今日のバットモービル(177回目）

　マテルの1/50シリーズの『バットマン　フォーエバー』版のバットモービル。
　Ｈ・Ｒ・ギーガーがコンセプトデザインで参加しているというウワサを聞いたとき、「なるほど！」と納得したのだが、後にギーガーのコンセプトスケッチを見て、腰を抜かしてしまった。
　Ｈ・Ｒ・ギーガーはやはり只者ではない。
　おそらく、バットモービルと聞いてこのようなコンセプトを提出できるのは、宇宙広しといえどもこの人しかいまい。このスケッチを見せられた当時のワーナーの偉い人たちが、どんな顔をしたかと思うと、笑いがとまらない。
　やはり、バットマンの世界観がギーガーのビジュアルに侵食されている感じがゆんゆんである。
　その後のデザインの変遷は、特典映像などに詳しい。
　個人的な印象では、メカニカルな方向に舵を切り、次に40年代モデル的な方向へ舵を切り、若干ギーガー方向に舵を切った結果が『～フォーエバー版』、「バットモービル大全」流にいうところのバル・キルマーとなったのではないかと思っている。

　はじめて、そのコンセプトスケッチを見てからはやン十年。

　結構、心の準備ができてきたので、マテルに1/50で発売して欲しいと思っていたりしてｗ






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