している点 |
・まずはCX-60全体から、“クルマ好きが乗りたくて作ったクルマ感“、を感じられること。国産でこれを感じられるクルマはスポーツカー以外にはないと思う。 ・メカニズム好きは最高にツボにはまると思う(私がそう)。 |
不満な点 |
・走行中の音が多い(異音と言われても仕方がない) →アイドルストップからの始動音(FRで振動を抑えることが難しいのはわかる、トヨタもFR系への採用は最後発だったはず)、エンジン燃焼音(DCPCI→通常燃焼)、ギヤシフト音、EV走行+ブレーキの回生音・・・他。私は機構や構造もある程度わかっている為、むしろワクワクできますが、一般的ウケはしないと思う。 ・動的質感の観点からいうと、メカニズム関連で発生する音はマイナス。 ・したがって、メカニズムに興味のない人には、選びにくいクルマ(上記で指摘した“異音”にも関連)という評価は間違いない。 |
総評 |
日本車の枠組みを超えたと思われる各種の新機構、新機軸が盛りだくさんなのに、初期ロットですらこの完成度を示すCX-60には正直脱帽。マツダが進めてきたMBD(モデルベース開発)手法の最大の成果と言えると思う。 もちろんまだまだアラがあり、今後に向けた伸びしろもあるが、基本設計や狙ったスペックは間違っていないと思わせるには十分すぎると感じる。マツダ車全般もそうだが、CX-60も積極的に運転をした方が生き生きしてくる。(マツダが作りたいのは付加価値のあるクルマであって高級車ではないはず) CX-60もといマツダというメーカーは、きっと好き嫌いが分かれると思うが、クルマ好きであれば何か感じるものはあるはず。 日本におけるエネルギー需給を考えた上でリアルワールドではトヨタのTHSに並び、現時点で最高の回答を出してくれたと思う。 (納車されるまで正直発売が3年は早ければ、と思った自分を反省…) マツダが好きであれば間違いなくオススメ。 |
デザイン |
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・鼓動デザイン最新版解釈をついにFRプロポーションで表現され、非常に優雅なスタイル(顔つきは好みが分かれるのは理解します)。
→全体的なプロポーション、車体スタンスは抜群にかっこいいです。 ・ブレーキキャリパーの車体中央よりへの配置され個人的主観ですがかっこいい。 ・エンジンをフロントミッドシップ化させている点をスタイリングでも視覚化できている(直6は完全には無理だが、直4は完全にフロントミッドシップ)。 |
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走行性能 |
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・ステアリングタイロッド前引き+デュアルピニオン化でスムーズかつ剛性感もあり手応えが一定でフィーリング◯。
→ブレーキングでフロント荷重が増したフィーリングもしっかり伝わってくる。 ・ハンドリングは本当に素晴らしい。 →荷重の移動をステアリングフィールで感じ取れるSUVなんて、今まであっただろうか?(ポルシェマカンやその他一部特別仕様車を除く)アクセルでも姿勢変化(ここでいうところの荷重移動)ができるあたり、クルマの運転が好きな人が作ったことが理解できる。街中、高速、ワインディング総合しても、価格で考える同クラスにおいて動的質感は圧倒的なレベルだと言える。 ・フロントはハイマウントタイプのダブルウィッシュボーン、リヤは5リンクのマルチリンク(メルセデスタイプ)、それらの採用意図は操縦性からも感じられる。(3シリーズやX3、Z4、M3ですらフロントはストラット形式だというのに) ・パッシブタイプのサスペンションでこの守備範囲の広さは褒めるべきだと思う(街中が犠牲になっている感はあるが、好みによるところが大きい)。 ・ショックタワーにダイキャスト品を採用し、振動吸収性が格段に向上し振動・音の遮断が段違いになっている。 →国産車だと、GT-R、LC、LS等のGA-L車(先代クラウンも?)、GRスープラ(マグナ製だけど)位じゃないかと思う。 ・ラージ商品群というだけありクルマの巨大化パッケージングを考えている為か、バルクヘッド~ダッシュボード付近は非常に剛性があるように感じる。ここが弱いとステアフィールを始め、いいクルマ感が出ないはず。高級ラインの欧州車(とキャデラック等一部米国車)は一律アルミ押し出し材orダイキャストを使用している(が、CX-60は鋼板のままに見える)。 →ラージ群の中で一番小型なCX-60はその恩恵を最も受けていると考える。 ・アクセル操作時や停止中に踵に伝わる振動がほぼなく、フロア剛性が高い(実際どんな段差が来てもシャシーフロアがよれる印象は皆無) ・(走りにこだわる)マツダが初めて採用したパノラマルーフはとりあえず解放感が最高(走りのネガはあまり感じない)。 →ルーフパネルを剛性要素で考えておらず、フレーム本体での剛性確保が十分になったのだと推測。 ・そもそも48Vのマイルドハイブリッド車において、走行中にICEを停止させるのはすごいと思う。(欧州車のそれはコースティング走行になり、クラッチでICEを切り離しているだけ、もしくはニュートラル走行) ・走行中のエンジン停止はメーターを見るとわかる程度(気にしている人は気づけます)で、電動VVTをしっかりモノにしている。 ・(回生⇆物理摩擦ブレーキを切り替えているはずだが、操作中におけるその変化など)ブレーキフィール変化の違和感はほぼない。 ・直6という記号性と必要十分な動力性能。 →結構回さないと一般的な直6の良さはわからない(2000rpm程度だと新しい燃焼方法による音侵入が大きく、回転フィールがスムーズな印象は薄い)ここは、十分なトルクを出す為の大排気量化の手段が直6だったという理解でいいと思う。 ・トルコンレス8ATはMT車のようなダイレクト感はあり、カツンカツンと変速していく感じが新しい。 |
乗り心地 |
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・ピッチングセンターを車体後方へ飛ばしたことによる得たバウンス挙動については、今のところ一長一短があるような気がする。メリットとしてはステアリングの終始一貫したフィール、確かに縦揺れは不快に思わない点などはメリットと感じるが、(周波数があってしまった)うねった路面だとバウンス挙動が4、5回続くので違和感が少し残るし、この時にハンドルフィールが少し薄くなり残念。個人的にはうねる路面以外ではバウンス挙動は気にならず、足さばきのうまさを感じるくらいには乗り心地はいいと思う(国産車で同類のクルマはない)。ただし道路のインフォメーション通り(忠実に)揺れてはしまうのと、サスやシートを含めて張りがある印象がある(高弾性な感じと言えばわかりますかね)為、普通に乗ると固い(硬い)と言われてしまうのだと思う。総合的には新しい乗り物のライドフィールの提案として受け入れられるかどうかがキーになると思う。
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積載性 |
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DセグSUVとしては標準的なレベルは確保されている為、通常で困ることはないと思われる。
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燃費 |
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・燃費(特に実用燃費)を稼ぐ=環境への最大限の配慮、涙ぐましい努力を感じ、そしてそれは見事に体現されている(特に気を遣わずに街中18~20km/ℓは出る)。
・ICEとモーター(バッテリー走行)のどちらが効率がいいかとしっかりと見極めたうえで、それをうまく制御ロジックに落とし込めている →アクセルを戻す、ブレーキで即回生・充電、負荷の軽い惰性走行になるとエンジン停止(モータ走行)、アイドリングもHVバッテリーへ充電。30分くらい街中や郊外を走ると、合計で10分くらいエンジンが停止する(アイドルストップ含む) ・そもそも48Vのマイルドハイブリッド車において、走行中にICEを停止させるのはすごいと思う。(欧州車のそれはコースティング走行になり、クラッチでICEを切り離しているだけ、もしくはニュートラル走行) ・走行中のエンジン停止はメーターを見るとわかる程度(気にしている人は気づけます)で、電動VVTをしっかりモノにしていると思う。 |
価格 |
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CX-60でマツダが示したい世界観に同意できれば、安く感じられると思う。またマツダに興味がなくても、内装や外装の質感に共感できるのであればそこまで高くはないと思う。しかし、現状の価格で買えるのは今のうちだと思う。気になる方は早いうちに…。
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故障経験 | 特になし。 |
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