ファイナル交換　3.769→4.083

デフを下ろします。
もうアリーナさんは慣れたものです。

この時点でのバックラッシュを９０°ピッチで測っておきます
0.10、0.11、0.11、0.10でした。
基準値は0.08～0.13です。
オッケーでしたね。

ドライブピニオンとリングギアを交換します。
ショートパーツとして、各ボルト、スナップリング、ガスケット、ディスタンスピース、ベアリングの準備が必要です。
詳しくはあえて述べませんが、単純にドライブピニオンとリングギアの交換だけでは適正な当たりが出せません。ピニオン側のシムの厚みも重要です。（こういう数値を企業秘密（笑）とでもいうのでしょうか）

ピニオンを仮組み規定値トルク（プリロード１．１２～１．７Nｍ）で組み込んで、デフのバックラッシュを取ります。
スナップリングは当初Ｌ、Rが４．０８、４．１０でしたがこの時点では４．１２、４．０６でバックラッシュが０．１でした。

もちろん歯当たりも確認します

アリーナにはスナップリングも3.66～4.42の全種類が常備されていますので、安心です。
デフ関係は繊細な作業が必要です。
みなさん、豊富な経験と知識のあるアリーナへどうぞ。

ディスタンスピースを圧入します。
このあと、ケース内を清掃してピニオンをプリロード１．２２～１．８の規定値に納め、組み付けをしていきます。

本組のバックラッシュを測定します。
ここではスナップリングを４．１４と４．０４に交換、バックラッシュはオール０．１でした。