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朝比奈武弘(Pix_eos)のブログ一覧

2024年08月17日 イイね!

特装最前線 Vol.16

特装最前線 Vol.16いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。今回は事故処理車や誘導標識車、ステレオカメラ車特集です。

事故処理車は交通事故現場において道路規制や事故調査を行う為の車両で、事故現場以外でも車内に積んだパイロンや矢印方向板、ルーフ上に装備している誘導標識を使用して交通規制や検問等を行うこともあります。

平成初期ごろまでは日産セドリックバンやトヨタクラウンバンをベースにした事故処理車が使用されていましたが、現在は日産キャラバンやトヨタハイエースをベースにした1BOXタイプの事故処理車が主流となっています。

画像の車両は2012年度に国費で配備された事故処理車で、日産5代目(E26)前期型キャラバンをベースにした車両です。撮影時は防災訓練に使用されていたので車内に発電機を積載しており、他にも車両通行止めの看板などを積載しています。

ルーフ上にはサーチライトと誘導標識(電光掲示板)を装備しており、誘導標識は前後方向に「事故」、「検問」、「→→」、「←←」の4種類の表示が可能となっています。誘導標識上部にはパトライト製エアロソニックシリーズ(AJS)を主警光灯として装備しています。

2012年度に国費で配備されたE26前期型キャラバンの事故処理車は前面赤色灯がパトライトLPS-MA-Rでしたが、2013年度以降に配備された車両は同社製LP3-M1-Rに変更されています。主警光灯や誘導標識、サーチライトに変更はありません。

同じく日産5代目キャラバン(E26型)前期型キャラバンをベースにした事故処理車ですが、国費配備車ではなく静岡県費で配備された車両です。国費配備車では誘導標識や前面赤色灯としてパトライト製のLED式補助赤色灯のLPS-M1-Rを装備していますが、県費配備車では省略されています。ルーフ上にはパトライト製サーチライトと流線型赤色灯(HKFM-K)を装備しており、E24型キャラバンの頃はこの部分が単円筒形赤色灯でした。

主警光灯はパトライト製ワイドビーム(NZ-L)となっており、バックドア右下部にはこの車両を艤装(架装)したケイショウ車体のステッカーが貼られています。県費配備車は基本的に誘導標識を装備しておらず、車載した矢印方向板やパイロンのみで交通規制を行うことになります。

こちらは警視庁所轄警察署交通課で使用されている事故処理車で、都費で配備された車両です。屋根上の主警光灯は前側がパトライトエアロブーメラン、後ろ側が同社製ワイドビームとなっています。

警視庁ではロールーフ車の事故処理車の他に、ハイルーフ車をベースにした事故処理車も導入されています。こちらも誘導標識は非装備で、中期型キャラバンをベースにした同車は前後の主警光灯がパトライトエアロホーク(ALS)となっています。

こちらは同じくE26型キャラバンをベースした事故処理車ですが、中期型ベース車となっています。サーチライト等に変更はありませんが、主警光灯がパトライトワイドビームから同社製のエアロウイング(AZシリーズ)に変更されています。

別日に撮影した上記のE26中期型キャラバンベースの事故処理車ですが、荷室側面窓ガラスに上記画像撮影時には施されていなかった3つの柱ラッピングが施されています。3つの柱は県内で行われている交通安全運動の1つです。

新潟県警察にも県費でE26中期型キャラバンをベースにした事故処理車が県費で配備されており、こちらの車両の主警光灯はパトライトエアロソニックとなっています。しかし他県の車両では車体後方に装備していることが多い主警光灯ですが、新潟県警察ではBピラー位置に装備しています。

同じく中期型キャラバンをベースにした事故処理車ですが、国費配備車となっています。2019年度以降に導入された事故処理車ではバックカメラが導入されており、ルームミラー位置にはバックモニターを装備しています。

誘導標識には先述の通り4種類の表示が可能となっていますが、こちらの車両は陽が当たって4種類全ての表示がされてしまっています。主警光灯は前期型同様にパトライトエアロソニックとなっており、前面赤色灯は同社製LP3-M1-Rとなっています。

国費配備車に似ている日産5代目(E26型)前期型キャラバンをベースにした事故処理車ですが、こちらは神奈川県警察所轄警察署へ2015年度に県費配備された事故処理車です。国費配備車では主警光灯がパトライトエアロソニックでしたが、県費配備車のこちらでは同社製ワイドビームとなっています。

同じく県費配備された車両で、こちらは2017年度に配備された中期型キャラバンをベースにした車両です。こちらも国費配備された車両と異なり、赤色灯がパトライトワイドビームに変更されています。

その隣には2022年度に県費で配備された後期型キャラバンをベースにした事故処理車が。国費配備車と異なり主警光灯はパトライトエアロウイング(AZSシリーズ)で、サーチライトとの間には同社製流線型赤色灯を装備しています。

日産4代目(E25型)キャラバンをベースにした事故処理車で、2001年度から前期型をベースにした車両が国費で配備されており、2006年度以降には後期型の車両が国費配備されました。2007年度以降は前面赤色灯としてハロゲン式のものが追加されており、主警光灯はいずれもパトライトエアロソニックとなっています。

国費配備車輌はルーフ上に電光掲示板(誘導標識)を装備しており、フロントグリル部にハロゲン式の前面赤色灯を装備(2007年度以降)していますが、車体価格を抑える為か非装備となっています。

主警光灯はパトライトエアロソニック(AJSシリーズ)で、同社製サーチライト(HS-A)の間には流線型回転赤色灯(HKFM-K)を装備しています。以前はサーチライトの間に装備する赤色灯は流線型回転灯ではなく、同社製単円筒形(HKM型またはSKC型)を採用していました。

こちらも同じく日産E25後期型のキャラバンをベースにした事故処理車ですが、上記の車両よりも少し後年になって県費で配備された車両です。

サーチライトや主警光灯の配置に変更はありませんが、車体後部の主警光灯がエアロソニックシリーズから同社製ワイドビームシリーズ(NZ-L)に変更となっています。

同じくE25後期型キャラバンをベースにした事故処理車ですが、こちらは神奈川県警察所轄警察署に2008年に県費で配備された車両です。フロントグリルにはハロゲン式の前面赤色灯を装備しています。

後述するステレオカメラ車にも入れられていますが、県下で使用されている事故処理車等には黄色と黒色の警戒色マーキングが入っています。詳しいことは不明ですが、これは高速道路上等で追突される危険があるので県警独自で車両に入っているようです。

こちらはトヨタ4代目(100系)後期型ハイエースをベースにした事故処理車で、国費では1999年度より配備されましたが、画像の車両は1998年度に県費で配備されています。県費配備車ではありますがルーフ上に電光掲示板を装備しています。

国費で配備された事故処理車では両側スライドドアのバンをベースにしていますが、県費配備車のこちらでは片側スライドドアのバンをベースにしています。ルーフ部にはパトライト製のドーム型サーチライト(HS-A)を装備しています。

電光掲示板には4種類の表示をすることが可能で、赤色灯はパトライトエアロソニック(AJSシリーズ)を装備しています。県費配備車ではサーチライトとの間に流線型赤色灯を装備している事が多いですが、こちらの車両では非装備となっています。

トヨタ5代目(200系)後期型ハイエースをベースにした事故処理車で、国費では前期型と中期型のハイエースをベースにした車両が配備されていますが、後期型ハイエースをベースにした車両は国費では現時点では存在していません。

国費配備車にはルーフ上に電光掲示板を装備していますが、県費配備のこちらでは非装備となっています。荷室側面窓ガラスには2021年頃から、県下の事故処理車やステレオカメラ車等に施された「3つの柱」というラッピングがされています。

ルーフ上には基台が設けられており、その上にパトライト製サーチライト(HS-A)が2基と、中央部に流線型赤色灯(HKFM-K)を装備しています。ルーフ上には対空表記で、交通用車両である50番代のコールサインが記載されています。

車体後部には主警光灯としてパトライトエアロダイナミック(HZSシリーズ)を装備しています。県警では200系前期型ハイエースも県費配備されておりますが、そちらはほぼ同仕様ですが、主警光灯はエアロソニックとなっています。

