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朝比奈武弘(Pix_eos)のブログ一覧

2023年12月30日 イイね!

2023年後半 遠征訪問まとめ

2023年後半 遠征訪問まとめ2023年も最後となったので草ヒロでもなんでもないイベントや遠征の撮影分を紹介していきたいと思います。













7月

7月2日、都内にて声優富田美憂さんのファンクラブイベントが開催されたので都内へ、せっかくなので品川駅から徒歩で警視庁東京湾岸警察署第五台場交番へ。ここは現在は交番となっているが、以前は東京水上警察署という警察署が建っていた。水上警察署はミグ25で亡命したベレンコ中尉が羽田空港から亡命するまでの間、身柄を預かっていた警察署でもある。

その後は品川区にあるクロネコヤマトミュージアムへ。館内にクイックデリバリーが展示されていること以外は何も調べずに行ったのですが、行ったこの日が2020年7月2日の開館から3周年の日で、特別にオリジナルミニカーが配布されました。

館内は基本的に撮影禁止ですが、一部エリアの撮影は許可されており展示されているトヨタ3代目クイックデリバリーもそのエリアです。展示されているクイックデリバリーはハイブリッド車で、元々は実際に配達などに使用されていたものと思われます。

7月某日、静岡県静岡市駿河区の大崩海岸で撮影した石部洞門の画像。1971年7月5日に発生した崖崩れで通行ができなくなり、海上に迂回ルートが作られてからも一部洞門は残っていたが、2023年7月の大雨で遂に崩れてしまったようだ。

8月

トミカ博に行く為に都内へ。ロシア大使館付近を警視庁交通執行課のホンダCB1300P白バイが他の白バイの指導(実習?)を行っていました。

その後トミカ博が開催されている有明GYM-EX(ジメックス)へ。実車展示以外の展示は特に見応えがなかったので、トミカの樹脂に関する展示の画像だけ掲載。

実車展示には日産GT-R NISMO Special editionが展示されていました。こちらのGT-Rは2023年11月発売予定のトミカのモデル車ということで展示されています。

同じく日産フェアレディZ(RZ34型) NISMOも展示されています。こちらも2024年2月にトミカの発売が予定されています。

トミカ博会場を後にしてせっかく都内に来たので靖国神社へ参拝に。知人に頼まれていたお守りも買っていきました。

靖国神社からの帰りに、新宿を走っていると対向車線を走っていた宝くじ号の日野メルファ。こちらの車両は宝くじの移動販売車のようで、車体左側に販売窓口があるようです。

8月13日には静岡市葵区梅ヶ島にある梅ヶ島新田温泉黄金の湯で開催された働く車大集合というイベントに展示された駐在所のスズキ3代目ソリオ小型警ら車。国費配備された車両ですが、ドアバイザーを装着しています。

こちらは展示されていたわけではありませんが、会場近くに停められていたスズキ2代目ソリオ小型警ら車。このイベントでは警察官採用や振り込め詐欺防止啓発活動の為に本部からも職員が広報活動にあたっていました。

自衛隊静岡地方協力本部も偵察用オートバイと1 1/2tトラックが展示され、オートバイに跨ることも可能だったようです。

会場内に展示された小笠原電気株式会社が所有するいすゞ6代目中期型エルフの高所作業車。高所作業車の他にもヤンマー製のショベルカーや大陸の産業廃棄物が展示されていました。

会場内には静岡市消防局の消防車両も展示されました。展示されたのは千代田消防署のいすゞ4代目フォワードをベースにした予備水槽付きポンプ車で、元々は駿河消防署稲川出張所で運用されていた車両で、普段は千代田消防署管内の城東出張所に置かれている車両です。

9月

9月上旬には静岡県富士市にあるコミニケーション・プラザ富士へ。2012年4月に開館したコミニケーション・プラザ富士ですが、惜しまれながらも2023年9月8日に閉館してしまいました。

プラザ前には実際に高速道路で使用されている道路パトカーが展示されていますが、今まで展示された車両はトヨタ4代目ハイラックスサーフ(退役車)や日産T32型エクストレイル、T31型エクストレイル、トヨタ4代目ランドクルーザープラドといった具合でしたが、最後はトヨタ3代目ハイラックスサーフが展示されました。館内の様子などは動画でも撮影しています。

