クラッチ交換⑤とシール、センサー交換

写真は交換後のクランクシャフトオイルシールです。
次にオイルセパレーターの交換です。
このボルトは普通に六角レンチで回すと舐めると思います。固着が酷いのでケミカル＋インパクトドライバーで対処します。

凍結浸透ルブを１０秒位吹きかけてすかさずインパクトドライバーで叩き込みます。

舐めてしまいそうな危険な状態もありましたが、なんとか全て外すことができました。

古いセパレーターです。まだまだ使えそう。

プレートの接合面の古いガスケットを綺麗に除去しオイルストーンで面出しをしっかり行いました。

スリーボンド1215の液体ガスケットを使いました。耐熱温度に配慮した選択です。ちょっと塗りすぎた感はありますがそのまま取り付けしています。

ボルトは全て新品に交換です。交換しないと次回は絶対に舐めます。
１本だけネジロックがついた特別なボルトになっています。

綺麗に取り付けできました！３日は乾燥させましょう。（その後の完成までに１ヶ月かかってしまいましたが）
また、写真は無いのですがこのタイミングで下記のパワステホースも交換しています。ミッションケースがない時のほうがとても作業が簡単です。
パワステホース（低圧 34611AG220 34611 ホース 1
パワステホース（高圧 34610AG042 34610 ホース アセンブリ,パワー ステアリング 1

ドラシャのオイルシールとOリングの交換です。
デフを支えるプレートを外すのですが、必ずマーキングして元の締付圧を復帰出来るようにします。

この締付圧を間違えるとデフから異音がしたり、最悪ベアリングを破損します。

本来はSSTが存在するのですが、この工具で十分に対応可能でした。何回回したか数えます。（１回転間違えると全然緩いか、キツキツで回らないかなので大丈夫とは思いますが）

外すとデフ玉が下に落ち込みますが気にしなくてOK。ネジ部などを綺麗に清掃しましょう。

外した部品です。ココにＯリングがハマっています。

綺麗に清掃しましょう。

オイルシールの交換です。元の入り込み位置をしっかり把握しておきます。

ソケットなどで叩き外し、入れ込みをします。外した状態ではとても作業性が良いです。

新品のオイルシールです。Ｏリングも交換しました。シールの内側、Ｏリングにはシリコングリスを塗ってあります。

取り付けです。
デフ玉をトンカチの柄などで支えながら締め込んで行くとテーパー状のベアリングによって徐々に中心にセットされてきます。

最後に元の位置まで占めて完了です。

反対側です。

やはり汚れてますね。

Ｏリングもしっかり交換しました。

シフトリンクのメンテナンスです。
どのくらい効果があるかわかりませんが、ビートラッシュのブッシュを入れてみました。
結果はあまり変わらなかったかな？

純正ブッシュです。

ビートラッシュブッシュです。