事故処理車と似たような見た目で誘導標識車という車両も国費で配備されており、画像の車両は岐阜県警察のトヨタ5代目(200系)前期型ハイエースをベースにした誘導標識車です。

この車両は2008年度と2009年度に国費で導入されており、基本的な造りは国費配備車の事故処理車と同じです。誘導標識上の主警光灯はパトライト製エアロソニックを装備しており、同社製のサーチライトを2基装備しています。

ルーフ上に装備した誘導標識は事故処理車と異なり後方のみ表示可能となっており、事故処理車よりも多くの文字が表示可能となっています。表示する文字は事故処理車では赤色の文字のですが、誘導標識車では赤色の他にオレンジ色でも表示可能となっています。

こちらは同じく岐阜県警察の車両で、2017年度に国費配備された日産5代目(E26中期型)キャラバンをベースにした誘導標識車です。赤色灯は先述のハイエース同様に、パトライト製エアロソニック(AJS)を装備しています。

こちらは静岡県警察所轄警察署に配備されている車両で、岐阜県警察の車両と同じく2017年度配備車のE26型キャラバンの中期型をベースにしています。基本的に誘導標識車は高速道路交通警察隊で使用されることが多いですが、所轄警察署交通課に配備されることもあります。

2018年以降に導入されたE26中期型キャラバンをベースにした誘導標識車では、主警光灯がパトライトから名古屋電機フリックスに変更されています。誘導標識自体もパトライト製のものから、名古屋電機製のものに変更されています。

こちらの日産4代目(E25型)後期型キャラバンをベースにした誘導標識車は警視庁所轄警察署交通課に都費で2012年度に配備された車両です。国費配備車では前面赤色灯は丸型ハロゲンでしたが、都費のこちらはパトライト社製のLED補助赤色灯LP3-M1-Rを装備しています。

ルーフ上に装備する誘導標識はパトライト製のもので、赤色灯も同社製エアロソニックとなっています。サーチライト等は国費配備車と差異はないかと思われますが、荷室ガラスにはスモークフィルムが貼り付けられています。

画像の車両は2008年度に山梨県警察に県費で高速道路用多目的事故処理車として導入された車両で、トヨタ4代目(210系)後期型ハイラックスサーフをベースにしています。

配備当初は高速隊にて運用されていたと思われますが、撮影時点で所轄警察署にて運用されていました。ルーフ上にはパトライト社製のサーチライトを2基装備しており、誘導標識を装備しています。

SUVをベースにした誘導標識車は他にも存在しており、こちらは大阪府警察高速道路交通警察隊のトヨタ100系ランドクルーザーをベースにした誘導標識車です。他県の高速隊にも100系ランドクルーザーをベースにした車両が存在しますが、いずれも県費で配備されています。

広島県警察高速道路交通警察隊にもSUVをベースにした車両が配備されており、こちらはマツダ初代CX-5をベースにしています。この車両は2014年11月にモニター車両としてマツダから提供されたもので、この誘導標識車は唯一の仕様となっています。

警備部機動隊でも誘導標識車に似た車両が配備されており、こちらは警視庁第五機動隊で使用されているエリア検問車という車両です。2007年度に国費で配備された車両で、2008年度に国費で配備された誘導標識車と異なり前面赤色灯は非装備となっています。

誘導標識車と異なり白黒塗装ではなく白一色となっており、サーチライトは非装備となっています。誘導標識上の主警光灯はパトライトエアロソニックですが、ルーフ前側にはパトライト製流線型赤色灯(HKFM-K)を装備しています。
こちらは第七機動隊の車両で、警視庁以外では大阪府警察や神奈川県警察等の大規模警察本部に配備されているようです。パイロンや停止旗等の資機材を搭載しており、誘導標識部に検問と表示することもあるようです。

こちらの車両はステレオカメラ車という車両で、2018年度に国費で配備された車両です。車内に立体画像を撮影可能なステレオカメラを装備しており、屋根上にはステレオカメラを出す為にスライドする屋根を装備しており赤色灯はそのスライド屋根と干渉しないように基台の上に装備しています。

ステレオカメラ車は各県警本部の交通鑑識等で使用されている他、所轄警察署の交通課にも配備されており、ステレオカメラを使用するような重大事故発生時以外は普通の事故処理車として使用されています。

同じく日産E26前期型キャラバンをベースにしたステレオカメラ車で、こちらは警視庁交通部交通捜査課の交通鑑識で使用されている車両です。交通鑑識の車両は死亡事故等の重大交通事故現場に臨場し、証拠採取や現場状況の撮影を行います。

配備当初はバックミラーのみですが、警視庁の車両は後付けでバックカメラを装備しています。いずれもスーパーロングのハイルーフをベースにしており、両側スライドドアを装備しています。

画像の車両は神奈川県警察所轄警察署交通課で使用されている日産3代目(E24型)後期型キャラバンをベースにしたステレオカメラ車で、県費配備された車両になります。

サーチライトは国費配備車の物と異なり小糸製作所製のもので、車体後部に装備した主警光灯は国費配備車同様にパトライトエアロソニックとなっています。バックドア部には神奈川県警察の事故処理車に入れられた黄色と黒色の警戒色マーキングが入れられています。

神奈川県警察所轄警察署交通課に県費で配備されていた日産E24個後期型キャラバン事故処理車。フロントグリル部には丸型のハロゲン式前面赤色灯を装備しており、誘導標識は当時の国費配備車と同様になっています。

ルーフ上には小糸製作所のリモコン式サーチライトのRSL-12型というサーチライトが2基装備されており、パトライト社のものと異なり角型のものとなっています。

こちらの車両もバックドア部には警戒色のマーキングがされており、誘導標識上にはパトライトエアロソニックを装備しています。こちらの車両は数年前に撮影したので、流石に現在は退役しているんじゃないかと思われます。


今回は以上です。

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Posted at 2024/08/17 15:54:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 特装最前線 | クルマ
2024年07月26日 イイね!

2024年前半 遠征訪問まとめ

2024年前半 遠征訪問まとめ2024年も折り返し地点を過ぎたので、イベント個別記事に記載しなかったものや遠征時に撮影したものを紹介していきたいと思います。












1月

4日に島田市役所付近で行われた令和6年島田市消防団出初式終了後に市役所裏にある公用車置き場を見ると静岡市消防局島田消防署に昨年配備されたばかりの水槽車が置かれており、水槽車が出るのを待っていると防災車や給水車が集まってきました。

この日、元日に発生した能登半島地震で被災した富山県氷見市からの加圧式給水車の派遣要請を受け、姉妹都市提携を結ぶ静岡県島田市が水槽車と給水車を派遣させました。先頭を走るのは島田市の日産C25前期型セレナ防災車。

その後ろを行く島田市水道課のいすゞ6代目前期型エルフ給水車。この給水車には3,900ℓの飲料水を蓄えており、車体後部には4口の蛇口を接続可能なパイプを装備しています。

続く静岡市消防局島田消防署のいすゞ5代目後期型増トンフォワード水槽車。静岡市消防局では発災当日の1日より緊急消防援助隊として派遣されていますが、こちらの車両は緊急消防援助隊の車両ではなく、島田市の車両として派遣のようです(ただし派遣される職員は静岡市消防局の職員)。

出発の様子は動画でも撮影しています。

8日神奈川県内某所では成人式に現れる違法改造車両対策で、神奈川県警察交通部交通捜査課暴走族対策室の日産Y31後期最終型セドリック覆面パトカーが県内の成人式会場付近を警らしていました。

会場駐車場には式典参加者や式典関係者の許可証を持った車両や警察車両のみしか入ることができないので、駐車場手前で反転式赤色灯を起立させて誘導する警備員らに警察車両であることを示していたようです。

14日は静岡県磐田市の磐田市民会館「かたりあ」で令和6年磐田市消防団初出式(出初式)が執り行われました。基本的には式典のみなので、車両の退場をメインに撮影しました。退場する磐田市消防団豊岡方面隊第2分団の三菱ふそう6代目後期型キャンター可搬ポンプ積載車。

磐田市消防団豊岡方面隊第3分団いすゞ6代目中期型エルフ可搬ポンプ積載車。こちらの車両は磐田市消防団に一時期配備されたオールシャッタータイプの可搬ポンプ積載車ですが、少数配備に留まっているようです。

磐田市消防団見付方面隊第4分団トヨタ200系後期型ハイエース多機能型ポンプ車。車内に可搬式ポンプとチェーンソー等の救助資機材を積載しており、普通免許で運転可能な車両となっています。

2月

上旬に神奈川県座間市のイオンモール座間内にある日産座間インフォメーションセンターに展示された、日産V35型スカイライン(300GT)の4ドアセダンをベースにしたセーフティーカーを見学。

こちらのセーフティーカーはエアロパーツを装着しており、ルーフ部にはウィレン製のライトバーを装備している。リアシートは撤去されており、4点シートベルトが追加されています。

イオンモール座間3階には日産パルサーエクサコンパーチブルが展示されていました。この車両は日産チェリー系販売会社創立15周年記念特別仕様車で、全国で100台限りの限定販売されたものです。

令和6年成田市消防出初式が終わった後に航空科学博物館へ、展望台から成田空港の滑走路を見ていると丁度ANAが保有するエアバスA380型の「FLYING HONU」が飛来。今回飛来してきたのはエメラルドグリーンの2号機のようです。

後述のエアロキングを撮る為にパーキングエリアで待っていると神奈川県警察第一機動隊の日産E25後期型キャラバン小型人員輸送車が休憩していました。こちらの車両は元日に発生した能登半島地震の被災地に向かっている途中のようです。

すぐ近くには神奈川県警察第一交通機動隊(推測)の日産W41前期型シビリアン検問車の姿も。こちらの車両は県費で配備された車両で、こちらも被災地に派遣されていたようです。

同じく第一交通機動隊のトヨタ200系クラウン交通取締用パトカー。被災地では交通規制や誘導などを行っていたと思われ、交通パトカー等も多数派遣されていたようです。

こちらも同じ第一交通機動隊のトヨタ200系クラウン交通取締用パトカーですが、先程の車両と異なり前面赤色灯がハロゲン式のものとなっています。他にも事故処理車等が派遣されていたようで、高速本線を走っていました。

高速本線を走る神奈川県警察のトヨタ210系クラウン交通取締用覆面パトカー。撮影当初は地元高速隊の車両と思っていましたが、写真を見返すと横浜ナンバーでした。

そのパーキングエリアで休憩に入ったジェイアールバス東海の三菱ふそうエアロキングを撮影。このバスは東京から名古屋を結ぶスーパーライナーとして運行されていましたが、エアロキングはダイヤ改正を受け運行終了することが発表されていました。

パーキングエリアでの休憩を終えたエアロキングはその後、実質的な後継車両であるバンホール・アストロメガと併走していました。この並びが新東名高速道路で見れるのもおそらくこの日が最後だったのではないかと思われます。

3月

半ばに青春18きっぷを使って都内の交通公園めぐりへ、こちらは板橋区にある城北交通公園に展示されている元東京都交通局の日野REです。このバスは平成初期から運行されていたイラストバスのうちの1台で、さくら号という愛称があるようです。

続いて同じく板橋区にある板橋交通公園へ、こちらには元東京都交通局の都電7500形(7508号車)が展示されています。こちらの公園は近々リニューアル工事が予定されており、再整備に関するアンケートには「新しい乗り物を導入進めて行きます」と記載されており、撤去される可能性があります。

板橋交通公園内には元東京都交通局のいすゞBU04も展示されており、通称ナックルラインと呼ばれたカラーで、車番などもそのまま残っています。残念なことにテールランプ等の部品が欠損しており、こちらも撤去は致し方ない状況です。

交通公園めぐりの帰りには熱海駅から211系SS4編成の快速列車に乗車。普段静岡エリアの快速列車の定期運行は皆無ですが、週末深夜の静岡エリアで1本だけ運用されているという快速列車に乗車しました。

翌週は千葉から墨東エリアを探索し、その後東京都交通局のスカニア/ボルグレンのフルフラットバスに乗車し錦糸町駅へ。その後は地下鉄で丸の内方面へ向かいました。

皇居では令和6年春季皇居乾通り一般公開が行われており、皇居桔梗門前の広場には警視庁警備部機動隊特科車両隊のトヨタ200系後期型ランドクルーザー現場指揮官車が。

桔梗門前広場を後にして横浜駅から歩いて日産本社ギャラリーへ、ギャラリー内にはトミカが入った90周年オブジェが展示されていました。オブジェに使用しているトミカは通常品のフェアレディZ(RZ34)とトミカプレミアム通常モデルのC10スカイラインGT-RとC110スカイラインGT-Rの3種となっています。

帰る為に駅で電車を待っているとJR東日本E653系のK70編成が通過していきました。この列車は特急いなほとして運行していたU108編成を2018年に国鉄特急色をイメージした塗装に変更された車両です。

4月

5日に静岡県庁前で令和6年春の全国交通安全運動出発式が行われました。画像は出発式に参加する交通機動隊のホンダCB1300P白バイで、乗車しているのはオレンジの制服を身に纏ったフジウイングの隊員さんです。

こちらは県警高速道路交通警察隊のトヨタ220系クラウン交通取締用パトカー、こちらの車両のコールサインである「静岡421」は過去に日産スカイラインGT-R(BNR32)が使用していたものとなっています。

高速道路交通警察隊本隊のトヨタ220系クラウン交通取締用覆面パトカー、プレシャスホワイトパールのこちらは高速本隊81くんと呼ばれている車両です。

今回の出発式は県警SNS上でY31セドリックのパトカー2台が参加することを告知していましたが、実際にレーダーパトカーと覆面パトカーの2台が出発式に参加しました。

ドアミラー車の日産Y31型セドリックスーパーカスタムGをベースにした覆面パトカー。TLアンテナ等は非装備となっており、今回の出発式ではパトライト社のマグネット式流線型赤色灯(HKFM-G)を点灯させています。

高速道路交通警察隊のトヨタ220系クラウン交通取締用パトカー。先程の静岡421と異なり国費で配備された4WD車となっており、ベース車がハイブリッド車となっています。

県庁前には日産F24型アトラスのサインカーが、電光掲示板には交通安全出発式と表示されていたのかもしれませんが、何が表示されていたかは見ていません。せっかく国費で配備した規制用車両ですが、マラソン大会の際にバイパス等で使用しないというのが勿体無いです。

出発式終了後には来賓の幼稚園児らが乗車体験を行う為、交通機動隊のホンダCB1300P白バイ2台が県庁横の駐車場に。1台はフジウイングの隊員さんが乗るCB1300Pでした。

同じく乗車体験展示用の高速隊静岡421。スタッドレスタイヤの期間の為かブリジストンの5本スポークアルミホイール「BALMINUM VR5」を履いており、大変カッコいいです。

出発式の最後には今回の目玉車両でもある日産Y31型セドリックレーダーパトカーの(実質)撮影会が。以前は「ウチはそういうのやっていないから」と言っていたT支隊のレーダーパトカーも、こうして県警広報が公式で活用してくださるのは大変ありがたいことですね。

出発式の様子は動画でも撮影しています。

出発式の後は新静岡セノバへ、館内には5月に公開された帰ってきたあぶない刑事の公開記念ということで柴田恭兵さんと舘ひろしさんの衣装と撮影に使用された小道具が展示されていました。

東海バスのいすゞキュービック878号車が4月13日に定期運用から引退することが告知され、撮影に。運行ダイヤが公式から告知され、13日土曜日は固定での運行がなかったので、実質12日金曜日が告知された固定ダイヤ最後の日となりました。
動画でも撮影しています。

末日、友人と大宮にある鉄道博物館へ。隣の大宮総合車両センターから試運転中のE257系500番台が出てきました。車両自体はそこまでレアでありませんが、運行エリアは千葉の方なので埼玉で見るのは少し珍しいかと。

