クラッチ交換①とシール、センサー交換
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クラッチ交換とその際にまとめて行ったシール類やセンサー関係の交換について掲載いたします。全ての工程は書ききれないので参考程度にしかなりませんが、DIY作業の一助になればと思います。
本作業は上級者向けです。また、私はサービスマニュアルも購入しておりココに書ききれないことも配慮しての作業をしておりますので記事のみを参考にしての作業は絶対におやめください。
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まずは全体の作業の流れです。
<ミッション降ろす工程>
1 バッテリーマイナス端子外す
2 インタークーラー外す
3 コネクタ3本外す
4 MTボックスマイナス端子外す
5 セルモーター外す
6 レリーズシリンダー外す
7 ピッチングストッパーを外す
8 ピッチングストッパボルトを戻す
9 O2センサーコネクタ外す
10 ~ジャッキアップ 4輪(60cm以上は上げたい)~
11 マフラー(中間パイプ)外す
12 マフラー右側にある触媒パイプ?外す
13 ミッションオイル抜く
14 左右足回りを解体(ロアアーム、ショックアブソーバー、キャリパー保持)
15 ドライブシャフト引き抜き+撤去
16 プロペラシャフト抜く
17 MTケースブラケット外す
18 シフトリンケージ外す
19 ~エンジン本体後ろを傾ける~ ラッシングベルト利用
20 レリーズレバーを自由にする(プラグを抜く)
21 ミッション固定ねじ外し、降ろす
ミッションは80KG以上の重さでとても人間が持てるものではありません。ミッションジャッキなどは必須です。もしも下敷きになったら大怪我となりますのでご注意ください。(ショップに依頼しても工賃10〜20万円程度です。怪我に比べたら安いものですのでスキルと相談して冷静なご判断を)
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1 バッテリーマイナス端子外す
2 インタークーラー外す
上記作業は一般的なので触れません。
外した後の配管穴はマスキングテープなどできちんと塞いでおきます。
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3 コネクタ3本外す
ミッションにつながる赤丸コネクタを外す
4 MTボックスマイナス端子外す
青丸のマイナス端子を青丸側で外す
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5 セルモーター外す
青丸の防水カバーをめくるとプラス端子がナット止めされていますので外します。
モーターは2本のボルトでマウントされています。赤丸のマイナス端子が共締めされている方は上部から、反対側は下部からの方が外しやすかったと思います。
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5 セルモーター外す
モーター外部にかなりサビが発生しています。外した後にサビ落としして、シャーシブラックで防錆しました。
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5 セルモーター外す
セルモーターを外すとクラッチとフライホイールの一部が顔を出します。ファイバースコープなどでクラッチ残量が見えるかな?
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6 レリーズシリンダー外す
スプリングを外します。
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6 レリーズシリンダー外す
2本のボルトで止められているので外します。
外したシリンダーは邪魔にならないようにどこかに吊っておきましょう。
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7 ピッチングストッパーを外す
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8 ピッチングストッパボルトを戻す
ここは後にミッション積み下ろしの際にエンジンを下向きにつっぱらせるために利用します。本当は作業用のボルトは別物にしたほうがイイのですが手持ちがなく私は現物にて実施しました。せっかくなので新品を用意するべきでした。
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9 O2センサーコネクタ外す
中間パイプの下流側O2センサーのコネクタがミッションにつながっているので外します。
10 ~ジャッキアップ 4輪(60cm以上は上げたい)~
下回り作業のためジャッキアップを本格的に行います。最終的にミッションを下ろす為の作業スペースとして60cmは上げたいですね。
11 マフラー(中間パイプ)外す
マフラーを撤去します。先に写真のナット2つを外してゴムマウントから外します。
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11 マフラー(中間パイプ)外す
ココでもボルト止めにてマフラーが吊られていますので外しましょう。
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11 マフラー(中間パイプ)外す
このように外しました。
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12 マフラー右側にある触媒パイプ?外す
触媒をタービンアウトレットから外します。まずは遮熱板を外します。ボルトは複数ありますので探りながら適時外します。
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12 マフラー右側にある触媒パイプ?外す
遮熱板のボルトは12年落ち、14万キロ走行車なのでサビが酷く数本折れてしまいました。
必ず新品に替えましょう。
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12 マフラー右側にある触媒パイプ?外す
下側からのアクセスです。
赤丸のボルトは外す際に折れた後です。とりあえずそのまま作業を進めて触媒撤去後に対応します。
また、ステアリングロッドに一部隠れていますが矢印部分に2本ボルトがあります。ギリギリ折れずに済みました。
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12 マフラー右側にある触媒パイプ?外す
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12 マフラー右側にある触媒パイプ?外す
触媒につながるナットを外すと隙間が生まれます。触媒を落とさないように注意です。
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12 マフラー右側にある触媒パイプ?外す
ガスケットがあるので、必ず新品を準備して交換です。向きは片方向にしかつかないので安心です。
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12 マフラー右側にある触媒パイプ?外す
先程写せなかった遮熱板のボルト穴です。ご参考までに。
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12 マフラー右側にある触媒パイプ?外す
触媒のナット止め位置です。下側3つ、上側2つの合計5つです。
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13 ミッションオイル抜く
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16 プロペラシャフト抜く
遮熱板を外します。
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16 プロペラシャフト抜く
矢印の所に4つのボルト、ナットで前後のシャフトが固定されています。外す前にプロペラシャフトの合わせ位置が分かるようにマークしてから外します。
その後赤丸のホルダーを外してプロペラシャフトを前後分離します。
その後青矢印方向に引き抜くと抜けます。抜いた後はミッションオイルが漏れてくるのでウエスなどで覆っておきます。
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