ネオトーキョー ミラーカムR  

安くて機能がいい商品なら中華製があるが、日本語のサポートがあったほうが安心できるのでこちらを選択。

リアカメラはリアゲート上部に設置。

ルームミラー（バックミラー）としての性能
よい点
①後ろを見るという機能に限っては画像はきれいに映る。
②リアゲートの上部に取り付けたため、夜間でも後続車のライトに幻惑することがない。
③「画面の電源オフ時には、普通の鏡のルームミラーとして使用できる」ので万が一の故障時でも安心。（付属のグレア防止シートを貼らない場合）

使って分かったこと（悪い点ではないが残念に感じたこと）
①通常の鏡と見え方が異なり、遠近感が狂う。相当な慣れが必要で、車線変更時などはかなり注意すべき。（後続車がいるとき、画面では遠くに見えるが、実際はかなり近くにいる。）
②ディスプレイを見るとき、焦点を合わせる時間が必要。目の疲れにもつながりそう。
通常の運転中は数十m先を見ている。普通の鏡だと後方を確認する際、焦点は数十m先のままでよい。（鏡を通してみるだけなので、後ろを見るときも数十m先を見ることになる）
デジタルルームミラーの場合、50cm先のルームミラー型ディスプレイに焦点を合わせることになる。
③万が一の際のミラー機能を残すために、グレア防止シートを貼っていない。そのため、晴れているときや日中、ディスプレイに映される車と鏡に映される車の2つが見えてしまう。
④普通の鏡のミラーとして使う場合も、特に夜間、暗く映って見にくい。

バックカメラとしての機能
よい点
特になし

悪い点
①リバース連動で画角を下向きにできるが、リアバンパー付近を映すように調整すると地面しか映らないし、距離も分かりづらい。周囲の状況が分からず使えない。（「目視で周囲を確認すべき」とか言う意見は受け付けません。そういう人はミラーも使わずに運転してね。）
地面と景色が映るような画角にすると、バンパー付近が映らないため、本来のバックモニターとしての幅寄せのような使い方ができない。
距離の目安としてのガイドラインも表示させることができるが、意味のない線になってしまう。機能としては非常に中途半端。
バックカメラとしての機能を存分に発揮させたいなら、バンパーにカメラを取り付けましょう。

ドライブレコーダーとしての機能
よい点
①前後とも停車時の画質はよい。ナンバーも視認できるし、信号の色も分かる。
②GPSが標準なので、速度・位置も自動で記録。

悪い点
①ルームミラーと一体になっているフロントカメラの調整角度が少なすぎる。そのために、モニターを見やすい角度に調整すると、フロントのカメラは左前方しか映さない。こんなドラレコは失格。
②走行中の動画からナンバーの読み取りは厳しい。

完璧なものは求めていないが、「前後ドライブレコーダー＋デジタルミラー」と謳うのにドラレコにならないことを考えると、コスパの悪さも相まって、いい評価はあげられない。
外すのも面倒だしこのまま使うが次は買わないかな。

整備手帳のほうに、写真付きのレビューを投稿します。