2017年10月06日

…………………………
毎朝、出勤し配属の支所に
ついてから、店舗周辺を
職員全員で掃除しています。
僕の持ち場は、二車線ずつの
国道沿いの歩道です。
僕が掃除してる正にその時間、
その歩道は小学生の通学路と
なります。
小学生だけで100人以上
通る通学路…
何人かの子とは
おっちゃん、おはよー♪(≧︎∀︎≦︎*)丿
おっちゃん、言うな〜ε٩(๑> ₃ <)۶
行ってらっしゃい!(*´・∀︎・)ノ))
と、挨拶を交わす場となっています。
その通学路で……
……………………
今週の火曜の朝、
その日は少しだけ早目の掃除で
小学生とは重なりませんでした。
いつもより、全然少ない人通りで
静かに掃除をしていると
歩道にピンクのランドセルの
キーホルダーが落ちていました…
手のひらサイズ以下の
小さなキーホルダー…
左肩掛け部分から
ホルダーにかけて千切れて
落ちた様子でした…
僕は周りを見回すも、
その日は人通りがなく
持ち主もわからないので
歩道の路肩のとある
会社の屋根付き花壇の縁に
キーホルダーを置きました…
そして次の日、水曜日…
僕がそのキーホルダーの
所在を確認しに行くと
昨日のままピンクのランドセルは
置かれていました…
僕はそれを手に取り、
通行する小学生に
順次聞いていこうかと
思案していると、
「それ、私のです❗️
捨てないで下さい‼️」
と3人組の女子小学生の
一人が走って来ました!
そして、僕の手から
ピンクのランドセルを
引っ張り抜きました…
その瞬間、その
ピンクのランドセルが開いて…
中から、御守りが
飛び出て来ました…
その「御守り」……
…………「交通安全」
「学業成就」でも
「祈願成就」でもない……
その女の子の通学の安全だけを
ただただ願ったその「御守り」…
「捨てないで下さい❗️
私の大切な御守りです!
お母さんがくれたものです!」
僕は勿論、捨てるつもりなんて
これっぽっちも無かったけど
「ホウキとチリトリ」スタイル…
そのファッショナブルな
出で立ちでは、誤解されるも当然…
言い訳せずにただ謝りました。
「ごめんね…大切な物なんだよね…」
僕が頭を下げ、謝っても
その女の子は泣きそうな
顔で、他の二人と無言で
通り過ぎて行きました…
僕は、ただその3人組の
背中を茫然と追うしか
ありませんでした……
………………………
でも次の日、木曜日…
いつも通り、掃除をしていると…
「おっちゃん、直してもらった!
…………ありがとう‼️(≧∀≦) 」
と、その3人組の女の子が
僕に背のランドセルを見せる…
「良かったね❗️良かった…」
僕は満面の笑顔…
その女の子も満面の笑顔!
もう泣きそうな顔はそこにない…
………気がつけば、その女の子達は
もう数歩先を歩いてました…
僕が目をやったその先に
その女の子の赤い
ランドセルの左側面に
しっかりとぶら下がる
小さなピンクのランドセルが
揺れていました……
「…………行ってらっしゃい」
ps.
誰しも、思いのこもった
自分自身にとって大切な
ものはあると思います…
その思いに他の人が
初めて気づいた時…
おそらくその時に…
また、新たな絆は生まれるのかも
知れませんね……♪( ´▽`)
2017.10.6………おくジュ3R*🌈
Posted at 2017/10/06 22:21:52 | |
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