VCDSによるフォルトコード取得とクリア-2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
取得したログは保存できましたので、今度はフォルトコードのクリア方法です。
TTのコンピューターは、一度エラーを検出してフォルトコードが記録されるとその問題を修復しても消えずに残っています。この仕様になっている理由は、まれに発生する不具合も確実に捉えることができるからです。
今回は、一度全クリアしてフォルトコードが再度記録されるかで不具合が発生しているかを管理してゆきたいと思います。
クリア方法ですが、フォルトコードを取得した画面にも「Clear all DTCs」というボタンがありますが、いかんせん怪しいツールですので、個々のセクション画面から消去することをお勧めします。
TT君の頭脳が記憶喪失になったら大変ですからね!
「Close」にてAutoScanの画面は終了します。
そして、写真のメインメニューから「Select」をクリック
※先程貼りつけたメモ帳の画面をこのように隣に残しておくと作業が楽です。
2
ここからは、先程取得したフォルトコードを参考にボタンを選んでゆきます。
私の場合は、エラーが出たのは
Address 01: Engine
Address 17: Instruments
Address 35: Centr. Locks
の3セクションになります。
この内容に一致するボタンがありますので、それを選んでください。
私は「01-Engine」を選択します。
3
01-Engineセクションの画面です。
念のため、「Fault Codes-02」を押して取得したエラーが出てくるか確認します。
4
このサンプル画面は消去後に撮ったので、フォルトコードがありませんが、実際には
2 Faults Found:
18010 - Power Supply Terminal 30
P1602 - 35-10 - Voltage too Low - Intermittent
18011 - Internal Control Module
P1603 - 35-10 - Failed Self-Test - Intermittent
と表示されていました。
内容を確認したら、ここの画面からフォルトコードを消去します。
「Clear Codes-05」をクリック
5
「本当に消しても良い??」と聞いてきますので、「はい」をクリック
6
終わるとこのようにコードがクリアされます。
「DoneGoBack」で前の画面に戻り、「CloseController GoBack-06」にて、セクションの選択画面に戻ってください。
7
あとは、この画面からその他のセクションを選択していただき、同じ作業の繰り返しです。
全ての作業が終了したら、VCDSを終了してケーブルを外し、車の電源を切る(ONからOFFにし、キーを抜く)と終了です。
念のため、一度エンジンがかかるか試してください。ちょっとほっとします!
8
とりあえず、何十キロがその辺を走行して問題が無いことを確認してから遠出をしてください。
また、走行後に同様の手順でフォルトコードが再発していないか確認をお願いします。
もし再発している場合はメンテナンスを計画いただくことをお勧めいたします。
みなさんも、TT君(ちゃん?)の定期健康診断をしていただき、長生きさせてあげてくださいね!!
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( フォルトコード の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク