
2024年5月8日から12日の間、静岡ツインメッセで開催されたホビーの祭典、第62回静岡ホビーショー。一般公開日の11日と12日に見学しました。今年も各メーカーの新製品や発売予定の試作品などが展示されました。

まずはトミーテックブースで、トミカリミテッドヴィンテージネオ(TLV-N)の試作品が展示されました。画像は試作品のスバルインプレッサWRX Stiです。画像の他にWRX Sti スペックCやスバルフォレスターの試作品も展示されました。

試作品のホンダアクティトラックで、左側は普通の軽トラック仕様ですが、右側はバイク店仕様となっています。バイク店仕様の荷台部分はバイク積載用のアオリが低い仕様となっています。

ホンダアクティの荷台に積載されたバイクはホンダハンターカブで、このハンターカブはジオコレ64のキャンプ(正しい商品名失念)でも封入が予定されているのか、試作品が展示されていました。

同じく試作品の三菱キャンターゴミ収集車。トミカ通常品でも販売されていた黄金キャンターをベースにしたゴミ収集車で、試作品でも荷台の収集装置が開閉可能となっているようです。

三菱ふそうエアロスター(MP38系)の試作品。過去にいすゞエルガの都営バス仕様なども販売されており、こちらもおそらく都営バス仕様が販売されるのではないかと思われます。

2024年9月に発売予定となっている埼玉県警察仕様のR33スカイラインGT-Rパトカー。過去に400RやオーテックGT-Rは販売されていましたが、普通のGT-R仕様のモデルは今回が初となります。

2024年10月に発売予定の日野リエッセⅡ LX。昨年9月にスイングドア仕様のトヨタコースターのモデルが販売されていましたが、今回はOEM車のリエッセⅡで、ドアは折戸仕様となっています。

10月に発売予定の日産キャラバン移動交番車。千葉中央警察署で実際に使用されていた車両を再現しており、過去にカーコレクションの基本セットでも同車がモデル化されています。

新金型で2024年10月に発売予定となっている日産A31型セフィーロクルージング。ルーフ上にはガラスサンルーフを装備しており、ボディカラーはパープリッシュシルバーで、画像には写っていませんがグレーM仕様も販売予定となっています。

同じく10月に発売予定のあぶない刑事 Vol.11 日産 セフィーロ。以前よりモデル化が望まれていた港306号仕様のモデルで、サンルーフの前側には流線型赤色灯が装備されています。

今年は映画帰ってきたあぶない刑事の公開が予定されているので、トミーテックブースの展示もあぶない刑事に特化しており、一部ではありますが歴代のあぶ刑事シリーズのTLV-NやチョロQが展示されていました。

figmaで販売予定となっている鷹山敏樹と大下勇次のアナザーカラーVer.。過去にBlu-ray Box特典でfigmaが付属しましたが、今回一般販売されます。顔パーツが変更なほか、拳銃や警察手帳、缶コーヒーとスポーツドリンク等の小物が付属します。

今年6月に発売予定の天竜浜名湖鉄道のTH2100形のうなぴっぴごー!。一昨年にゆるキャン△ラッピングトレインとエヴァンゲリオンラッピング列車がモデル化されましたが、今回はVOCALOIDの音街ウナのラッピング列車をモデル化。

TOMIXから今年11月に発売予定の建物としてロードサイド店舗が2種販売予定となっています。左側がおもちゃのハローマックで、右側はその鞍替え店舗となった東京靴流通センターです。2008年7月に全店閉店したハローマックがこうして商品化されるのは正直驚きです。

情景コレクションからは情景小物バイクが今年6月に発売予定となっており、CB1300P風の白バイが封入されています。過去にNゲージスケールの小物を販売していたアイコムから販売されていたマイクロライフシリーズのネズミ取りでVFR800P風の白バイ以来となる1/150スケールの白バイモデルとなります。

今年10月に発売予定のカーコレクション基本セット選(セレクト)タクシーB。封入されているクラウンセダンのタクシーはトミカ通常品で販売されていたセドリックタクシーの関東タクシー仕様とニュータウン交通仕様のカラーリングのものが封入されています。

