目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
R30のドア ストライカーは中のシャフトと周囲の樹脂カラーの間に空間があり、新品の時には硬いグリースのような物が充填されています。これが経年劣化によって充填物が無くなり、樹脂カラーがグラグラになってドアの閉まりが悪くなる原因となります。ところがU12ブルーバードの物はシャフト径が拡大されていて樹脂カラーとの間に隙間が無い構造である事を発見し、25年程前にU12の解体車から外して来たストライカーを使っていました。このストライカーも流石に樹脂の部分が擦れてきているので次の策を考えようと思います。
因みにR30のグラグラになった樹脂カラーを取り外してしまうと、ドアの閉まりは更に悪化するばかりか音質も耳障りな金属音になったりと踏んだり蹴ったりです。
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このタイプのストライカーが使用されている車両は最近では全く見掛けませんが、驚いた事に未だに新品が出ます。しかも、日産から純正部品を購入しても某オークションに出品されている物ほど高くありません。製造廃止前に購入すべきという使命感から、ことぶき号用も含めて6個購入しました。
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マスキングテープで現状の位置に印を付けてからストライカーを取り外します。ネジは結構なトルクで締まっていますので、メガネレンチを併用してプラスドライバーの軸方向に力を掛けながら緩めます。いくら新品のストライカーが入手できても既存の物が外れなければ意味がありませんからね。先に言っておきますが、そーゆーオチは要りませんので。
4
一度に両方のネジを外してしまっても裏側のブラブラしている金具は落下しません。汚れが溜まっていたので、水拭きしてからブリスを塗り込んでおきました。
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新旧比較です。左側が新品で右側がU12の物です。形状やクロメートメッキにも変更は無く、同じ物という認識で良さそうですね。グラグラになるタイプも見た目は同様です。R30に使われているストライカーの品番は80570-01L00、今回購入した物は80570-41L00で、ハイフンの次に位置する番号のみが変わっています。これは部品変更時に連番で変わったものなのでしょうか? もしそうだとすれば、0から4迄のどのタイミングでグラグラタイプが消滅したのでしょうか?おっと!これはR30の謎シリーズの展開ですね(笑)
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マスキングの位置を目印に、新しいストライカーを取り付けます。ネジも錆び防止の為にポリメイトを塗っておきました。
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ノブを引いたままでドアを開閉してみて、キャッチ部分との異常な干渉が無いかを確認します。位置が良ければネジを本締めします。こうして見てみると、ドアはヒンジで支えられているだけで本当に宙に浮いてるような物なんですよね。
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助手席側も同様に交換して作業終了です。綺麗になりました。無傷の樹脂カラーが未だバージンである事を物語ります。それにしても、2ドアはいくらこの部分を調整したところで4ドアの開閉音には絶対に敵わないのが残念な点です。R30の4ドアの開閉音よりも良い音がする車には未だに出会った事がありません。あの見事に調律された音色は本当に秀逸だと思います。
グラグラになるタイプのストライカーも何かしらの理由があってあの構造なんだと思いますが、耐久性に難アリと言わざるを得ません。しかし、いつのタイミングかは不明なものの改良されていた事には好感が持てます。そして何より新品が出るのが有り難いですよね。
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