
2022年10月22日と23日に埼玉県伊奈町にある埼玉自動車大学校で開催されたオートジャンボリー2022の様子です。カースタントや警察車両の展示など魅力的なイベントなのは存じ上げていましたが、なんだかんだで行ったことがなく、初の見学となりました。当方はヒストリックカー展示がある23日に見学しました。

入ってすぐ目に入る、ダカールラリー参戦車の日野レンジャー。キャビンこそレンジャーですが、搭載するエンジンはプロフィア用の「A09C-TI」です。

校舎前に展示されていたトヨタGRスープラ。ボディカラーはライトニングイエローです。

その隣には日産R35後期型GT-Rが展示されていました。何気に初めて見るボディカラーのバイブラントレッドです。

急いでお目当ての車両のある4号棟1階へ。そこに展示されていたのは埼玉県警察高速道路交通警察隊の日産R34前期型スカイラインGT-R(Vスペック)のパトカー。

こちらの車両は高速隊岩槻分駐の車両です。赤色灯は外部電源により光らせていました。

運転席。ほぼ同型の車両が県警の広報施設、「埼玉県警察PRセンター」に常設展示されています。

前面赤色灯は本来ハロゲン式のものを装備していましたが、パトライト製のLED式補助赤色灯(LAS-M1)に交換されています。

スカイラインGT-Rパトカーの横には同県警高速隊のマツダRX-7(FD3S)パトカーが展示されていました。

R34のパトカーは既に、先述のPRセンターで撮影しておりましたが、こちらは初めて見ました。本来は車体左側にTL無線アンテナを装備していたのですが、現在は無線機もアンテナも撤去されているようです。

この車両は1997年度に国費配備された交通取締用四輪車(高速Ⅱ型)です。赤色灯はパトライト製エアロソニック(AJM型)で、中央部分にラッパ型の速度測定用レーダーを搭載しています。

FDパトカーの運転席。サイレンアンプはこちらもパトライトSAP-500ですが、赤色灯が2灯式なので回転/点滅切り替えスイッチは非装備のものとなっています。助手席ダッシュボードにはレーダー装置の操作ユニットが取り付けられています。

FDパトカーのエンジンルーム。エンジンは13B-REW型直列2ローターロータリーエンジンです。

本来バッテリーが置かれている場所には見慣れない機械が。これはエンジンをかけずに、電力を外部電源で賄う「展示車両安全電源装置 電導師」という機械です。埼玉自動車大学校の持ち物で、展示用に貸し出されたようです。

同県警交通機動隊のヤマハFJR1300P白バイ。これは嬉しい展示。

FJRを撮りすぎて、隣に展示されていた同隊のホンダCB1300P白バイは撮影し忘れました。

4号棟では警察車両以外の展示も行われました。こちらは陸上自衛隊第32普通科連隊第4普通科中隊(大宮駐屯地)の3 1/2tトラック。

トラックの後ろに野外炊具1号(22改)を牽引して展示していました。

陸上自衛隊中央即応連隊第1中隊(宇都宮駐屯地)の軽装甲機動車。

同隊の高機動車。車内を開放し展示していました。

まさかこんな所でお目にかかるとは、同隊の輸送防護車。

海外で有事の際に、自衛隊を派遣して邦人を保護する事を目的とした車両で、オーストラリア製のブッシュマスターを輸入した。

イギリス圏の車両という事もあり、右ハンドル車となっている。車体後部にはスペアタイヤを装備します。

ファインモータースクール上尾のトヨタカローラフィールダー教習車。

カローラアクシオ(セダン)の教習車は結構入っていますが、フィールダー(ワゴン)の教習車は少数派でしょう。アクシオベースの「トヨタ教習車」はメーカーが用意した車両ですが、フィールダーベースの車両は、市販車を教習車仕様に改造したものと思われます。

助手席足元には指導員用のブレーキペダルとフットレストが設置されています。

埼玉スバルブースに展示されているスバル2代目WRX S4。

2代目BRZも展示されていました。

埼玉自動車大学校の学生らが製作した「でんどう虫Z」。

スバル360をベースに、S30型フェアレディZ風のボディを取り付けたカスタムカーで、電気自動車となっています。

その横には同校の学生らが製作した日産2代目前期型サニートラックのナショナルサービスカー。

ナショナルのロゴなどはパナソニックに許可を得て再現しています。

4号棟を出てすぐの場所でレッドブルを配っていたミニクーパーをベースにしたレッドブルキャンペーンカー。

グラウンド奥に展示されていた西部警察マシンX仕様の日産C210後期型スカイライン。

助手席ドアにはサーチライトを装備しています。

そして緊急走行でモーターサイクルステージ内へ。この車はレプリカではなく、実際に撮影に使用された本物のマシンXです。

モーターサイクルステージ内ではカースタントが行われました。

片輪走行する軽トラック(スズキ10代目キャリイ/マツダ3代目スクラムトラック)を煽る日産Y34型グロリアのパトカー。

グロリアパトカーを操るのは、あぶない刑事などで数々のカースタントを行なってきた野呂真治氏。個人的には「交渉人 真下正義」でレガシィツーリングワゴンをサイドターンさせるシーンが印象深いです…笑。