13日はレガシィB4劇用パトカー撮影会があり、撮影会場の夢の島マリーナで撮影していると、近くの東京ヘリポートから来たと思われる警視庁航空隊のおおとり5号(ユーロコプターEC155)。

撮影会の帰りに横浜にある日産本社ギャラリーへ。この日は歴代スカイラインが色々展示されていました。こちらは日産R33型スカイラインGT-R オーテックバージョン40th ANNIVERSARYです。

以前、神奈川県警察第二交通機動隊に配備されているパトカーは撮影しましたが、市販車の方は何気に近くで撮影する機会がありませんでした。

隣にはR30型スカイライン2000ターボRSの4ドアセダンが。座間記念庫では数台の6代目(R30)スカイラインを保存していますが、こちらは前期型のターボRSの4ドア車で、ドアミラー車となっています。

日産C10型スカイラインGT-R。1969年4月に発売された4ドアのGT-Rで、日産ではその後に販売された2ドアのスカイラインGT-Rも保存しています。何気にスカイラインレッドのハコスカは初撮影だろうか?

館内の少し違う展示場所にはプリンススカイラインGTが。S50型スカイラインをベースにした第2回日本グランプリGT-IIクラスに参戦する為のマシンです。

その隣にはR32スカイラインGT-RグループAのカルソニックスカイラインが。画像は2021年2月に日産本社ギャラリーに展示された際に撮影したもの。

こちらはRZ34型フェアレディZ NISMO。なんらかの取材中だったのか、フェアレディZの周りにストロボ機材が設置され、撮影をしていました。

21日には山梨県甲斐市の中央自動車道双葉SA下りにて交通安全イベントが開催され、山梨県警察高速隊とNEXCO中日本の車両が展示されました。こちらは山梨県警察高速道路交通警察隊のスバル2代目インプレッサWRX Stiパトカー。

動画です。

インプレッサの隣にはNEXCO中日本のトヨタ4代目ランドクルーザープラド道路パトカーも展示されました。誘導標識を展開した状態で展示されていましたが、イベント中に格納展開の実演もしていました。

動画です。

サービスエリア内には富士急行と山梨交通のいすゞ2代目ガーラ高速路線バスが展示されており、2台とも後部には山梨県高速道路交通安全協議会の安全運転三則ラッピングがされています。

山梨交通敷島営業所いすゞ2代目ガーラ(C870)。

富士急行甲府営業所いすゞ2代目ガーラ(F3804)。どちらの車両もフロント部に交通安全運動実施中のマグネットが置かれています。

イベントでは山梨県警察音楽隊の演奏もあり、サービスエリア内には音楽隊の日産ディーゼルスペースアローRPの富士重工ボディ車が。楽器類はバスに積むことができないので、トラックで輸送しているようです。

10月

富士市消防本部に新車の梯子車が入るという事で、古い梯子車を撮りたいと言っていた県外在住の知人と中央消防署へ。隣接する市役所の駐車場には広報ふじ(No.1289)の表紙撮影為に新旧の梯子車が並んでいました。

駐車場の隅には中央消防署日野レンジャープロ救助車と西消防署日野レンジャープロ救助車が。表紙撮影の日は2署合同で梯子車の操作訓練も兼ねていたようです。

11月

こちらは静岡県内にあるとあるガソリンスタンド。このガソリンスタンドは2006年12月31日に放送された「絶対に笑ってはいけない警察24時」番組内で水木一郎氏が「オーライゼーット!!」、「ハイオクゼーット!!」の撮影をしたガソリンスタンドになります。

神奈川県座間市にあるイオンモール座間に展示されていたニッサンピックアップ2004年ダカールラリー。こちらの車両は展示用のモックアップで、実際の参戦マシンではないようです。

日産ワークスの参戦は2003(平成15)~ 2005(平成17)年の3年おこなっていたようで、展示車は2004年の参戦仕様を再現しているようです。

イオンモール座間3階には日産Be-1横浜スタジアムリリーフカーが展示されていました。実際に横浜スタジアムで使用されていたリリーフカーで、オープンカーに改造されています。

車体前後にはスタンレー製の補助赤色灯らしきものを装備しており、助手席は運転席よりも少し高い位置に設置されています。

4日、ライブバス貸切撮影会に参加後、知人の送迎を待つ為に品川区内を歩いていると偶然見つけた蒸気機関車。こちらは東品川公園に展示されている西武鉄道7号蒸気機関車で、以前は屋根があったようです。

