フロントブレーキパッド&ローターの交換その２

その１からの続きです。
古いローターが外れたら、逆の手順で、新しいローター、キャリパーハウジング、新しいパッドを付けます。

キャリパーを取り付ける前に、キャリパーのピストンを戻します。
ウォーターポンププライヤー等の工具でも、ピストンは戻りますが、私はSSTの「ディスクブレーキセパレーター」を持っているので、そちらを使用しました。
専用工具だけ有って、作業効率は抜群です。

この工具で、ピストンを押し戻します。
注意すべきは、ピストンを押し戻すと、ブレーキフルードが逆流して、リザーバータンクに戻るので、リザーバータンク内のフルードが溢れ出す可能性が有る事です。
リザーバータンク内のフルード容量を確認しながらピストンを戻して行き、万一溢れ出しそうになったら、タンクから、何らかの方法でフルードを抜きます。

ピストンが戻れば、キャリパーをキャリパーハウジングに固定して完成です。
注意すべきは、キャリパーのピストンが完全に引っ込んでいる形になっていると思われますので、全ての作業が終了した後、ブレーキを何回か踏み、ピストンのアタリを出すのを忘れない事です。
万一これを怠り、クルマを発進させると、ブレーキが効かず、事故を起こす可能性が有るので、最後まで気を抜かない様にします。