その後鉄道博物館に展示されている軌陸車を撮影していると博物館横の線路を貨物列車が通過、その中にタキ43000形貨車(タンク車)のステンレスタンク車のタキ143645が。この車両は1987年に日本車輌製造にて製作された試作車で、タンク無塗装で唯一の車両で通称「銀タキ」です。

5月

3日、藤枝市総合運動場にて藤枝MYFCの試合が開催されました。サッカーにはあまり興味ありませんが、色々な車両が展示されるとういことで少し覗いてみました。画像は藤枝MYFCの選手輸送用バスである日野2代目セレガ。

4日は長野市にあるエムウェーブで行われた、ながのノスタルジックカーフェスティバル2024へ。画像はあぶない刑事に登場する覆面パトカー仕様の日産Y30前期セドリック。

同じくあぶない刑事港303号仕様の日産F31前期型レパード。こちらは帰ってきたあぶない刑事の記者会見で使用されたレパードで、舘ひろしさんと柴田恭兵さんが実際にシートに座られた車両です。

あぶない刑事港305号仕様の日産R31後期型スカイライン。tatsu氏が所有する車両で、以前撮影した際と異なり、全塗装されています。最近ではGAZOO.comからも取材されました。

日産S130型フェアレディZをベースにした西部警察スーパーZのレプリカ。スーパーZの特徴でもあるガルウイングドアを開けた状態で、特徴的なサイレンを鳴らして緊急走行しています。

西部警察白パト仕様の日産230グロリアで、角型のパトライト赤色灯を装備しています。これらのパレードは動画でも撮影しています。

19日はJR東海のさわやかウォーキングで静岡車両区が特別に開放されたので見学しました。この日は静浜基地航空祭も開催されましたが、天候が微妙だったのでこちらに変更しました。

静岡車両区では新たに静岡エリアで来月よりも運行予定の315系電車3000番台が展示され、その横には現在運行されている313系電車N6編成と211系のGG3編成が展示されました。

同日は静岡貨物駅も特別開放され、駅構内の一部がウォーキングコースとなりました。線路にはEF64形電気機関車1023号機が置かれており、展示なのか置かれているだけなのか判断しにくいです。

今回の展示のためにEF210形電気機関車による無動力回送で持ってきたDF200形ディーゼル機関車。こちらの車両は愛知機関区の車両で、ウルフドッグスラッピングが施されています。

同日静岡鉄道長沼車庫では「しずてつトレインフェスタin長沼車庫」が開催され、このイベントでは翌月に引退が予定されている1000形電車の1008編成を使用した運転体験会が行われました。

25日は愛知県豊川市にて豊川市民まつり「おいでん祭」が開催され、それに伴い日本車輌豊川製作所内のメモリアル車両広場も開放されました。こちらはメモリアル広場に展示されている名古屋鉄道モ800形電車。

モ800形の横に静態保存展示されている0系新幹線。こちらは普段は工場正門(公道側)からは殆ど見ることができないので、このような開放日でないと綺麗に撮影することはできません。

モ800形の反対側に展示されている8620形蒸気機関車。こちらは公道側からも見学できる車両ですが、公道側にはフェンスがある関係上、あまり綺麗に見ることができません。

おいでん祭では4車線道路を封鎖して多数の働く車が展示され、画像の車両は会場近くにある陸上自衛隊第10後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援隊(豊川駐屯地)の重レッカです。

6月

1日には2022年9月23日より天竜浜名湖鉄道で運行されている2代目「うなぴっぴごー!!」を撮影に行きました。こちらの車両は2024年6月28日にトミックスより鉄道模型(Nゲージ)が発売されており、この日はうなぴっぴごー!!が転車台に乗りました

天竜二俣駅の待避線には天竜浜名湖鉄道のTH3000形気動車のTH3501号車が置かれていました。1995年に輸送力増強用に増備された車両で、2両のみ製造された車両です。

上旬、トヨタ博物館で開催された企画展の「お蔵出し展」に展示されたトヨタライトバスです。普段はバックヤードに保管されており、なかなか見れない車両ですが車体サイズが大きいため、引きで撮ることが困難でした。

8日、静岡済生会病院で済生会フェアが開催され、病院の日産E26後期型キャラバン救急車が展示されました。以前のマイクロバスベースの車両から、コンパクトな1BOXタイプの救急車となっています。

このイベントでは所轄警察署交通課のトヨタ210系クラウンアスリート交通取締用パトカーも展示され、子供たちが運転席に座ったりマイクアナウンスの体験が行われました。

半ば、銀座のNISSAN CROSSINGに展示された日産2代目パトロールを見学。消防車として採用例が多いパトロールですが、こちらは市販車のショートボディーのソフトトップです。

30日は航空自衛隊浜松広報館(エアーパーク)の方へ。1週間前に建学した際はまだ格納庫上部に吊るされていた零式艦上戦闘機52型甲ですが、資料館2階に展示場所を変更する関係で格納庫床に下ろされていました。

この機体はグアム島で撃墜され、1964年に復元された機体です。エアーパークには1999年10月より恒久展示されており、約20年ぶりに地上に下ろされました。移動のために機体が分解されており、エンジンカウル下部も外されていました。

機体は分解されており、機体断面や操作盤等を見ることができました。珍しい機会ということもあり、航空機マニアや模型メーカーの関係者も機体の撮影に訪れていました。

この日はエアーパークのイベントで、「施設車両展示、放水訓練展示イベント」が行われました。放水訓練展示では破壊機救難消防車で、ローゼンバウアー社のパンサーで2022年の展示の車両よりも新しいものです。こちら展示は動画でも撮影しています。

破壊機救難消防車以外にもいすゞ5代目中期型フォワードベースの移動電源車も展示されていましたが、ぱっと見ではただのトラックに見えるためか子供たちからの人気はイマイチでした。

同様に施設隊のホイールローダーも展示され、2台とも救難消防車の放水訓練展示の際にはエプロンの隅に車両を移動させていました。

今回は以上です。

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Posted at 2024/07/26 23:46:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 遠征・訪問記 | クルマ
2024年06月29日 イイね!

令和6年焼津市水防訓練

令和6年焼津市水防訓練台風などの豪雨により水害が予想される夏を前に全国で水防訓練が行われ、焼津市では令和4年6月16日に大井川河川敷公園にて行われました。今年は訓練当日朝まで降っていた雨の影響で会場がぬかるんでおり、当方が訓練会場やイベントにて数年履いていた編上靴がお亡くなりになりました。

志太消防本部焼津消防署の日野6代目レンジャー救助車が救助訓練に参加する為に会場に。

同署隊の日野3代目プロフィア屈折梯子車。

会場がぬかるんでいることから救助訓練は中止し、2台とも帰隊していきました。

会場隅に停められていた焼津市建設部日産T30後期型エクストレイル水防車。

同じく焼津市防災部三菱デリカD:5防災指揮2。

焼津市防災部いすゞ6代目前期型エルフ防災輸送車。

会場内に展示されていた航空自衛隊第11飛行教育団(静浜基地)基地業務群施設隊のUDトラックスクオンCFをベースにした4×4ダンプカー。こちらの車両は一昨年の訓練ではホイールローダーと共に訓練に参加していましたが、今年の訓練では参加していませんでした。

同じく陸上自衛隊第34普通科連隊(板妻駐屯地)第1普通科中隊の3 1/2t半トラック。後ろには野外炊具を牽引しています。

同隊の軽装甲機動車。これらの他に静浜基地のホイールローダーが訓練参加以外の間は会場内に展示されていました。

志太消防本部トヨタ200系後期型ハイエース人員輸送2号車。

展示とは別の駐車場に置かれていた陸上自衛隊第34普通科連隊第1普通科中隊の高機動車。

土嚢に入れる為の土を運ぶ際に使用された航空自衛隊第11飛行教育団基地業務群施設隊TCM L13ホイールローダー。訓練の様子は動画でも撮影しています

会場を後にする志太消防本部トヨタ200系後期型ハイエース調査2号車。

志太消防本部焼津消防署大井川分署トヨタ4代目タウンエースバン広報車。

訓練に参加する国土交通省中部地方整備局静岡河川事務所の照明車と焼津市の排水ポンプ車。

排水ポンプ車からは実際に排水ポンプが下され、堤防下におろして水害に対応する訓練が行われました。

水防訓練が終了し、会場を後にする焼津市消防団第13分団いすゞ6代目中期型エルフポンプ車。

航空自衛隊トヨタクラウンセダン業務車。

焼津市消防団第16分団スズキ6代目エブリイバン可搬ポンプ積載車。

帰隊する航空自衛隊第11飛行教育団基地業務群施設隊のホイールローダー。

焼津市消防団第18分団スズキ6代目エブリイバン可搬ポンプ積載車。

同分団日野6代目レンジャー水槽付きポンプ車。

焼津市消防団第14分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第4分団いすゞ6代目中期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第15分団トヨタ8代目ダイナポンプ車。