公園内には品川燈台の6分の5に縮尺されたレプリカが展示されています。本物の品川燈台は愛知県犬山市にある明治村に展示されているようです。

月末、群馬県の渋川市にある渋川駅前にて撮影した関越交通のぐんまちゃんバス(秋)。いすゞ初代エルガをベースにした車両で、他にも3台ラッピング車が存在しているようです。

12月

12月2日は静岡市内で静岡市町対抗駅伝が開催され、今年も陸上自衛隊第34普通科連隊第1普通科中隊(板妻駐屯地)が大会に協力しました。こちらは監察車として使用されている1/2tトラック。

同じく監察車として使用されている1/2tトラック。2台ともサイレンアンプと赤色灯を装備する緊急車仕様の車両です。

こちらは写真取材車として使用されている1/2tトラック。撮影がしやすいように幌が捲られており、後部ドア部に取り付けられているスペアタイヤも外されています。

同じく写真取材車の1/2tトラック。

ランナー先導を担当する交通機動隊のホンダCB1300P白バイたち。全て新型モデルでした。

万が一の為に追随する1 1/2t救急車。こちらの車両は第34普通科連隊本部管理中隊の車両です。

最後尾車の1/2tトラック。後部には規制中という幕が掲げられています。

10時になり、市町対抗駅伝がスタートしました。今年も白バイ等の先導車両が走り始める第3走区で撮影しました。先導を担当する交通機動隊の隊員ら。以前は女性隊員2人がオレンジ色の専用制服をまとった「フジウイング」が担当していましたが、今回は男女隊員で普通の制服でした(富士山女子駅伝はフジウイングが担当予定?)。

こちらは駅伝中継に使用されているTBSのトヨタ4代目コースター。こちらの中継車は世界初の水素エンジン車をベースにした中継車となっており、車体には「地球を笑顔にするくるま」と入っています。

同じく中継車の日野2代目デュトロ、こちらはさがみエンヂニアリングが所有する中継車「F-1」です。

最後尾には規制解除車として高速隊のトヨタ200系クラウン交通用パトカー。バイクなどが後ろから来た際は助手席側の隊員が誘導灯を出し、規制中であることを示していました。

その後少し寄り道をしつつ、上土交番前へ。残念ながら最後の方の車両しか見る事ができませんでした。

本来ならゴールの草薙運動場でもう一回撮影に行くのですが、急遽用事が入ったので今年はここで切り上げました。

その帰りにしずてつジャストラインの小鹿営業所へ、入ったばかりのトヨタソラがいました。静岡市駿河区曲金に水素ステーションがある関係で小鹿営業所で運用なのだろうか?

12月2日と3日にツインメッセ静岡で開催されたクリスマスフェスタの青島文化教材社ブースに展示された楽プラシリーズのトヨタクラウンパトロールカー試作品。今までスズキジムニーや日産スカイラインGT-Rなどの乗用車が販売されてきましたが、はたらくくるまも2024年に販売予定のようです。

同じく楽プラシリーズトヨタハイメディック救急車の試作品。今年の静岡ホビーショーでは展示されておらず、別のイベントで初展示されたものになります。

別の日、静岡駅前を歩いていると救急車のような車両が。これは日本ストライカーが所有しているサンプルカーで、トヨタハイメディック救急車をベースにしており、車内に電動ストレッチャーを装備しています。

新宿のSuicaのペンギン広場ではイルミネーションされたSuicaペンギンたちが。これは11月17日より開催されている「新宿ミナミルミ」というイベントのようです。

新宿区内を歩いていると東急車輛製の道路清掃車が。トミカにもなった路面清掃車(ロードスイーパー)で、黄色警光灯は交換されたのかパトライト社のLED式警光灯AZFを装備しています。

翌日千代田区内を歩いていると、光電管式の速度取締を行っていました。決して速度が出るような場所ではありませんが、スタートダッシュを決める二輪車がサイン会場にご招待されていました。

その後国際フォーラムまで歩いているとロールスロイスファントムⅡが走ってきました。こちらの車両は結婚式場のザ・ペニンシュラ東京が所有している車両で、1934年式車です。

国際フォーラムで12月9日と10日に開催された第63回全国矯正展に展示された警視庁第四交通機動隊の日産フェアレディZ nismo(Z34)パトカー。何気に初撮影です。

