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『サバイバル・オブ・ザ・デッド』を観てくる。

　100分少々という近年では短い部類の作品だけど、その密度はかなり濃密。

　今回も人間の尊厳と業について丹念に描かれている。ゾンビ映画におけるゾンビは、人間を極限状態に追い込むための装置として扱われることが多いが、ロメロはそこにさらなる意味を見出そうとしているのが凄い。

　基本的に自分はゴアシーン溢れる映画は苦手なのだが、ロメロの作品だけは別腹だ。

　今回の作品を見て、ロメロなりのシリーズのFINALにまつわる構想は出来上がってるのかもしれないと思っていたりする。

　映画館の場所柄か、旧三部作を知らない世代と思われるギャルな観客が多かったのも印象的だったなぁ。

　そんなわけで、『死霊のえじき』のサントラが配信されないかと待ち望む日々。

　
　

『アイアンマン２』の内容を反芻しながらニヤニヤとしてすごしていたりする。

いやぁ、素晴らしい映画だったと思う。
内容は恐ろしいくらいに何もないのだが、それが逆にいさぎよく、スカっとさわやかな気分にさせてくれる。

　とにかく、期待した絵が続々と登場しているのにムダなシーンが一切ないのがスゴイ。
セリフのひとことで済ますところは済ませていたり、不必要にキャラクターの描きこみをしていなかったりと、洗練された展開なので、全然、退屈しない。

　相も変わらず、時間と距離の関係がまったくわからないけど、そんなことは気にしてはいけない。おもしろければよいのだ。

　ブラックウィドーの格闘シーンが無意味に長く、プロレスムーブの連続だけど、これはこれでサービスカットで必要なシーンなのだｗ（ハッピーとブラックウィドーの戦闘能力比較描写として必要という言い訳もあるけど）

　各登場人物の立ち位置も緻密に計算されているので、最後まで物語はブレることはない。しかも、お父さんのフィルムのあたりが、何気にＴＶ番組『ディズニーランド』を意識しているのも心憎い。

　とにかく、ロバート・ダウニー・Ｊｒ．の存在感も素晴らしい。

　で、画像はドーナツを頬張りやさぐれる元社長のシーンのメイキング。
　今回は、上半身の一部をのぞいてキャプチャースーツの撮影になっているのがわかるカット。

　『仮面ライダーＷ』も商品化されることだし、是非ともバンダイからＭＧで発売して欲しいと思ったりして。