2Ch オールFET DCパワーアンプ(APA4160改 参号機)完成
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
初期調整が終了し、基本的なテストや試聴をしました。
とりあえず、合格といたしましたので、参号機となりました。
2
内部配線は、結束バンドで要所ごとに固定しました。
大きなコンデンサ等の部品はゴム糊系の接着剤で固定しました。
3
信号発生器とオシロスコープを繋いで、出力電圧・波形を視ます。
写真の赤線は入力信号で、縦軸スケールは500mV-div、黄色線は出力で5V-div、出力負荷は8Ωの抵抗です。
入力信号のひげ状のものは、パソコン用スイッチング電源(12V)からのノイズと思われます。
20KHzのサイン波で2VP-Pの信号を入力したところ、出力は約25.0VP-Pとなりました。倍率は12.5となりました。
入力1 KHz サイン波で4VP-Pを入力し、オーバードライブしたところ、出力は約46VP-Pを示し、また±共に同程度クリップしていましたので、ドライブ段の設定は適正のようです。
最大出力は、ほぼ電源電圧までスイングできましたが、最後はサイン波の頭が鈍ってきますので、実用的な最大出力は±22V程度で、30W(8Ω)位です。
4
入力20KHzの三角波です。直線性やクロスオーバーも良好です。
(画面表示のスケールは上記と同じ設定。)
5
いよいよ試聴対決です。 ・
使用機器はサブシステムで行いました。
自作の電流出力DAC(金田式N0.220 PCM1794)NiH電池電源十電流電圧変換器(IVコンバータ)アルカリ単三電池電源
パワーアンプ:ソニー333ESX改及び本機(鉛バッテリー電源)
スピーカー:スーパースワン(自作)です。
DACの上に乗っている電流電圧変換器(IVコンバータ)を作っていましたので、試聴報告が遅れました。
6
ソニー333ESX改はケースと放熱器のみオリジナルです。
入力セレクター十ボリューム付のオールFET DCパワーアンプ(金田式N0.133)
となっています。
回路の違いは2段目で、カスコード差動アンプ十定電流吸込み回路のプッシュプル駆動となっており、一段と強力な構成です。
終段のFETは2SK1056で、シングルドライブとなっています。
使用している電子部品は、本機とほぼ同等のもので、金田式指定の高価な部品は使用していません。
その面では対等です。内部をお見せするのがちょっと恥ずかしいです。
7
スーパースワン(自作)です。
自作界では有名です。10cmフルレンジスピーカー(フォステックスFE108Super)でバックロードホーンスピーカです。
低音はあまり伸びていませんので、中音(ボーカル)メインでのヒアリングとなります。
8
本機:スッキリ爽やかな音です。情報量も多くこれだけ聴いている分には特に問題ない音です。低域は少し締り気味ですが、バックロードホーンの癖を制御しているとも言えます。
声質は歌手が少し若返ったかのような鳴り方です。
全体的には、ビールで例えるとスパードライ的な感じかな?(例えが悪くすみません)
残留ノイズは、スピーカーに耳を付けて聞きましたが、ソニー333ESX改と同程度ですが、スイッチング電源関係のピーピー音がほんのわずか聞こえます。
少し離れれば聞こえません。
今後、エージングが進めば音質の向上が期待できます。IRF530は使える事が判りました。
ソニー333ESX改:全体的な音色は同じ傾向ですが、押し出し感が一枚上手です。
また、声の響きや余韻といったところにアドバンテージがあります。
一方、よく響くので、バックロードホーンの箱鳴りが気に掛かる時もあります。
同じくビールに例えるとエビス的な感じです。
どちらを取るかと言えば、私はエビスビール~です。
まあ、投入した物量や回路を考えると、当たり前と言えば当たり前のような結論です。
もう少し、家で慣らし運転とVO計測・調整をして、安全性を確認後、車載したいと思います。
とりあえず、参号機の報告はこれで終了いたします。
本機が無事稼働することが確認できましたので、同じ回路でTV用のパワーアンプを製作する予定です。
長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
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