法務省矯正局特別機動警備隊のマツダCX-8をベースにした指揮官車も展示されました。この2台の他にも自衛隊の1/2tトラックと偵察用オートバイが展示され、ステージでは特別警備隊隊員による大楯操法も展示されたようです。

東京駅前のはとバス乗り場に行くと、リラックマラッピングのいすゞ2代目ガーラ(232号車)がいました。最近特注トミカでも登場した車両なので、綺麗に撮り直したいです。

東京駅八重洲口に行くとしずてつジャストラインの日産ディーゼルスペースアローが。西日本車体工業製のボディで、2008年式の車両だそうです。

銀座に行くと歩行者天国の規制を行う為に警視庁の日野2代目デュトロベースの資機材搬送車が。キャビン上部にはパトライト製エアロホークを装備しており、パネルバンは北村製作所製となっています。

パネルバンにはLED式の補助赤色灯を装備しており、荷台部からパイロン等を下ろす為にパワーゲートを装備しています。しばらくすると走り出してしまいました。

銀座にあるNISSAN CROSSINGではダットサン14型トラックが展示されており、クリスマスシーズンという事で荷台にはプレゼントを積んでいました。

館内にはC110型スカイラインハードトップ2000GTも展示されており、隣には現行車であるGT-R NISMO T-specも展示されています。

2階の展示場にはプリンスグロリアスーパー6(2代目グロリア)が展示されており、現行車であるアリアも展示されていたみたいです。

今回は以上です。

メニューはこちら
Posted at 2023/12/30 16:55:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 遠征・訪問記 | 日記
2023年12月17日 イイね!

廃交番・廃駐在所特集Vol.1

廃交番・廃駐在所特集Vol.1警察官が交代で地域の安全を守る交番や警察官が常駐している駐在所(一部を除く)ですが、老朽化や統廃合などの色々な理由で廃止(移転)されることがあります、今回は色々な理由で使われなくなった交番や、交番の居抜き物件を紹介していきます。

まずは静岡県牧之原市片浜に存在した静岡県警察牧之原警察署片浜駐在所です。片浜駐在所は昭和60年(1985年)に建築された建物のようで、洋風の2階建て宿舎で、平成19年(2007年)に廃止されたようです。

駐在所廃止後は片浜地区まちづくり実行委員会が毎月第1、第3の土曜日に駄菓子屋「いいとこまんじゅう」として、地域住民に開放していたようです。しかし、2021年3月に施設の老朽化を理由に駐在所建物から200m程離れた片浜コミュニティ防災センターに移ったようです。

駐在所内には片浜駐在所管内の地図が残されており、トイレ水道電気が使えない旨が記載された紙が貼られています。いいとこまんじゅう営業時には建物外に飲料の自動販売機が置かれていたので、電気が通っていたと思われますが、市に返却された際に止められたようです。

こちらは同じく牧之原市の坂部に位置する牧之原警察署坂部駐在所跡地です。こちらは昭和50年(1975年)に設置された駐在所で、廃止時期は不明です。廃止後は坂部防犯協議会連絡所という看板が設置されていますが、詳しい用途は不明です。

詳しいことは不明ですが、牧之原市公共施設白書75p(平成26年10月)を見ると記載があるので、こちらも現在は牧之原市が管理しているものと思われます。片浜駐在所と異なりこちらは平家の駐在所となっています。

元々赤色灯が設置されていた場所には市販の玄関灯が設置されており、旭日章は外されています。旭日章が外された跡も塞がれることもなくそのままとなっています。

こちらは牧之原市女神に設置されていた牧之原警察署萩間南駐在所です。開所時期廃止時期は共に不明ですが、こちらも牧之原市が管理している建物で、他の駐在所と異なり、こちらには住人の方が暮らしている模様です。

こちらも赤色灯は市販のものに交換されていますが、上屋には旭日章の代わりに消防章が取り付けられています。これは牧之原市御前崎市広域施設組合消防本部(当時)が萩間地域周辺で発生した救急事案への対応時間を短縮する為に平成19年4月に設置された牧之原御前崎消防署萩間救急待機所です。

牧之原御前崎消防署萩間救急待機所は平日の午前9時から午後5時まで、救急車1台と救急隊員3人を待機させる場所で、駐在所時代にはなかったと思われる駐車場の屋根も新規設置されました(消防車も対応可能?)。時期は不明ですが平成30年(2018年)迄に廃止され、閉所したようです。

