一定の需要があるようなので私流のアルミポリッシュを公開します
私の正解が全く以って貴方の不正解だったりしちゃう、そんな分野ですので
御参考程度に… 今年は暑いデスネ σ(^_^;)
① 磨き出せる環境を整える
原則として、高温下、高湿度下、直射日光下での作業を避けて居ます
パネル温度が上がるとコンパウンドも乾燥して焼き付きやすくなり、作業精度が落ちます
プラセーヌなどで水拭きをしてパネル温度を下げる事も有効ですが、暑い日はそもそもお止め下さい(笑
②素体を清掃する
プラセーヌにたっぷり水を含ませ、洗い落とす様に表面のゴミを落とします
排ガスなどの油膜が酷い時にはバケツの水に中性洗剤を軽く混ぜて拭くのも手です

特に頑固な汚れやメタルコンパウンドのカスが黒くこびりついている時には、シンナーや模型用塗料薄め液などで溶かし落としますが、荒っぽいので最終奥義とします (^^;
③禁則事項
原則として、サンドペーパーによる研磨作業を行いません、そして推奨しません
理由としては、少なくとも現行型ケータハムのパネルはヘアライン加工されているからです
サンドペーパー研磨をしてしまうと局所的にヘアラインが落ちてしまい不自然にテカテカになってしまいます
又、充分なポリッシャー機材の無い状況下ではペーパー研磨によって出来た傷を磨き戻すには非常に高い労力が要求され、人によっては挫折しかねないからです
リスクを理解し、ペーパー研磨する場合であっても、
・2000ー1000番手級の物から試し、無闇に粗い番手は使わない
・ボンネット裏などで練習を積み、成功する確信を持ってから本番作業に臨む
など、充分に失敗対策を検討されます様に…
ジックリ時間をかけて磨けばアブナイコトしなくてもそれなり綺麗にナルヨ (-.-;)y-~~~
④機材

購入直後の白錆に覆われている状態を地ならしする為に使う機材
逆に言えば、ザラザラ期を抜けたら使わない機材です… 色々写ってますが、
シングルアクションポリッシャー + ウールバフ + ワコーズメタコン
の構成でザラザラやブツブツを削ります、シングルアクションなのでオーロラ傷は残ります

地ならしが済んでから仕上げに使う機材
ダブルアクションポリッシャー + ウレタンバフ + ホワイトダイアモンド
の構成を最も好みます ↑の作業で付いたオーロラの消し込みを図ります、通常磨くと言えばこの作業の事を指しますネ
2種類のポリッシャーを持つ事は不経済ですね?
ギアアクションポリッシャーはある程度のトルク(研削力)を持ち、ダブルアクションに近い磨き精度もあり、都合の良い機材かもしれません
しかし私も未だ買っていない為今のところレビュー出来ません…先々欲しいです(-_ー;
オートグリムメタルポリッシュは、磨き上がり精度はダイアモンドに劣りますが研削力が高いため、磨き始めのオーナーには良く向くリキッドとしてお勧め出来ます
オートグリムを一本使い切ってから、ダイアモンドやブルマジにするのが良いかな〜?
スポンジバフとウレタンバフは一見似ていますがスポンジの方が研削力が高く、ウレタンバフの方がより綺麗に磨き上げられます
こんなサイトもあったり
⑤ウェス

大量に必要な消耗品です!! 何よりも重要なアイテムかもしれませんね
私はホームセンターで養生用毛布を安く購入し、ハサミでチョキチョキ切って使います
他の作業にも使うので1年で1枚位消費しています
これはポリエステル製です、材料よりも自分で触った感じの柔らかさを優先して選びます

一回の作業で使用する量はこの位
⑥バフ掛け

大体この位のコンパウンド量をエンドパネルの半分位の面積に薄く伸ばし、磨きます
ダブルアクションの場合押し付けません、ボンネットを磨く場合でもポリッシャーの自重程度の圧力です
押し付けない分、回転数は私の場合少し高めで3000RPM付近である事が多いです

作業中に良く手を止めてバフの状態を見ます
削り出たアルミがメタコンと混ざって黒い粒となり、バフに絡みついていたりします
コレを定期的に綺麗に取り除かないと、磨いて居るつもりが傷を増やしてしまい逆効果です
バフリンスなど専用洗浄剤もありますが、テキトーな私は
こんな風にボロ布を当てつつ回転させてバフの掃除をします …雑 (^^;
⑦拭き取り
私の場合は手拭きではなく、ポリッシャーを使用して拭き取ります
こんな風に、機械にウェスを被せ回転させつつ拭き取ります
慣れが要りますが、磨き始めから拭き取りまでポリッシャーだけがパネルに接するので手磨きや手拭きによる作業感や苦労感?が残りづらく、仕上がりの均一性が保てます
私はコンパウンドが生乾き状態の間に1パネルずつ磨き&拭き取りまでしてから次のパネルにし掛かるのが好みです
⑧サボる!! 出来ない事はやらない!! 大体で止める!!
サボってもあまり美観に影響を与えない所はそこそこやってサボったり、全くやらなかったりします
ボンネットルーバーの間
Rホイールアーチ
フロントアームの間
サイドパネルのマフラーで隠れる部分
などなど、人知れずサボりまくります
飛び石傷や、トノカバーなどの擦れも当然無視ですネ
やる気のない時は、中性洗剤をバケツ水にちょっと垂らし軽く水拭きで排ガスを落としたら終わりです
車カバーや柔らかい毛布などをかけておくと酸素が遮断気味になるので再酸化がゆっくりになります
あの手この手でサボりましょう(笑
以上です
全部は貴方に当てはまらないでしょうが、貴方流のやり方を模索する為の一助に成れたでしょうか?
より良い手法は受付中です
ではでは :)