焼津市消防団第17分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。消防団車両ではありますが、CAFS搭載車両となっています。

焼津市消防団第2分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第3分団いすゞ6代目中期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第17分団スズキ6代目エブリイバン可搬ポンプ積載車。

焼津市消防団第18分団いすゞ6代目中期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第1分団いすゞ6代目中期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第5分団いすゞ6代目中期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第17分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第9分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第16分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。

志太消防本部焼津消防署大井川分署日野レンジャープロ水槽付きポンプ車。

焼津市消防団第16分団日野6代目レンジャー水槽付きポンプ車。

焼津市消防団第8分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。総務省消防庁無償貸与の車両です。

焼津市消防団第11分団いすゞ6代目中期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第12分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。

志太消防本部トヨタ200系後期型ハイエース指令車。

焼津市消防団第10分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。

焼津市消防団第6分団いすゞ6代目前期型エルフポンプ車。

国土交通省中部地方整備局静岡河川事務所ダイハツビーゴ河川パトカー。以前も別の水防訓練で撮影した車両です。

焼津市建設部河川課三菱ふそう2代目中期型ファイター排水ポンプ車。

国土交通省中部地方整備局静岡河川事務所いすゞ6代目前期型エルフ照明車。

撤収の様子は動画でも撮影しております。

訓練終了後に訓練参加車両らは洗車をして、泥を綺麗に落としていました。


今回は以上です。

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Posted at 2024/06/29 02:15:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2024年05月24日 イイね!

第62回静岡ホビーショー 一般公開日レポ

 第62回静岡ホビーショー 一般公開日レポ2024年5月8日から12日の間、静岡ツインメッセで開催されたホビーの祭典、第62回静岡ホビーショー。一般公開日の11日と12日に見学しました。今年も各メーカーの新製品や発売予定の試作品などが展示されました。

まずはトミーテックブースで、トミカリミテッドヴィンテージネオ(TLV-N)の試作品が展示されました。画像は試作品のスバルインプレッサWRX Stiです。画像の他にWRX Sti スペックCやスバルフォレスターの試作品も展示されました。

試作品のホンダアクティトラックで、左側は普通の軽トラック仕様ですが、右側はバイク店仕様となっています。バイク店仕様の荷台部分はバイク積載用のアオリが低い仕様となっています。

ホンダアクティの荷台に積載されたバイクはホンダハンターカブで、このハンターカブはジオコレ64のキャンプ(正しい商品名失念)でも封入が予定されているのか、試作品が展示されていました。

同じく試作品の三菱キャンターゴミ収集車。トミカ通常品でも販売されていた黄金キャンターをベースにしたゴミ収集車で、試作品でも荷台の収集装置が開閉可能となっているようです。

三菱ふそうエアロスター(MP38系)の試作品。過去にいすゞエルガの都営バス仕様なども販売されており、こちらもおそらく都営バス仕様が販売されるのではないかと思われます。

2024年9月に発売予定となっている埼玉県警察仕様のR33スカイラインGT-Rパトカー。過去に400RやオーテックGT-Rは販売されていましたが、普通のGT-R仕様のモデルは今回が初となります。

2024年10月に発売予定の日野リエッセⅡ LX。昨年9月にスイングドア仕様のトヨタコースターのモデルが販売されていましたが、今回はOEM車のリエッセⅡで、ドアは折戸仕様となっています。

10月に発売予定の日産キャラバン移動交番車。千葉中央警察署で実際に使用されていた車両を再現しており、過去にカーコレクションの基本セットでも同車がモデル化されています。

新金型で2024年10月に発売予定となっている日産A31型セフィーロクルージング。ルーフ上にはガラスサンルーフを装備しており、ボディカラーはパープリッシュシルバーで、画像には写っていませんがグレーM仕様も販売予定となっています。

同じく10月に発売予定のあぶない刑事 Vol.11 日産 セフィーロ。以前よりモデル化が望まれていた港306号仕様のモデルで、サンルーフの前側には流線型赤色灯が装備されています。

今年は映画帰ってきたあぶない刑事の公開が予定されているので、トミーテックブースの展示もあぶない刑事に特化しており、一部ではありますが歴代のあぶ刑事シリーズのTLV-NやチョロQが展示されていました。

figmaで販売予定となっている鷹山敏樹と大下勇次のアナザーカラーVer.。過去にBlu-ray Box特典でfigmaが付属しましたが、今回一般販売されます。顔パーツが変更なほか、拳銃や警察手帳、缶コーヒーとスポーツドリンク等の小物が付属します。

今年6月に発売予定の天竜浜名湖鉄道のTH2100形のうなぴっぴごー!。一昨年にゆるキャン△ラッピングトレインとエヴァンゲリオンラッピング列車がモデル化されましたが、今回はVOCALOIDの音街ウナのラッピング列車をモデル化。

TOMIXから今年11月に発売予定の建物としてロードサイド店舗が2種販売予定となっています。左側がおもちゃのハローマックで、右側はその鞍替え店舗となった東京靴流通センターです。2008年7月に全店閉店したハローマックがこうして商品化されるのは正直驚きです。

情景コレクションからは情景小物バイクが今年6月に発売予定となっており、CB1300P風の白バイが封入されています。過去にNゲージスケールの小物を販売していたアイコムから販売されていたマイクロライフシリーズのネズミ取りでVFR800P風の白バイ以来となる1/150スケールの白バイモデルとなります。

今年10月に発売予定のカーコレクション基本セット選(セレクト)タクシーB。封入されているクラウンセダンのタクシーはトミカ通常品で販売されていたセドリックタクシーの関東タクシー仕様とニュータウン交通仕様のカラーリングのものが封入されています。

同じく10月に発売が予定されているGJ!はたらくのりもの百景004では駅前ターミナルが販売予定となっており、駅前ターミナルのバスやタクシー、自転車撤去用のトラック等が販売予定です。

封入されているバスはステアリング機能がついてるほか、試作品では装備できませんでしたがニーリング機能(車体傾き)も装備予定となっています。トヨタジャパンタクシーが新金型で、ドアが開いた仕様と閉じた仕様が登場予定となっている。

続いてタミヤブースです。昨年も展示されていたホンダダックス125が今年は観やすい位置に展示されていました。展示されているダックス125はタミヤリミテッドエディションで、タイ国内で受注生産された限定車です。

今年6月に発売予定の1/12 Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディションのプラモデル。以前から実車のバイクやボックスアートらしきものが他イベントにて展示されていたので、販売されるだろうと思っていましたが、遂に発売となるようです。

青島文化教材社ブースに展示された日産C10型スカイラインGT-Rの実車展示。おそらく日産座間記念庫で保存されているハコスカで、今年6月に楽プラスナップカーシリーズで販売することが予定していることから展示されたものと思われます。

展示されているのは日産初代KPGC10型スカイラインGT-Rで、1970年に登場した2ドアハードトップです。以前日産本社ギャラリーに展示されているのを見ましたが、その際は車体後部を見ることができなかったので嬉しい展示です。

同じくアオシマブースに展示されたゆるキャン△SEASON 3志摩リンのスクーター。1/12スケールで劇中に登場するスクーターを再現しており、接着剤不要で組み立てが可能の予定となっているようです。

