
久しぶりにライブに行って来ました。
「キングクリムゾン」広島公演。
(少し長くなるかもなので興味ない方はスルー してください。)

チケット代がSS席 20000円、S席 16000円とけっこう高額なため躊躇してしまいチケット購入が遅れたためあまり良い席は諦めていたのですが(もちろんS席)会場に入るともの凄く良い席でビックリ。
ステージまでは20mくらいでメンバーの顔をハッキリ見えそうな距離です。
そもそもなぜ今回躊躇したかと言うと今回メンバーで知っているのがロバート フィリップ(リーダー、ギター) 、トニー レヴィン(ベース)、メル コリンズ(サックス、オーボエ、フルート etc) の3人だけで高額なチケット代の元が取れるのか?
ドラムセットが3セット、最前列に並んでいる不思議なステージを見つつ待っていると「絶対に録音、撮影は辞めて下さい。」っとくどいくらいアナウンスをしています。
どうやら他の会場で録音をしている輩がいたみたいです。
さてライブの始まりです。
今回のライブは途中休憩を挟んで2部構成。
1部は2曲目からレッド〜エピタフ〜太陽と戰慄などの名曲を披露、出し惜しみはしません。
古い曲はトニーレヴィンは普通のフェンダーベースを弾いていましたが最近はステック ベースのイメージがあるので少し違和感を持ったのは私だけではないでしょう。

もちろん半分の曲はこのチャップマン スティック ベースを使用していました。
本当にこの方はベースのポジションなのにものすごい人気があります。
一曲が10分以上ある曲が多いので1部はあっという間に終了。
休憩の間にトイレやグッズを買う方が大勢いましたが人気のTシャツはライブ前には売り切れになるので買えなくて残念がっている方も多かったです。
私はライブ前にパンフレットと共に購入したのでOK。
2部もイージーマネーやスターレスなどの名曲からのアンコールは21世紀の精神異常者で締めくくりです。
最近はアンコールに応えてくれるミュージシャンが少ないのでこれは嬉しかったですね〜。
さらに嬉しかったのがカメラが趣味のトニー レヴィンは全ての演奏が終わると観客の様子をカメラに収めます。
この時を「トニーズタイム」と呼ぶらしく観客も写真を撮らせてくれるのです。
ライブの感想といえば「キングクリムゾン」のライブは実に盛り上がりません。(笑)
なぜか。
①先ず観客が演奏そのものを観に来ているので普通のロックライブのように立ち上がったり拳を上げたり歓声を上げてことが全くありません。
観客が立ち上がったのは全ての演奏が終わった時とアンコール終了の時だけ。
クラッシックコンサートを聴きに来た感じだと思ってください。
②ボーカルパートが非常に少なくほとんどがインスツルメントが多い。
③既に神格化すらしているリーダーの ロバート フィリップがほとんど目立たない。
演奏のポジションがステージの一番右端の奥。
彼はず〜と椅子に座ってギターを弾くのですがその姿も上体はほとんど不動でまるで蝋人形が弾いているみたいです。(笑)
④今回のライブの特徴であるトリプルドラム。
ステージ全面で3人のドラマーがず〜と叩いているのですがそのドラムの後ろに少し段差のあるステージに他の楽器のメンバーのポジションがあります。
ですが皆、そのポジションから1mも動きません。
⑤メンバーが全員話すらしません。
挨拶もライブの終了時にサンキューとありがとうを聞いたような気がしますが恒例のメンバー紹介すらありませんでした。
なので表面上は全く盛り上がりません。
でも彼らの圧倒的なテクニックとパワーに観客は皆、感動して帰ったことでしょう。(私も含め。)
ピンクフロイド、Yes、ABW&H、Zeppelin、レインボー、クラプトン、ジョージーハリスン、ブライアンメイ、コージーパウエル、ジェフベック、パットメッセーニやイタリアのロックバンド等、地方に住んでいる割にはかなりの大物を観たのではないかと思いますが現実的に観れるバンドとしてはキングクリムゾンが最後の大物かな〜。
まだ東京公演のチケットが少し余っているみたいなので興味がある方はぜひ。
Posted at 2018/12/15 20:50:03 | |
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