
2025年10月19日(日曜日)に藤枝市と焼津市を中心に、県の総合防災訓練が行われました。例年であれば8月末や9月始めの日曜日に行われていましたが、昨今の酷暑による訓練参加者の健康を考慮して10月に変更されました。藤枝市及び焼津市での県総合防災訓練は2015年(平成27年)以来10年ぶりですが、そちらは大雨警報発令により中止となりました。

まずは焼津市の大井川防災広場で行われた展示を見学し、こちらの車両は国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所のいすゞ6代目後期型エルフ照明車です。時間によって照明装置を光らせている時間もありましたが、撮影できず。

同じく静岡国道事務所の日野6代目レンジャー排水ポンプ車。

焼津市防災部の三菱デリカD:5機動指揮1。今年7月末に撮影した際には市販色のシルバーでしたが、この2ヶ月ほどで朱色に塗装変更が行われたようです。

同じく防災部の日野ライジングレンジャー防災多目的車両(ブルーコマンドワン)。

焼津市水道事業のいすゞ6代目前期型エルフ給水車。

東京電力パワーグリッドの日野2代目デュトロ発電車。

NTTドコモ日産E26中期型キャラバン移動基地局車。

静岡県危機管理部トヨタ200系前期型ハイエース衛星通信用中継車。

大成建設株式会社トヨタ4代目カムロード災害復旧支援車。

訓練に参加するために待機する大井川建設業協会の日野ライジングレンジャー重機運搬車、荷台にはキャタピラー製のグラップル重機を積載しています。

静岡県警察警備部緊急事態対策課隊の日野レンジャープロレスキュー車(Ⅱ型)。

陸上自衛隊板妻駐屯地第1師団第34普通科連隊本部管理中隊1/2t救急車、訓練には隊員のみが参加しました。

同連隊第1普通科中隊高機動車、訓練には3台の高機動車が参加しましたがこの車両は唯一1tトレーラーを牽引していました。

陸上自衛隊ブースには高機動車に積んできた、川崎KLX偵察用オートバイが展示されました。

志太消防本部焼津消防署トヨタ3代目後期型ハイメディック救急2号車、最新の1号車ではなく緊援隊登録車の2号車が参加しました。

道路啓開訓練が開始され、被災状況の確認を行う国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所の日産T32前期型エクストレイル道路パトカー。今回の参加車両は富士山ナンバーなので、富士国道維持出張所の車両と思われます。

段差が発生してしまった橋梁を修理する為に出動した協同組合大井川建設業協会の三菱ふそう2代目スーパーグレート重機運搬車。

段差発生部に土を降ろす同協会所属の三菱ふそう初代後期型スーパーグレートダンプカー。

降ろした土を平す同協会の日立建機ZAXIS油圧ショベル。

訓練撮影中に会場入りした、日本自動車連盟静岡支部スズキジムニーシエラロードサービスカー。普段は沼津基地に配備されている車両ですが、前日に浜松市内で開催されたスズキ秋祭り2025に展示のために静岡支部で借りていたのかもしれません。

除去した倒木を運ぶ為に現場に向かう大井川建設業協会いすゞ4代目フォワードダンプカー、荷台はおそらく脱着式のアームロールとなっていると思われます。

道路を塞ぐ電柱を撤去する為に出動した中分電力パワーグリッドの日野2代目デュトロ建柱車。

同じく日野2代目デュトロ高所作業車。

NTTドコモトヨタ200系後期型ハイエース移動基地局車、被災地域で携帯電話の通信を行う為に出動しました。

中部電力パワーグリッドの建柱車が倒れた電柱を吊り上げ、路肩に寄せます。

訓練を見学していると所轄警察署のホンダCB1300P白バイが会場内に。

道路啓開訓練が終了し、陸上自衛隊板妻駐屯地第1師団第34普通科連隊第1普通科中隊による倒壊家屋や土砂被害家屋からの救出・救助訓練が行われました。

土砂を人海戦術で掻き出し、進入口を確保します。

土砂を掻き出し、家屋にチェーンソーで穴を開きます。

自衛隊に続き志太消防本部とNPO法人災害救助犬静岡による救助訓練が行われ、志太消防本部焼津消防署の調査2号車が現場指揮本部を設置しました。おそらく指揮車の代車で訓練に参加しており、実際の指揮車は実災害に対応する為と思われます。

同消防署日野6代目レンジャー救助車、訓練終了後は速やかに会場を後にしました。

救助訓練が終了し、交通対策訓練が行われました。所轄警察署の白バイが無線機で被災状況を報告します。

所轄警察署のトヨタ200系クラウン交通用パトカーが緊急走行で現場に駆けつけ、信号機の復旧を行う民間の車両を先導しました。

交差点では静岡県警備業協会に所属する、株式会社中央防犯のトヨタ200系後期型ハイエースの後方警戒車が交通誘導を行いました。普段は高速道路上で故障してしまった車両の後方警戒を行う為の車両で、ルーフ上には作業中の標識と紫色回転灯を装備しています。

事故車両内に閉じ込められた要救助者を救助する為に静岡県警察警備部緊急事態対策課が出動し、日産E26後期型キャラバン指揮支援車と先ほどのレスキュー車が緊急走行で駆けつけました。

警察車両に続いて、日本自動車連盟静岡支部のトヨタ8代目ダイナレッカー車が緊急走行で駆けつけました。

応援で駆けつけた所轄警察署のトヨタ200系クラウン交通用パトカー、こちらは緊急走行装備を持たないレッカー車を先導しました。

有限会社志太自動車工業の日産後期型アトラスレッカー車、日本自動車連盟に加入している民間のロードサービス(自動車整備工場)です。
訓練の様子は動画でも撮影しています。

クラウンの緊急走行を見て大井川防災広場を後にし、藤枝市のメイン会場である藤枝市総合運動場へ向かいました。

会場が離れていたこともあり、到着したのは訓練終了10分前でした。しかし既に多くの車両が帰っており、道中で高機動車や中部電力の高圧発電車等とすれ違いました。こちらの車両は会場内に展示された総務省東海総合通信局の日野2代目デュトロ災害対策用移動電源車。

楽天モバイルトヨタ200系後期型ハイエース移動基地局車。

ソフトバンクいすゞ6代目前期型エルフ移動基地局車。

訓練会場を後にするauトヨタ200系後期型ハイエース移動基地局車。

訓練会場で後片付けを行う藤枝市のいすゞ5代目後期型フォワード多目的支援車。

トレーラーハウスを牽引するいすゞ5代目前期型フォワードレッカー車。

会場内には藤枝消防団の団指揮車と乗車体験に使用されたと思われるミニ消防車はありましたが、他車両の姿は残念ながらありませんでした。
今回は以上です。
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