志摩リンのスクーターはヤマハビーノをモデルにしていますが、特にヤマハなどの記載はないです。劇中のスクーター同様にスクリーンやスマホホルダー、サイドバッグも再現されています。

同じく1/12スケールでゆるキャン△SEASON 3土岐綾乃のバイク。こちらも劇中に登場するバイクを再現しており、ホンダエイプ100をモデルにしていますがこちらも特にその記載はありません。

楽プラスナップキットで今年9月に発売予定のトヨタハイメディック救急車。昨年のクリスマスフェスタ時には試作モックアップの展示のみでしたが、今回のホビーショーでは完成試作品が展示されました。

同じく楽プラスナップキットで今年9月に発売予定のトヨタクラウンパトロールカー。210系クラウンロイヤルの警らパトカーを再現しており、白黒塗装は別パーツ成形色を組み合わせることで再現しています。

クラウンパトカーの成型品一覧を見る限り、クラウンの車体は昇降機つきで再現されているので、市販仕様のクラウンに流用することはできないようです。赤色灯は実車同様に小糸製作所のLED110シリーズを再現しているようです。

津川洋行ブースに展示されたジョークトイレイン。寿司やとり鉄など色々な面白い鉄道模型(?)を販売している津川洋行ですが。近日にとり鉄シリーズ第2弾となるあひるちゃん親子。

グッドスマイルカンパニーブースに展示されているPLAMATEAシリーズの艦これ時雨改三。発売時期及び価格は未定となっており、完成品フィギュアではなくプラモデルのようです。

企業ブースで撮影したものは動画でも紹介しています。

屋外には実車も展示されており、こちらはジャパンカップに参戦するレーシングカーです。シボレーコルベットの先代モデルであるC7をベースにしており、オプティマスプライムデザインの車両です。

こちらの車両はBINGO SPORTSとコラボした車両で、40周年という節目を記念したコラボとなっています。2024年6月から参戦が予定されており、今年冬にはタカラトミーからこのマシンをベースにした、変形可能な玩具が発売予定となっています。

タミヤの1/12スケールラジコンのランチボックスという製品をイメージして、ガレージ愛知が製作した1/1ランチボックスカーが展示されました。ランチボックスは元ネタになった車種は記載されていませんが、アメリカのカスタムバンをイメージしているようです。

1/1ランチボックスではスズキDA64Vエブリイをベースにボディをカットして高さを変えており、シャーシは同じくスズキのジムニーシエラをベースにしているようで、車底部にはリチウムイオン電池も再現されています。展示の際は車検を取得していませんが、今後取得予定となっているようです。

中央通路部にはFORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)参戦マシンのレッドブルGRカローラ(Red Bull GR COROLLA)が展示されており、イベント中にはGRカローラのエンジンを吹かすイベントも行われたようです。

レッドブルGRカローラにはHKS GT7095 BBタービンなどのカスタムがされており、1000psを誇ります。競技車両の製作とチーム運営は自動車部品を手がけるCUSCOブランドが行っています。

ツインメッセ静岡近くに所在するタミヤ本社では特別見学会が開催され、ツインメッセ静岡からシャトルバスで行くことができました。社屋前にはモンスタービートルが展示されていました。

モンスタービートル以外にも、1/24スポーツカーシリーズの箱絵に描かれた仕様を1/1の実車で再現する 「タミヤ会」の車両が数台展示されていました。画像の車両は日産6代目(910型)ブルーバードです。

隣に展示されていたのはトヨタ2代目(A60型)セリカXX。セリカXXは1981年に1/24 スポーツカーシリーズ No.21として初生産されたプラモデルキットで、2020年3月にも再生産がされているようです。

ホンダ初代シティターボとモトコンポ。タミヤのキットではスポーツカーシリーズNo.30として販売されており、キットにもモトコンポが付属していました。ボックスアートとは異なり、こちらの車両はサイドデカールが貼られています。

こちらは1989年1月に発売された1/24 スポーツカーシリーズ No.78のニッサンシルビア K'sのボックスアート風の日産5代目(S13型)シルビア。ボックスアートの車両同様にライムグリーンツートンとなっています。

本社社屋内にはプラモデル製作の際に採寸に使用した車両が保存されており、今年はそれ以外の車両としてSTI GALLERY MITAKAに保存展示されているスバルインプレッサ555 WRC 98が特別展示されました。

スバル初代インプレッサをベースにしたマシンで、1998年の世界ラリー選手権に参戦し、コリン・マクレーが運転したマシンです。スポンサーはタバコメーカーの555ですが、タバコ広告禁止国向けのロゴデザインとなっています。

ホビーショー会場のツインメッセ静岡に戻って自衛隊車両の北館収納作業です。今年も自衛隊は16式機動戦闘車を持ってきており、展示されているのは陸上自衛隊富士学校機甲科部の車両です。

展示された機動戦闘車は2022年から3年連続で展示されている「26-64024」です。2019年には96式装輪装甲車が展示されましたが、ここしばらく展示されていないのでたまには見たいですね。

16式機動戦闘車に続いて北館に入っていく陸上自衛隊富士学校機甲科部の3 1/2tトラック(73式大型トラック)。こちらも2021年から3年連続で展示されている車両です。

第34普通科連隊第1普通科中隊の軽装甲機動車。イベント展示中は陸上自衛隊板妻駐屯地の公式Twitter(現:X)のQRコードと「自衛官が乗っています」という面白マグネットを掲示していました(画像左上)。

自走で北館へと入っていく偵察用オートバイ(川崎KLX250)も昨年の展示車両と同一のもので、今年も高機動車をトランポとして使用して持ってきていたようです。

日曜日には毎年恒例行事となっているM2重機関銃の返還式が行われ、今年も無事に(有)ファインモールドに返還されました。何気に機動戦闘車が展示されるようになってからは初めて日曜日に見学するので、初めてみました。

サイドミラーや操縦手キャノピー等の公道走行仕様に戻された機動戦闘車。砲身口にはカバーが取り付けられており、砲塔に装備しているアンテナも傾けられております。

ツインメッセを出て自衛隊車両を先導する陸上自衛隊富士学校総務部の1/2tトラック(73式小型トラック)。緊急走行可能車両で、グリル部に特殊車両誘導中の幕を掲げています。

1/2tトラックに続いてツインメッセ前の交差点を左折していく16式機動戦闘車、車長らがポーズを決めていますね。機動戦闘車の後ろには一般車を挟んで3 1/2tトラック、軽装甲機動車が続きます。

1台だけ信号に阻まれてしまった第34普通科連隊第1普通科中隊の高機動車。荷台左側には自衛隊員らが乗っており、右側には偵察用オートバイが積載されています。撤収の様子は動画も撮影しています。

今回は以上です。

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Posted at 2024/05/25 00:02:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2024年04月26日 イイね!

特装最前線 Vol.15

特装最前線 Vol.15いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。今回は高所作業車、橋梁点検車、屈折梯子車特集です。

高所作業車は電線整備やビル窓の清掃、道路設備の点検等に使用する特殊車輌です。高所で活動する為に昇降装置を備えており、多くの車両がトラックの荷台部分に作業装置が架装されています。

こちらの車両は日野2代目デュトロをベースに、アイチコーポレーションが架装した最大地上高22.1m直進式ブームのスカイマスターシリーズSK-22Aで、西尾レントオール株式会社が所有するレンタカーです。

同じくアイチコーポレーションが架装したスカイマスターシリーズと思われるいすゞ4代目エルフをベースにした高所作業車。上記の車両と異なり電気作業が行えるように、絶縁タイプのFRP製のカゴとなっています。

こちらは小笠原電気株式会社が所有する高所作業車で、いすゞ6代目中期型エルフをベースにしています。小笠原電気株式会社は静岡県静岡市にある企業で、静岡市内を中心に電気工事事業を行っています。

こちらの車両も株式会社アイチコーポレーションが架装した車両で、電気工事用のSHシリーズとなっています。ほぼ同型のSKシリーズは鉄製バスケットの非絶縁タイプですが、こちらは絶縁タイプとなっています。

