マグナ50 エンジンオーバーホール その4
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
その3の続きです。
腰上もほぼ組み上がりました。(相変わらずの端折り)画像はタペットクリアランス調整中です。
ヘッドがうまく入らない場合はロッカーアームのピンがズレていることが多いのでヘッドを軽く手で叩いて元の位置に戻してあげましょう。
ヘッドカバーのナットは左下が銅ワッシャーです。
バルブタイミング調整の後にタペットクリアランス調整をします。
バルブタイミングですが、必ず圧縮上死点で合わせます。
クランクシャフトが2回転するとカムシャフトが1回転しますが、クランクシャフトの1回転は圧縮上死点(バルブが閉じられカム山がクランクシャフト側を向いている状態。重いのが開放される直前)
もう1回転はオーバーラップ(排気上死点)ですので間違えないようにしましょう。フライホイールを回せば明らかに抵抗が違うのでわかるはずです。
エンジンを床に置いたとき水平面とクランクシャフトを垂直に結ぶ線上にTの線が来るようにし、なおかつ圧縮の後(反時計回りに回して一番重い後)という条件に一致するようにします。
圧縮上死点が出たらカムシャフトのカム山を下に向けた状態でヘッドに入れ、ヘッドの切り欠き、カムスプロケットの○印、カムスプロケットの穴3つ、クランクシャフトの順で一直線になるようにカムスプロケットを固定します。
マグナ50はクランクケースに上死点を合わせるマークがないので(見落としてるだけ?)組む前にどの辺で上死点に来るか確認しておきましょう。
2
ヘッドサイドカバーを取り付け、タペット調整が終わり、エンジンが組み上がりました。
あとは載せるだけです。
3
エンジンが載りました。
配線、燃料ホースなどを繋ぎ、オイルを入れます。
フライホイールを何回転かさせ、ある程度オイルを循環させます。プラグを抜いておくと楽です。ある程度回したらセルで回してもいいです。セルで回すときはキルスイッチをオフにしておくように。
ついに
キルスイッチをオンにして緊張のエンジン始動です。
が、ここで問題発生。
オイル循環を念入りにやりすぎたためかバッテリーが上がりかけてしまいました。
クラッチの調整もまだ済んでいないので押しがけもできません。困った。
しかしこの後奇跡的にバッテリーが復活しました。
日頃の行いがいいからですね〜(鼻ホジ)
セルが弱々しく回り、エンジンがかかりました。
自分でバラした後だとこれだけでちょっと感動します。ウレシイ…
1発目はさすがに不安定なのでアイドリングを高めにして数分エンジンをかけておきます。
するとどうでしょう。以前からのガラガラ音はどこかへ消えてしまいました。素晴らしい。
4
翌々日くらいに試走がてら初日の出を見に行ってきました。
とても快調で10万キロ間近のバイクとは思えません。
これからもお世話になりそうです。
(このあと路面凍結しててめちゃくちゃこけた。自分もバイクも無事でした。)
5
今回交換した部品の一覧です。
新しく購入した工具や専用工具の分は含まれていません。
バイク屋に出すとウン万も取られる修理だったみたいなので一応黒字ってことで。
6
今回修理をして思ったことは、やればできるということです。
マグナ50はモンキーやカブなどと同じエンジンなので比較的バラしている記事で参考になる物も多く、気軽に開けられるエンジン(⁉)だと思います。
また、少ないとは思いますが私の整備手帳を見てエンジンを開けようと思う方はこの記事だけを参考にせずいろいろなブログなどを回ってみてください。
(いろいろな情報を取捨選択するのは)人生の基本でしょ〜!?
伝わらなかった気がする。
そもそも私のこの記事はガバガバすぎて参考にならないかもしれません。
そこで私が参考にしたサイトを紹介しておきます。
多分これ見ればやれるはずです。
http://4-mini.net/custom/category/resolution
http://gentukiban.nobody.jp/
やるときはちゃんと見ておきましょう。普通に上記のサイトの方が参考になります。
それでは〜
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