こちらは静岡県伊東市渚町にある「伊東観光番」という建物。こちらは昭和33年(1958年)に伊東警察署松原交番として設置され、2006年2月27日に静岡県から伊東市に建物が譲与されました。

現在観光番は伊東市の観光案内所として使用されており、2009年1月8日には国の登録有形文化財(建築物)に「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録されている。

建物は補強コンクリートブロック造り2階建建てとなっており、1階部分の曲面ガラスとなっている。静岡県内に現存する交番・派出所・駐在所の中で最古のものです。

静岡市葵区牛妻にも駐在所跡地が残っていました。こちらは静岡中央警察署牛妻駐在所として使用されていましたが、現在は坂下会館という名称で静岡市水防団の待機所として使われているようです。平成29年(2017年)2月に牛妻・秋山町・賤機の三つの警察官駐在所が統合され、葵区下に賤機交番として新設されました。

牛妻以外の秋山町駐在所と賎機駐在所は統廃合時に解体されましたが、牛妻駐在所だけは建物が残されたようです。駐在所前に設置された掲示板には現在も全国指名手配犯の手配書が貼られています。

こちらの駐在所には他の駐在所と異なり、敷地内の掲示板裏側に牛妻駐在所跡と書かれた石碑が建てられています。

静岡県焼津市石脇上には元焼津警察署東益津駐在所の建屋が。東益津駐在所は焼津警察署管内唯一の駐在所でしたが、2012年までに廃止され、石脇上の管轄は八楠交番に移管されています。

他の交番や駐在所はなんらかの形で再活用されていますが、東益津駐在所跡は特になんの看板も掲げられておらず、見たところ長年放置されている様子です。赤色灯も交換されることなく、ただ外側のカバーとユニットを外しただけとなっています。

続いて神奈川県高座郡寒川町一之宮にあった茅ヶ崎警察署寒川交番跡地です。寒川交番は2016年12月に、寒川駅前交番へ移転する形で旧交番建屋が使用されなくなりました

交番業務を終えた旧寒川交番は現在、寒川町防犯連絡所として使用されており、地域パトロール拠点となっています。移転前の寒川町防犯連絡所は駅前にありましたが、そちらはプレハブ小屋を使用しており、現在は撤去されています。

こちらは神奈川県横浜市神奈川区栗田谷にある神奈川警察署栗田谷交番跡地。1977年に建てられた交番ですが、2018年に統廃合で廃止となってしまいました。廃止後は管轄エリアを反町交番に移管されました。

廃止されて約5年間解体を免れてきた建物ですが、2023年4月1日から「Coffee KOBAN」というカフェに生まれ変わりました。1階が厨房スペースと販売スペースとなっており、2階が飲食スペースとトイレが設けられています。

建物外には赤色灯らしきものが設置されていますが、廃止時に既に外されていので、カフェ開店前に付け直されたものと思われます。しかし、光らせることのできない塗りつぶされたものじゃないかと思われます。開店当時は外し忘れた旭日章も設置されていたようです。

2階の飲食スペースは交番時代に警察官が休む為の宿直室でしたが、机等が置かれています。2階に設置されたトイレは元々、シャワールームだったそうです。

建物裏部分はこのようになっています。Coffee KOBANは9:00-16:00の間営業しており、定休日は水曜日と土曜日となっています。住所は神奈川県横浜市神奈川区栗田谷10-1です。

続いて東京都中央区月島にある警視庁月島警察署西仲通地域安全センターです。こちらの地域安全センターは大正15年(1926年)から警視庁京橋月島警察署警西仲町通派出所として運用されており、平成19年(2007年)まで交番として使用されていましたが、その後は地域安全センターに転換されました。

この建物は警視庁管内に現存する交番施設としては最も古い建物で、鉄筋コンクリート製の建屋となっています。交番開設初期の立番中の雨風を凌ぐ為の建物という事情があり、入り口は狭く、扉も設置されていません。交番時代は赤色灯を装備していましたが、地域安全センターになった際に青色灯に交換されました。

建物裏手には細めの扉が設置されており、パイロン等もそちらに置かれています。地域安全センターは交番と異なり、警察官ではなく警察官を退職したOB・OG職員が地域安全サポーターとして勤務しており、被害届などは受理ができない。警視庁管内ではこうした元交番は地域安全センターに転換されていることが多いです。