電気工事に使用する為、バスケット(カゴ)はFRP製で第3ブームにはFRPコーティングが施されています。バスケットには2人が搭乗可能で、作業床積載荷重は200kgまでとなっています。

ブームは製品にもよりますが約10mの高さで作業すること可能となっており、俯角にもブームを伸ばすことが可能です。アウトリガーは直下型油圧ジャッキを採用しており、横に張り出しません。

バスケット部には高所作業車ブーム操作用の2本のジョイスティックがあり、左側のスティックで伸縮、右のスティックで起伏と旋回の動作をすることができます。これらの操作は車体後部の下部操作装置からも同様に操作可能となっています。

バスケット外側には作業者の安全帯を引っ掛ける金具が左右に用意されており、作業灯等に使用可能なメタルコンセントが2基設置されています。安全帯用ロープ掛けは反対側にも設置されており、1人1個使用します。

電気工事時は車体に電気が溜まる可能性があり、車体に触れた際に作業者が感電してしまう可能性があります。その為車体後部にはアースリールが設置されており、アース棒を地面に刺して地上に放電します。

同じくアイチコーポレーションが架装したSH140の電工仕様(絶縁タイプ)で、三菱ふそう5代目キャンターをベースとしています。現在SH140は生産終了しているようで、アイチコーポレーションのホームページにある製品情報には載っていません。

上記のSHシリーズ同様に樹脂製のカゴとなっており、車体が少し長いものとなっています。おそらく現在のSHシリーズはリアオーバーハングを短くしており、車体サイズをコンパクトにしていると思われます。

こちらの車両は東京電力パワーグリッド株式会社が停電等の災害発生時に緊急走行で駆けつけ復旧作業をする高所作業車で、企業によっては公共応急用作業車等の名称で呼ばれています。画像の車両は日野2代目デュトロをベースにしたアイチコーポレーションのSHシリーズです。

緊急走行で現場に向かう為、車体にはパトライト散光式警光灯のエアロホーク(ALシリーズ)を装備しており、サイレンアンプは同社製の一般緊急車両用電子サイレンアンプのSAP-520Pを装備しているものと思われます。

上記の高所作業車とこちらの高所作業車は2023年9月に相模原市で行われた九都県市合同防災訓練にて撮影した車両で、緊急走行装備を持たない車両が災害現場に向かう際は、白バイなどの警察車両で先導してもらいます。

こちらはNTT東日本受託会社が所有する高所作業車で、日野2代目デュトロをベースにアイチコーポレーションが架装したスカイマスターSHシリーズで、通信回線復旧などを行う為の車両です。

高所作業車は航空自衛隊の基地内でも活躍しており、この車両は空自浜松基地第1航空団基地業務群施設隊電気班で使用されていると思われる高所作業車で、いすゞ6代目前期型エルフをベースにしています。

株式会社タダノが架装したスカイボーイAT-157CGという伸縮式の折曲ブームを有する高所作業車をベースにしており、基本的仕様は市販品のまま車体をOD色で塗装されています。

恐らく基地内の照明装置の保守点検や交換、電気作業に使用されている車両で、カゴはFRP製の絶縁タイプとなっています。ブームの操作はカゴ内と車体ブーム基台部に設けられており、立ったまま操作する事が可能です。

この車両は2022年6月26日に航空自衛隊浜松基地に隣接する浜松広報館にて開催された施設車両展示及び消防車による放水訓練展示というイベントにて展示された際に撮影しました。

ブームの展開格納作業の様子を動画でも撮影しています。

伊勢原市消防本部では高所作業車をベースにした13m高所救助車という消防車両が平成18年1月に配備されており、日野初代前期型デュトロをベースにタダノスカイボーイ(AT-130TG型)が架装されています。

この車両は普通の梯子車では入っていけない隘路においても消火活動や救助活動を行う事が可能で、市販の高所作業車に緊急走行装備や放水設備などを追加で装備しており、株式会社野口ポンプ製作所が艤装しているようです。

こちらの車両は最大地上高13.1mとなっており、カゴは鉄製のものとなっています。カゴ部には消火用ホースリールとフォグガンを装備しており、梯上放水を行うための放水銃も装備されています。

ブーム操作部はカゴ内とブーム基台部に設けられており、先述の航空自衛隊浜松基地所属のいすゞエルフ高所作業車同様に縞板部に立って操作をする事が可能となっています。

赤色灯はキャビン上部にウィレン製警光灯を装備しており、サイレンアンプは大阪サイレン製MARK-10を装備している(左上)。フロントバンパーはメッキバンパーとなっており、バンパー内に大阪サイレン製LED警光灯LF-21を装備(左下)。ブーム右側には水路管が設置されており、ブーム上部には単梯子が装備されています(右上)。アウトリガー上部にはジャッキ注意灯としてウィレン製のキセノン警光灯を装備しています(右下)。

相模原市消防局相模原消防署緑ヶ丘分署にもいすゞ5代目前期型エルフをベースにした高所救助車が配備されており、荷台部にはタダノスーパーデッキAT-150Sという大型作業床(バスケット)が特徴的な作業装置を装備しています。

艤装は伊勢原の車両と同じく野口ポンプ製作所が行っており、バスケット下部には自衛噴霧装置を装備していたようです。余談ですがタカラトミーから販売されていたトミカの緊急車両セット4ではこちらの車両をモデルにしたトミカが封入されており、車体に入った白い稲妻のラインも再現されていました(画像2枚ともかまあず様提供)。

緑ヶ丘分署高所救助車は平成26年(2014年)3月に日野2代目デュトロをベースにした車両に更新され、作業装置は先代車両と同じタダノのスーパーデッキAT-150Sを採用しています。

AT-150Sは地上高14.8mの高さで作業可能で、作業床(バスケット)は360°旋回が可能です。先代車両の赤色灯は大阪サイレン製エアロダイナミックAD型でしたが、こちらではウィレン製散光式警光灯(ライトバー)となっており、標識灯部には「緑 高所」と入っています。

こちらは西尾レントオールで使用されていたと思われる三菱ふそう6代目後期型キャンターの高所作業車で、エスマック社製のNSS120という製品になります。バスケットはキャビン上部にある為、荷台中央部の梯子から乗降するようです。エスマックは現在既に廃業されているようです。

過去には狭い道路や住宅街でも作業ができるように、マツダボンゴや日産バネット等のワンボックス車をベースに新明和工業株式会社が架装した「スカイフレンド」という高所作業車も存在しました。

こちらの車両は日産2代目バネットバンをベースにした高所作業車ですが、スカイフレンドはバン以外にもバネットトラックやボンゴトラックにも架装可能だったようです。

張り出したフロントバンパー内には2本の油圧式ジャッキが装備されており、アウトリガーとして使用します。フロントバンパーは純正のバンパーを前にずらし、金属板を貼り付けて延長しているようです。

新明和スカイフレンドは乗車定員1名のカゴとなっており、こちらのカゴはメッシュタイプとなっています。操作レバーはカゴの外側に用意されており、車内は制御機器が設置されています。

こちらは同じく新明和のスカイフレンドですが、マツダボンゴバンをベースにしており、カゴが樹脂製のものとなっています。車体後部にはラダーを装備しており、ルーフ上最後部には足場があり、カゴに乗る際に踏むことができます。

ワンボックスタイプの高所作業車よりもさらに小型な高所作業車として軽トラックをベースにした高所miniという車両も存在します。こちらは株式会社ロードテックが架装している世界初の軽トラベースの高所作業車で、スズキ11代目キャリイをベースにしています。高所miniは5.20mの高さまで作業することが可能で、電気工事も可能なFRP製カゴとなっています。過去にはアイチコーポレーションからもタウンマスターというシリーズが販売されていたようです。

高所作業車ではありませんが、消防では屈折梯子車という消防車両が配備されており米国SNORKEL(スノーケル)社が製造している高所作業車ブランドのスノーケルという2本のブームを備えた屈折式梯子車を参考に作られており、日本ではスノーケル車とも呼ばれている。

株式会社モリタでは20m〜25mの屈折梯子車が製造されており、MSC型と呼ばれています。画像の車両は平成19年に浜松市消防局東消防署に配備された20m級の屈折梯子車で、浜松市消防本部時代に配備されました。その関係で後部座席ドア部には浜松市の表記と浜松市章が入っています。