同じく10月に発売が予定されているGJ!はたらくのりもの百景004では駅前ターミナルが販売予定となっており、駅前ターミナルのバスやタクシー、自転車撤去用のトラック等が販売予定です。

封入されているバスはステアリング機能がついてるほか、試作品では装備できませんでしたがニーリング機能(車体傾き)も装備予定となっています。トヨタジャパンタクシーが新金型で、ドアが開いた仕様と閉じた仕様が登場予定となっている。

続いてタミヤブースです。昨年も展示されていたホンダダックス125が今年は観やすい位置に展示されていました。展示されているダックス125はタミヤリミテッドエディションで、タイ国内で受注生産された限定車です。

今年6月に発売予定の1/12 Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディションのプラモデル。以前から実車のバイクやボックスアートらしきものが他イベントにて展示されていたので、販売されるだろうと思っていましたが、遂に発売となるようです。

青島文化教材社ブースに展示された日産C10型スカイラインGT-Rの実車展示。おそらく日産座間記念庫で保存されているハコスカで、今年6月に楽プラスナップカーシリーズで販売することが予定していることから展示されたものと思われます。

展示されているのは日産初代KPGC10型スカイラインGT-Rで、1970年に登場した2ドアハードトップです。以前日産本社ギャラリーに展示されているのを見ましたが、その際は車体後部を見ることができなかったので嬉しい展示です。

同じくアオシマブースに展示されたゆるキャン△SEASON 3志摩リンのスクーター。1/12スケールで劇中に登場するスクーターを再現しており、接着剤不要で組み立てが可能の予定となっているようです。

志摩リンのスクーターはヤマハビーノをモデルにしていますが、特にヤマハなどの記載はないです。劇中のスクーター同様にスクリーンやスマホホルダー、サイドバッグも再現されています。

同じく1/12スケールでゆるキャン△SEASON 3土岐綾乃のバイク。こちらも劇中に登場するバイクを再現しており、ホンダエイプ100をモデルにしていますがこちらも特にその記載はありません。

楽プラスナップキットで今年9月に発売予定のトヨタハイメディック救急車。昨年のクリスマスフェスタ時には試作モックアップの展示のみでしたが、今回のホビーショーでは完成試作品が展示されました。

同じく楽プラスナップキットで今年9月に発売予定のトヨタクラウンパトロールカー。210系クラウンロイヤルの警らパトカーを再現しており、白黒塗装は別パーツ成形色を組み合わせることで再現しています。

クラウンパトカーの成型品一覧を見る限り、クラウンの車体は昇降機つきで再現されているので、市販仕様のクラウンに流用することはできないようです。赤色灯は実車同様に小糸製作所のLED110シリーズを再現しているようです。

津川洋行ブースに展示されたジョークトイレイン。寿司やとり鉄など色々な面白い鉄道模型(?)を販売している津川洋行ですが。近日にとり鉄シリーズ第2弾となるあひるちゃん親子。

グッドスマイルカンパニーブースに展示されているPLAMATEAシリーズの艦これ時雨改三。発売時期及び価格は未定となっており、完成品フィギュアではなくプラモデルのようです。
企業ブースで撮影したものは
動画でも紹介しています。

屋外には実車も展示されており、こちらはジャパンカップに参戦するレーシングカーです。シボレーコルベットの先代モデルであるC7をベースにしており、オプティマスプライムデザインの車両です。

こちらの車両はBINGO SPORTSとコラボした車両で、40周年という節目を記念したコラボとなっています。2024年6月から参戦が予定されており、今年冬にはタカラトミーからこのマシンをベースにした、変形可能な玩具が発売予定となっています。

タミヤの1/12スケールラジコンのランチボックスという製品をイメージして、ガレージ愛知が製作した1/1ランチボックスカーが展示されました。ランチボックスは元ネタになった車種は記載されていませんが、アメリカのカスタムバンをイメージしているようです。

1/1ランチボックスではスズキDA64Vエブリイをベースにボディをカットして高さを変えており、シャーシは同じくスズキのジムニーシエラをベースにしているようで、車底部にはリチウムイオン電池も再現されています。展示の際は車検を取得していませんが、今後取得予定となっているようです。

