今度の東京モーターショーでマツダは電気自動車(BEV)を発表します。“売れる車”を作らず“ファン向け”の車を作るマツダですが電気自動車もファンを喜ばせそうです。
この電気自動車、SUVになるかハッチバックになるかはわかりませんが2013年には「デミオ」をベースに開発していたので決して大きくないmazda2~3あたりのサイズになるのではないでしょうか?商売を考えるとSUVタイプが良いと思います。
夏頃にノルウェーで行われた電気自動車の試乗車は外見が「CX30」でした。そこには35.5kWhのバッテリーを積んでいました。このシステムがそのまま新型のEVに載せられると思います。
35.5kWhというとホンダの「honda e」と同じ容量です。honda eはWLTPで220km走りますのでマツダの電気自動車も同じくらい走ると思われます。WLTPはJC08より厳しく測りますので実燃費に近い航続距離です。(日産リーフはWLTCで458km、JC08で570km)
ホンダはhonda eを「スマホのように毎日充電する毎日乗る車」と言っています。現在、電気自動車のコンセプトは、多少高価でもバッテリーをたくさん積んで内燃機関車と同等の距離を走れ、今までの乗り方使い方と違いのない「同等タイプ」(モデルSやタイカン等)と、多くの人に手が出しやすい価格帯でまあまあ問題ない距離を走れるけど充電に気を遣う「新ジャンルタイプ」(iMiEVやhonda e)の2種類があります。
新ジャンルタイプは「ドライバーの多くが1日に100㎞も走らないので十分」という調査があり、そのうえで倍ほど走行可能なバッテリーが積まれているわけだからまあ問題ないわけですが「月に1回とか年に1回とか遠くに行くこともあるから・・」みたいな心配があってなかなか多くの人に受け入れられない感じです。
honda eは距離は走れないけどインフォテインメント性能や走行性能が高く、毎日乗りたくなるカーライフが送れる作りになっています。
集合住宅に住む人が多い都市部では「好きなときに充電ができないのは不便」ということで、ハイブリッド車(HV)やi-MMDのようなシリーズ式や充電器による充電もエンジンによる充電も可能なプラグインハイブリッド車(PHEV)等の方が人気です。
日本ではプリウスやインサイトが産まれて20年以上経ち、システムの低価格化も進み、中古車も多数あるのでただ単に「燃費が良い車が格安で欲しい」となれば答えは簡単に出てきます。前にも言いましたが「中古の20型プリウスを買え」です。
マツダの電気自動車やhonda eの本当の狙いはエコとか環境とかではなく“ファン向け”なんでしょうね。「そんな走らないし高いけどなんかいいよね」みたいなそれなりにリッチなニッチが3~5年くらいリースや残価設定で買う感じかな?
2017年に出たホンダのクーペモデルも“ファン向け”というならば実現しそうです。RR(リアモーターリア駆動)だし。
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2019/09/26 18:45:53