V-max ハイテンションコード　交換

昨日は全国的に強い雨が降ったようです。
が、関東地方は昼過ぎから晴れてきました。

夜になってエンジンをかけるためにセルを回したところ、それは起こりました。
セルは回るんだけどなかなかエンジンがかからないのです。
かかりそうになるのですが、回転があがらずアクセルをあおるとストールします。

おかしいなと思ってよく見るとこのざまです。
(写真は漫画チックに再現しています)


リークしています。
しかも、ヒートガードの樹脂と、シリンダーヘッドの間でスパークしているんです。
なぜに樹脂と金属の間で???

雨が上がってその後晴れて気温が上がったため蒸し暑くなっていました。
とはいえ春先、日が落ちると気温が下がり、あっちゃこっちゃに結露しています。
結露して薄い水の膜ができたヒートガードは導通する状態になっていたようです。

思わず苦笑いしてしまいました。うわさには聞いていましたが線香花火のようなリークを見るのは初めてでした。
が、とっとと直します。

以前から気にはなっていたんですが、手を入れるのが大変なのがわかっていたので、後回しにしていました。

V魔のハイテンションケーブルは少し特異なようで7φです。
通常のハイテンションケーブルは8φのようで、イグニッションコイルに若干太いケーブルを挿入するため、ネットでは色々な先達が
ケーブルを途中で継ぐとか
外を一皮剥く
などの涙ぐましい努力をされています。


南海でええもん見つけました。

キジマのものです。
ミニ4stのコーナーにありました。外径7φです。ノギスを貸してもらって計ってご購入しました。
￥1,365

リアの1番3番は簡単です。
シートを外してやればすぐにアクセスできます。

なんか変でしょ。
そうなんです、実は以前純正のハイテンションケーブルが錆びて緑青がふいているのを見つけて交換したんです。
当時は上記キジマのものを探し出せずに、色々近場をめぐった結果オートバックスで売っているカーオーディオ用のアーシングケーブルにめぐり合ったのです。こいつも外径は7φでしたので無加工で付きました。

純正のハイテンションケーブルは1φ以下の単線の銅線でした。
こいつはかなり太目の撚り線で、見た目の抵抗値は純正より低くなりそうなんで、ままよと思いつけていました。実は高周波のインピーダンスがどうなるのか気にはなっていましたが..

純正のハイテンションケーブルや市販のハイテンションケーブルがなぜに芯の導線の径が細く、被覆が分厚いのか今回のトラブルでやっと理解できました。被覆を分厚くして絶縁抵抗値を稼いでるんでしょうね。

線の交換後の古い導線との対比図です。
いやープラグにあたるゴムキャップの部分が見事に劣化していますね。
今回は見なかったことにして、プラグキャップの抵抗値も規定値の10kΩだったので良しとします。連休初日ですしパーツも入りにくいでしょうしね。

1番が劣化していました。3番はOK

前バンクの2番4番のイグニッションコイルです。
ここが手が入りにくく苦労するところです。

外すのはまだしも良いんですが、つけるのに非常に苦労します。
が先に2番を外し、つけるときは4番からということをやれば、何とか対処できます。

こいつは新品ケーブルをつけた2番4番のプラグキャップ。

4番が少しやられています。

4番を取り付けた状態

乗った感じはあまり違いがよくわかりませんでした。
もう少し低速側で気持ち良くなることを期待したんですが..

また同調がずれている可能性がありますので、同調を取りに行く必要があります。
明日にします。


5/22追記
結局プラグキャップを新品にしました。
写真は古いやつ。ゴムがひどく劣化しているのがわかると思います。アフターマーケットのプラグキャップは抵抗が入っていないものがあり、インピーダンスマッチが取れなくなるはずなので、パスします。

1FK-82370-00　 プラグキヤツプアセンブリ 　　￥1,481
×3で￥4,443
ひとつは去年気が付いてあまりにもひどかったので交換済みです。

5/28追記
交換後、幸いにも(不幸にして)かなりまとまった雨の中を走らざるを得ない状況になりました。5/23は一日中雨でしたが月曜日から出張のため、なんとしても日曜日中にV魔で東京の寮までたどり着く必要がありました。


雨具もなしで走り出したのですが、東京に付くころにはパンツの中までびしょびしょに濡れるぐらいひどく降られました。今までだとこんな雨の状況では回転を落とすとミスファイヤーしていたのですが、ミスファイヤーもほぼ無く、安心して東京までたどり着けました。