中央通路部にはFORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)参戦マシンのレッドブルGRカローラ(Red Bull GR COROLLA)が展示されており、イベント中にはGRカローラのエンジンを吹かすイベントも行われたようです。

レッドブルGRカローラにはHKS GT7095 BBタービンなどのカスタムがされており、1000psを誇ります。競技車両の製作とチーム運営は自動車部品を手がけるCUSCOブランドが行っています。

ツインメッセ静岡近くに所在するタミヤ本社では特別見学会が開催され、ツインメッセ静岡からシャトルバスで行くことができました。社屋前にはモンスタービートルが展示されていました。

モンスタービートル以外にも、1/24スポーツカーシリーズの箱絵に描かれた仕様を1/1の実車で再現する 「タミヤ会」の車両が数台展示されていました。画像の車両は日産6代目(910型)ブルーバードです。

隣に展示されていたのはトヨタ2代目(A60型)セリカXX。セリカXXは1981年に1/24 スポーツカーシリーズ No.21として初生産されたプラモデルキットで、2020年3月にも再生産がされているようです。

ホンダ初代シティターボとモトコンポ。タミヤのキットではスポーツカーシリーズNo.30として販売されており、キットにもモトコンポが付属していました。ボックスアートとは異なり、こちらの車両はサイドデカールが貼られています。

こちらは1989年1月に発売された1/24 スポーツカーシリーズ No.78のニッサンシルビア K'sのボックスアート風の日産5代目(S13型)シルビア。ボックスアートの車両同様にライムグリーンツートンとなっています。

本社社屋内にはプラモデル製作の際に採寸に使用した車両が保存されており、今年はそれ以外の車両としてSTI GALLERY MITAKAに保存展示されているスバルインプレッサ555 WRC 98が特別展示されました。

スバル初代インプレッサをベースにしたマシンで、1998年の世界ラリー選手権に参戦し、コリン・マクレーが運転したマシンです。スポンサーはタバコメーカーの555ですが、タバコ広告禁止国向けのロゴデザインとなっています。

ホビーショー会場のツインメッセ静岡に戻って自衛隊車両の北館収納作業です。今年も自衛隊は16式機動戦闘車を持ってきており、展示されているのは陸上自衛隊富士学校機甲科部の車両です。

展示された機動戦闘車は2022年から3年連続で展示されている「26-64024」です。2019年には96式装輪装甲車が展示されましたが、ここしばらく展示されていないのでたまには見たいですね。

16式機動戦闘車に続いて北館に入っていく陸上自衛隊富士学校機甲科部の3 1/2tトラック(73式大型トラック)。こちらも2021年から3年連続で展示されている車両です。

第34普通科連隊第1普通科中隊の軽装甲機動車。イベント展示中は陸上自衛隊板妻駐屯地の公式Twitter(現:X)のQRコードと「自衛官が乗っています」という面白マグネットを掲示していました(画像左上)。

自走で北館へと入っていく偵察用オートバイ(川崎KLX250)も昨年の展示車両と同一のもので、今年も高機動車をトランポとして使用して持ってきていたようです。

日曜日には毎年恒例行事となっているM2重機関銃の返還式が行われ、今年も無事に(有)ファインモールドに返還されました。何気に機動戦闘車が展示されるようになってからは初めて日曜日に見学するので、初めてみました。

サイドミラーや操縦手キャノピー等の公道走行仕様に戻された機動戦闘車。砲身口にはカバーが取り付けられており、砲塔に装備しているアンテナも傾けられております。

ツインメッセを出て自衛隊車両を先導する陸上自衛隊富士学校総務部の1/2tトラック(73式小型トラック)。緊急走行可能車両で、グリル部に特殊車両誘導中の幕を掲げています。

1/2tトラックに続いてツインメッセ前の交差点を左折していく16式機動戦闘車、車長らがポーズを決めていますね。機動戦闘車の後ろには一般車を挟んで3 1/2tトラック、軽装甲機動車が続きます。

1台だけ信号に阻まれてしまった第34普通科連隊第1普通科中隊の高機動車。荷台左側には自衛隊員らが乗っており、右側には偵察用オートバイが積載されています。撤収の様子は
動画も撮影しています。
今回は以上です。
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