こちらの車両は日野2代目プロフィアをベースにした屈折梯子車で、一部文献では「MSCの第一号車が浜松市消防局に配備」という記載が見受けられますが、真意は不明です。他車両と異なりブームがシルバー色となっており、これはモリタ公式サイトに掲載されている画像もシルバーで、仕様はかなり酷似しています。

従来の屈折式梯子車はバスケットが上側のブームに付いており、最後部に来るように収納されていましたが、MSCではバスケットを下側のブームに装着し、車体中央部に収納しています。

赤色灯は大阪サイレン散光式警光灯エアロダイナミックAD-Wシリーズを採用しており、ブーム部には湘南工作所製のサーチライトを装備しています。ブームには放水路を装備しており、バスケットからの放水が可能です。

同じく浜松市消防局に配備されているMSC型屈折梯子車でも、平成20年に浜北消防署に配備された屈折梯子車は他本部に配備されているMSCのブームと同じ白い物となっています。

岐阜県の中津川市消防本部中消防署には平成26年11月に、日野2代目プロフィアをベースにしたMSC型屈折梯子車が配備されており、こちらは車体と同じ赤色のブームとなっています。

志太消防本部焼津消防署には35m級梯子車の更新車両として、平成31年2月に日野3代目プロフィアをベースにしたモリタMSC25が配備されています。白いブームには単梯子を装備しており、中津川の車両同様に赤色灯はウィレン製の散光式警光灯を装備しています。

撮影時は署内の訓練塔にてワイヤーを電線(障害物)に見立て、ワイヤーを避けながら伸梯する訓練を行っていました。こういった動作は直進式の梯子車では難しいですが、MSC等の屈折梯子車では可能となっています。

モリタではMSCよりも小型の屈折梯子車として、2013年に開発された13.7m級MVF塔体付多目的消防ポンプ車が存在しています。MVFは全国に配備されていた13級〜15m級の小型梯子車の更新車両として多く配備されており、1台で消火、救助、資機材収納を可能とする消防車です。

画像の車両は令和3年に浜松市消防局天竜消防署に配備された日野6代目レンジャーをベースにしたMVF13で、平成9年に配備された15m級梯子車の更新車両として配備されました。

県内では平成30年に袋井市消防本部に初めてMVFが配備され、浜松市の車両は県内2台目の配備となりました。更新前の15m級梯子車は特装最前線Vol.5にて紹介しています。

こちらは令和2年に名古屋市消防局緑消防署大高出張所に配備された日野6代目レンジャーをベースにしたMVFで、浜松の車両同様に15m級梯子車の更新車両として配備されています。

MVFはモリタ製ハイルーフのレッドアーマーを採用していることが多いですが、大高出張所高所活動車では非採用となっています。屈折式の梯子は従来のスノーケル式同様に「くの字」となっており、MSC同様にマイナス角に伸梯可能です。

今までは13m級ブームだけでしたが、フィンランドのBRONT SKYLIFT OY ABと共同開発した21m級ブームを装備したMVF21も製造しており、実際に柏市消防局沼南消防署に配備されています。画像は東京国際消防防災展2023に展示されたスカニアP360ベースのMVF21。

上記の車両はモリタの艤装車両でしたが、同じく消防車架装メーカーである日本機械工業でもスカイアームΣという屈折梯子車が製造されており、ブームは16m〜25mの長さが設定されています。

Σ型屈折梯子車は梯子を伸梯した際にギリシア文字の「Σ」のようになっており、MSC同様に現在主流の屈折型梯子車の一つです。画像の車両は静岡市消防局港北消防署に配備されている車両で、日野初代最終型プロフィアをベースにしています。

港北消防署の梯子車は25m級屈折梯子のスカイアームΣ25で、バスケット中央部には放水銃を装備しており、泡薬液を放水可能な放水銃用泡管鎗(そう)を取り付けることが可能です。

配備当初は清水市消防本部東消防署に配備されていましたが、静岡市との合併により静岡市湾岸消防署に改称され、その後消防庁舎建て替えの際に港北消防署となり、配備当初には配備されていなかったドラゴンハイパーコマンドユニットが2015年に配備され、その後オーバーホールのタイミングで、ドラゴンハイパーコマンドユニットの車両に入れられている龍のイラストがシャッター部に入れられました。

Σ型梯子車は大型車ベースのスカイアームΣ25の他に、中型車ベースのスカイアームΣ16と増トン車ベースのスカイアームΣ20が存在しており、画像の車両は平成20年2月に富士市消防本部西消防署に配備された15m級屈折梯子車のスカイアームΣ16です。

西消防署屈折梯子車は日野レンジャープロをベースにした車両です。モリタMSCやMVF同様に俯角(マイナス角)に伸梯可能で、水難救助事案でも活動する事が可能となっています。

ぱっと見では高所作業車のような見た目の車両ですが、こちらは橋梁点検車という特殊車両です。橋梁点検車は高架道路や橋の下部分を点検する為の車両で、ブームが橋の下に伸びます。

この車両は太陽建機レンタル株式会社が所有する橋梁点検車で、いすゞ6代目中期型エルフをベースにしています。アウトリガーにはローラーが装備されており、ブームを展開したままの状態で走行することが可能です。

ブームは株式会社タダノのBT-200で、ブームは車体左側にのみ展開が可能となっています。BT-200は橋梁点検の為に車体下部に約5m伸ばすことが可能で、最大地上高は7mとなっています。

先ほどの車両は3.5t車をベースにしたものですが、国土交通省には25t車の日野3代目プロフィアをベースしたものが配備されており、画像の車両は浜松河川国道事務所の車両です。

ブーム装置はタダノBT-400で第1ブームから第4ブームまであり、深さ17.4m、高さ16.1mで活動することが可能です。国土交通省が管理する高架部は片側2車線道路も多く、それらの道路の保守点検が可能な大型橋梁点検車となっています。

交通量の多い道路にて作業を行う事が多いので、車両にはパトライト製黄色散光式警光灯のAZS(エアロウイングシリーズ)を装備しており、前後のバンパーは所謂紅白バンパーとなっています。

車体後部には補助警告灯としてパトライトAZF黄色散光式警光灯(エアロウイングシリーズ)を2基装備しており、追突注意の看板が設置されています。BT-400はバケット式のもので、ブーム基台部分とバスケット内部に操作部があります。

こちらは高所作業車ではなく、以前特装最前線Vol.10にて紹介した国土交通省中部地方整備局にて使用されている照明車で、照明装置を上昇させる為のブームはアイチコーポレーションの高所作業車スカイマスターSE10Aを流用しています。

最後は当方が見た事がある高所作業車の中で、現役で使用されている高所作業車としては最古のもので、愛知車輌株式会社(現在の株式会社アイチコーポレーション)が架装したスカイマスターシリーズです。以前より存在は知っていたものの、なかなか撮影する機会に恵まれなかった車両ですが、運良く桜が咲いている時期に撮影することができました。

こちらの高所作業車は鉄工場が所有している車両で、工場内にある照明装置の保守点検や関連施設への事務連絡等にて使用されていたようです。その為、構内専用車ではなく車検を取得しており、公道走行可能となっています。

ベース車の三菱ふそう4代目キャンターは1978年11月に登場した小型トラックで、当時のキャッチフレーズから通称「黄金キャンター」と呼ばれているモデルです。フロントグリル部に「CANTER」の文字エンブレムが入っていない前期型をベースにしており、その中でもトン積み数を表す15や20といった数字エンブレムをフロントパネルに装備していない1980年の途中まで生産されていた(要出典)初期型になります。

カゴは絶縁タイプの樹脂製のもので、カゴには荷台部からキャビン上部へと架かる梯子を使用して搭乗するようです。約40年使用されているこの黄金キャンターをベースにした高所作業車ですが、数年前に再塗装されており、大事に使用されている事がわかります。

今回は以上です。

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Posted at 2024/04/26 01:24:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 特装最前線 | クルマ

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