広島市の繁華街、地蔵通りにある靴修理のPentaさんに依頼していたヌメ革のモックトゥブーツのソール交換が完了しました。箱を開封すると仕上がったブーツが良い雰囲気を醸し出しています。
早速開封して仕上がりを見てみましょう。
もちろん、丁寧な仕上がりでまた暫く履くことができそうです。
もともとVibramのクレープソールがついていましたが、今回はカスタムせずに意匠を維持しました。その場合アウトソールの交換のみで済むのですが、今回は靴の構造を確認するため、ウェルトまで交換してもらいました。
コバ周りの出来の良さはさすがPentaさんです。オリジナルに近い雰囲気を残しながらも緻密さが全く違います。ウェルトとミッドソールの2層が新しくなっています。
さてこの靴の場合、厳密にはウェルトというのでしょうか?マッケイ製法のものをグッドイヤーウェルト製法と偽って売られていたので、その真偽を確認したかったのでコバ周りも一新しましたが、マッケイ製法にウェルトは機能的には不要だと思います。ダミーウェルトとでもいうのでしょうか。吊り込みされていない、ただの革がぐるりと巻いてあるだけです
このブーツはベトナムの業者から個人輸入した物ですが、この一件で大好きだったベトナムが大嫌いな国になりました。縫い糸の品質や製法の誤魔化しなど、日本の職人品質とは比べ物にならないので、他の方にもお薦めはしませんね。
靴は面白半分でアジア系業者から買わない方が良さそうです。
フィリピンやタイ、インドネシアも同様のビジネスモデルが展開されているようですが、円安もあり相対的に高いので、あまり細かいことを気にしない欧米市場がターゲットなのでしょうか。
見栄えの良いウェブサイトとディスカウント、そして購入前だけフレンドリーな対応には気をつけた方が良さそうです。
私は縫い糸が事もあろうに切れていたり、後から解けたりと踏んだり蹴ったりです。縫い糸のほつれもPentaさんにしっかりと直していただきました。
修理前
修理後
今後も履くにあたりブーツには罪がないので、できるだけカスタムをしてメーカー色を排除していこうと思います。
次回はヒールのカスタムをする予定です。
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2024/01/06 12:59:18