
2022年6月8日と9日に横浜市にあるパシフィコ横浜のホールAと沢渡中央公園にて消防・防災用資機材や医療機器などの展示会が行われました。メイン会場のパシフィコ横浜では防火衣などの用品展示、サテライト会場である沢渡中央公園では消防車両などが展示されました。

まずはサテライト会場の沢渡中央公園の様子です。防災センター前に展示された横浜市消防局の機動支援車(日野2代目プロフィアベース)が展示されました。

この車両は総務省消防庁が平成22年度に全国47都道府県に無償貸与した車両です。車内に入ることはできませんでしたが、開いたドアから車内を観ることが可能でした。

車体右側の一部が拡幅可能となっていますが、残念ながら拡幅した姿では展示されていませんでした。

ちなみに見学した9日は機動支援車が展示されていましたが、前日の8日にはバス型救助車の機動救助2が展示されていたそうです。

機動支援車の奥には東京消防庁が所有するVR防災体験車(いすゞ2代目ギガベース)が。

車体左側はウイングボディとなっており、荷台部分で地震の疑似体験をすることが可能となっています。

株式会社シバウラ防災製作所ブースに展示された横浜市金沢消防団第5分団2班の可搬ポンプ積載車(トヨタ8代目ダイナベース)。

昔の可搬ポンプ積載車といえば荷台屋根が幌でしたが、最近はシャッター式の車両が増えてきていますね。

有限会社青葉ロードサービスブースに展示された同社の大型レッカー車(日野3代目プロフィアベース)。

展示されたのは同社の21号車で大型トラックの牽引などに使用されるようです。

船山株式会社/株式会社トノックスブースに展示された多目的災害支援車(メルセデスベンツウニモグベース)。

こちらの車両はトノックスが架装した車両で、災害現場で多数の活動ができるようになっております。

車両最後尾は荷室兼座席となっています。パワーゲートを装備しているので貨物コンテナを搭載することが可能と思われます。また、荷室にはラッシングレールが取り付けられているので荷締も可能。

車両には投光機とクレーンを装備しています。今回の展示では非装備ですが、フロントに土砂排除用のドーザーを装備可能のようです。

同ブースに展示された消火ロボット。履帯で走行します。

飛鳥特装株式会社ブースに展示された地震体験車(三菱ふそう2代目後期型ファイターベース)。

車体最後部の扉は車椅子用リフトの開放部となっています。

有限会社サポートマーケティングサービスブースに展示されたARGO社製水陸両用車。

同ブースでARGOを搭載してきたと思われる車載車(いすゞ6代目前期型エルフ)。

日本ストライカー株式会社ブースに展示されたトヨタ3代目ハイメディックベース(後期型)のサンプルカー。

車内には電動ストレッチャーを搭載しています。

電動ストレッチャー「Power-PRO」シリーズ。

車内には電動ストレッチャーを搭載する関係か、TDCブランド製の防震台(トヨタ防震ベッド)がありませんでした。

神奈川県警察ブースに展示された投光車(日野初代中期型デュトロベース)。

ちなみに8日に展示された際はメルセデスベンツウニモグベースの高性能救助車が展示されていたようです。

防災センターホール内では横浜市神奈川消防団と横浜市消防局の展示が行われたいました。画像は神奈川消防団が使用している防火衣や救助資機材。

続いてメイン会場のパシフィコ横浜ホールA内の様子です。画像はエイブル山内株式会社ブースに展示された耐熱防火衣。

昨年の静浜基地での火災訓練で装備していたものが恐らく同じものと思われます。

帝国繊維株式会社ブースに展示された電動油圧救助器具「ルーカス」。

名古屋電機工業株式会社ブースに展示されているLED散光式警告灯FLiX。

こちらは工事現場などに設置するスマートフリックス。リチウム電池での使用が可能となっています。今回の展示の中では唯一の赤色灯関係のメーカーでした。
動画です。
展示の様子は以上です。
オマケ

メイン会場とサテライト会場の間を横浜市営バスが無料シャトルバスとして運行されました。

防災センターの前にバスを停めるのはかなり珍しいような気がします。

会場近くのコインパーキングには日産E26前期型キャラバンをベースにした消防指揮車のようなものが、リアには「SHIBAURA」とありました。この車両は株式会社シバウラ防災製作所の消防団多機能車両として製作されたサンプルカーを社用車に転用したものだと思われます。
今回は以上です(2022年8月16日動画を追加しました)。
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Posted at 2022/06/12 22:22:38 | |
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