こちらは東京都千代田区一ツ橋にある警視庁麹町警察署竹橋地域安全センターです。元々は麹町警察署竹橋交番でしたが、平成19年(2007年)4月1日に統廃合され地域安全センターに転換されました。警察官の制帽を象ったようなデザインで、こちらの建物も扉が設置されていません。

こちらは東京都千代田区神田猿楽町にある「神田猿楽町町会詰所」です。この建物は大正5年(1916年に)猿楽町駐在所(警視庁神田警察署?)として建設され、1980年半ばまでに駐在所が廃止されました。廃止後は町内会の詰所として使用されています。

鉄筋コンクリート造りの建物で、ぱっと見ではトミーテックから販売された「トミカラマヴィンテージ01a 派出所」にも似ています。玄関部には元々赤色灯を装備していたと思われますが、町内会独自の玄関灯になっています。

2階部分がおそらく警察官が寝泊まりする宿直部屋になっていたと思われます。元が交番(駐在所)の建物ということで、ドラマの撮影でも交番として使用されており、「MIU404」では向島一丁目交番として、「マルモのおきて」では墨田警察署広川交番として登場しており、他作品でも多数登場しています。

こちらは東京都品川区南品川にある「南品川櫻河岸まちなか観光案内所」です。こちらは昭和4年(1929年)に品川警察署品川橋巡査派出所として建てられ、品川警察署品川橋交通待機所としても使われたようです。

建物は木造ですが、壁を鉄網コンクリートとすることで耐震化と不燃化を図っており、外壁のモルタルには目地を切り擬石風に仕上げているそうだ。平成9年(1997年)年からは南品川の町会である櫻心会が防災倉庫として使用していましたが、令和4年(2022年)に改修を施し、現在は南品川櫻河岸まちなか観光案内所として活用されています。

品川橋交通待機所は旧東海道品川橋のたもとに位置し、交差点に面して隅切りした入口には庇付欠円アーチが設けられています。建物裏手には元々扉が設けられていましたが、現在はエアコンの室外機のようなものが設置されています。

こちらの南品川櫻河岸まちなか観光案内所は毎週月・木・土曜日の午前10時~午後5時までの間は開所しており、建物内も見学可能となっています。この建物は令和5年(2023年)8月7日付けで、国の登録有形文化財(建造物)となったそうです。

こちらは埼玉県さいたま市浦和区高砂にある高砂防犯ステーションです。この建物は浦和警察署高砂交番として使われていましたが、現在は防犯の拠点として使用されているようです。

こちらの元交番内には机などが置かれており、消防団の詰所と隣接しています。こちらも元交番ということでテレビドラマ「女子高生の無駄づかい(実写版)」にて百井咲久が迷子として保護された交番として撮影に使用されました。

上屋部分に赤色灯が設置されていたようですが、現在は青色のものに変えられています。看板には右浦和中央地区社会福祉協議会事務所の文字が書かれています。

以下おまけです。こちらは静岡県浜松市中区鴨江町にある鴨江アートセンターです。この建物は昭和3年(1928年)に浜松警察署庁舎として建てられ、昭和46年(1971年)に警察署が現在の下池川町に移転し、以降は浜松市鴨江別館として活用されてきたが平成25年(2013年)より浜松市鴨江アートセンターとして活用されている。

こちらは東京都品川区勝島にある警視庁第六機動隊の入り口。こちらには警察官(機動隊員)が立番する為のコンクリート建ての施設が現在も使用されています。こういった施設は以前は各機動隊の入り口にあったと思われますが、建て替え等で消えてしまう場合も多いようです。

最後にこちらは東京都千代田区九段南にあった警視庁麹町警察署九段下交番跡地です。九段下交番は2022年に20m程離れた九段会館テラスの広場内に移転しましたが、こちらは移転直後の解体前に撮影した廃交番。統廃合ではなく、建物の老朽化に伴う移転なので、こちらは地域安全センターに転換されず、その後解体されました。

今回は以上です。

【参考文献】
『Coffee KOBAN』。交番だった建物が喫茶店に大変身! 横浜・栗田谷にできた地元住民の憩いの場

メニューはこちら
Posted at 2023/12/17 22:06:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行/地域

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