甲冑を着て鉄馬(バイク)を操る集団。

サーカスの演目でありそうなバイク。転がってそのまま元に戻せるのが凄いです。

午前同様に、午後のスタントでも片輪走行する軽トラのすぐ側を走るパトカー。

サイドターンを駆使して逃走するランクスとそれを追いかけるパトカー。

逃走するランクスにサブマシンガンで発砲する野呂氏。

そして助手席のスーツの男性がランクスに向かってプロップガンのショットガンをぶっ放します。この男性は学校の先生のようです。

そしてカーチェイスの後に移動していくランクスや初代デミオ。綺麗な状態で見れたのはこれが最期です。

チームラッキーがジャンプ台が用意。奥では大友千秋氏がインタビューで「最も印象深いカースタントは西部警察静岡ロケの時、駿府城公園で行われたスタントが最も印象深い。」と語っていました。

まずはデミオとランクス、アクセラによるロールオーバースタント。大門団長っぽい人がショットガンをぶっ放していました。

続いてマツダ初代アクセラのジャンプスタント。アクセラはレッドブルを飲んで翼を授かり、デミオたちに突っ込んでいきました。

そして最後は日産G10前期型ブルーバードシルフィとマツダ初代アクセラのティーボーンクラッシュ。
カースタントの様子は動画でも撮影しております。

カースタントに使用したグロリアパトカーリア。右側のテールランプは何らかの理由で割れています。

ルーフ上の赤色灯はパトライト社製エアロソニック(AJSシリーズ)。赤色灯の電源はシガーソケットから取っております。

ロールオーバーに使用された初代アクセラ。ここだけ見たらただの事故画像。

ティーボーンクラッシュに使用されたブルーバードシルフィはフロントが全損しています。

グランドにはヒストリックカーが展示されていました。こちらは日産R31後期型スカイライン。4ドアHT車です。

日産Y31型グロリアブロアムHT。

トヨタ3代目セリカクーペ。ライズアップ式ヘッドライトが特徴的な1台。

トヨタ2代目スタウト。60年代からに製造されていたピックアップトラックです。

日産R31後期型スカイラインワゴン。こういったスポーティワゴンはやはりかっこいいです。

トヨタ120系クラウン4ドアHTロイヤルサルーン。日産党の自分でもこの年代のクラウンは魅力的です。

ダイハツMP型ミゼット。オート三輪といえばやはりこのミゼットのイメージです。

ダイハツ前期型ミゼットⅡ。趣味性が高いのでノーマル状態の車両は少ない印象。

マツダT1500。動く車両を見るのはなかなか新鮮です。

日産D21型ダットサントラック。こちらはシングルキャブ車で3人が乗車可能です。

三菱3代目ミニキャブバン。車の前にはホーロー看板やテレビなどが展示されていました。

日産K10型マーチスーパーターボ。ターボチャージャーとスーパーチャージャーを搭載する3ドアハッチバック車です。

日産A31型セフィーロ。ダイバーシティアンテナを展開しているので、まるで捜査用車のようです。

ダットサン521型トラック。北米仕様車で左ハンドルとなっており、キャンパーシェルを装備しています。

埼自大が所有する日野2代目プロフィア。トレーラーヘッド仕様です。

4号館前に展示されたマシンXはライトや赤色灯を点灯させていました。

マシンX運転席。助手席は外されており、機械が置かれています。

劇中ではエンジンスタータースイッチとして使われている部分。実際は普通のキーシリンダースタートとなっています。

世代っぽい埼玉県警の警察官がマシンXの横で大門団長っぽいポーズを取っていました。

プロップガンを手に記念撮影。

展示中撮影し忘れていた埼玉県警察交通機動隊のホンダCB1300P。

展示を終了し、交機へ帰っていきました。

続くヤマハFJR1300P。

埼玉県警察のR34と西部警察マシンXの新旧スカイラインコラボ。

自走で帰る埼玉県警察RX-7パトカー。

撤収する自衛隊の3t半。

中即連の高機動車も帰投します。

輸送防護車も続きます。その後ろには軽装甲機動車が。

埼玉県警察のGT-Rは車両運搬車に積載されて帰って行きました。

自衛隊の偵察用オートバイも遅れて帰投。
1日では回りきれませんでした。今回は以上です。
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