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2016年10月30日

越中 井波別院瑞泉寺と越後 星峠の棚田編

越中 井波別院瑞泉寺と越後 星峠の棚田編 10月27日
瑞泉寺の鐘音で目が覚める予定だったが、不覚にも気付かず7時を過ぎた頃に目覚めた。
昨日、寺の奥に見えた山は朝靄に覆われていたが、天候は徐々に回復し始めている様子で天気予報でも日中は晴れとのことで、今日も天候に恵まれそうである。

窓を開け静かな門前を眺めると、朝の空気が少し重たく感じる。
暫くすると女将より朝食の声がかかる。
手際よく布団が片付けられ、少し間を置き朝食が運ばれてきた。
まさに上げ膳据え膳である。

少々質素だが味付けも程よく、ご飯もまた美味しかった。
米処でもある富山県は良質な水に恵まれているのだろう。


 ・朝食の膳

食後は目の前の瑞泉寺をお参りする。
井波別院瑞泉寺は明徳元年(1390年)本願寺5代綽如上人によって開かれ、広く加賀・能登・越中・越後・信濃・飛騨・6カ国の有縁の人々から浄財を募り建立された。

北陸の浄土真宗信仰の中心として多くの信者を集め、又越中の一向一揆の重要拠点ともなった寺院となっていき、15世紀末には井波城と称され福光城主石黒氏を破るとともに、井波の町は寺内町として発展していった。

16世紀佐々成政の軍勢に攻められ焼き払われるが、後に本堂、太子堂、大門など、何れも地元の井波建築、井波彫刻、井波塗師の優れた技を集めて再建されたものだそうだ。


・大門(山門) 天明5年(1785年)


・本堂 明治18年(1885年)に再建
 

・太子堂 大正7年(1918年)に再建


・井波彫刻 匠の技があらゆる所まで施されている


・高岡門 左手前は井波彫刻師の作業場が並ぶ

チェックアウトの時刻はとうに過ぎていたが、この先の目的地もあることから名残惜しく井波の地を後にする。

15分程で北陸道・砺波ICに入り新潟方面へと進むが、ふと富山名物の鱒寿司を買っていないことに気付いた。
となると、富山県内のSAで手に入れなくては・・・

途中、有磯海SAで家族へのお土産に鱒ずしやホタルイカなど購入するが、選択肢が多いので2段重ねの鱒寿司と普通の鱒寿司、味付きホタルイカも3種類入りと卵入りを選び、大きなイカめしと鰤の昆布巻きも目に入ったので購入する。

腕時計を見たら12時少し前だし、まだお腹が空いていなかったので出発することにした。

新潟に向かう北陸道の交通量は非常に少なく、左手彼方には日本海が絶えず付き添ってくれて実に快適な走行である。
もちろんレヴォーグ自慢のACCとALK常用なので超~っラクチン♪


 ・北陸道走行中

淡々と走るうちに、お腹も空いてきたので休憩を兼ねて名立谷浜PAに立寄る。
小さなPAなので、メニューを見てもどれも食べる気にならなかった。

しかし売店で、鱒寿司や笹巻寿司、鯖寿司のおにぎりが目に留まったので、日本海を眺めながらピクニック気分でランチすることにした。
晴れていても風が冷たく肌寒かったが、とても気持ちの良い昼食となった(^^♪


 ・今日のランチ

PAを出て直ぐに上越ICで一般道に降り、R18を少し走って県道を右折して内陸部へと舵を切る。
次の目的地は、松代にある星峠の棚田だ。

途中R253に合流し上越市大島へ向かう、何れの道も相変わらず交通量が少なく淡々と流れ、秋の里山を眺めながらのドライブとなった。
大島からは県道を少し走りR403に入ると、星峠の棚田は直ぐそこだ。

観光客は殆どおらず静寂に包まれた棚田は稲刈り作業も既に終わり、斜面に沿って幾重にも細かく仕切られた畦が鮮明に眺めることが出来た。
一昨年来た時は、未だ稲刈り前だったので棚田の表情が良く解らなかったが、今回はとても棚田の顔が良く見えて、日本の秋という季節感を存分に堪能しました。




 ・星峠の棚田


 ・棚田をバックに撮れず看板前でワンショット

もう少しこの地に留まっていたかったが、山間の日暮れは早く寒くなってきたので、今晩の宿へと向かうことにする。
山向こうの六日町から先は半分地元のようなものだ。

六日町ICから関越道を走り、塩沢石打SAで本日最後の小休憩をして湯沢ICで降りて県道で土樽方向へと進むと岩原、中里と続く。


 ・塩沢石打SAにて

今回は、中里スキー場近くのスキーロッジに世話になることにした。
オフシーズンなので、客は自分のほか一人だけである。
少し古い建物であったが確りと手入れされた内部で、主は農業と兼業している物腰の柔らかな方でした。

部屋はスキーロッジなのでそれなりですが、エアコンで温められコタツの準備と布団が敷かれており、とても気遣いが感じられて妙に嬉しくなってしまった。

しかし、温められた部屋には時間が経つにつれ、例のカメムシが続々と・・・
この後、深夜まで格闘が続くのは言うまでもない(´;ω;`)ウゥゥ

※本日の走行距離 256.7km  燃費 15.4km/l

つづく、
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2016/10/30 19:49:27

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この記事へのコメント

2016年10月30日 20:10
細かく書かれたブログで、また行った気分になれました(^_^)
続き楽しみにしてます♪
コメントへの返答
2016年10月30日 21:26
こんばんは~(^O^)
イイね&コメありがとうございます!

MarKさんのカコイイ銀じろう号に比べたら、まだまだって感じの我が銀虎号ですが、遠目で見ていただければ、あ~ら不思議!自分の愛車で行った気持ちになれるかと思いますよ~♪

文才が無いのでずらずらとしか書けず、非常に読み辛いかと思いますが、少しでも旅の気分を感じてくださいましてホント嬉しいです。
2016年10月30日 22:06
初めまして。お邪魔します。

35年くらい前、井波町に3年くらい住んでいました。
瑞泉寺の脇にある幼稚園に1年間通ってました。
とても懐かしく読ませて頂きました^^
コメントへの返答
2016年10月30日 22:27
つのあたまさん、こんばんは!
コメありがとうございます。

南砺市井波は、歴史を感じさせる風情のある素敵な街並みですね。

通われたのは、瑞泉寺高岡門を入ってすぐ左側にある幼稚園ですか?

お寺の参拝と静かな石畳の八日町通りを作務衣と雪駄で散歩しましたが、心が奇麗に洗われたようでした。

みんカラ登録以前にも、つのあたまさんのブログを読ませていただいたこともありましたので、とても嬉しいです。



2016年10月31日 6:43
富山唯一の国宝、高岡の瑞龍寺が有名ですが、私は瑞泉寺が火災で焼けてなかったら今頃は国宝だったのかな…といつも思います。
井波彫刻が随所に見られて素敵ですよね(^。^)
いつか家を建てる時には井波彫刻の欄間が欲しいものです(*^o^*)
コメントへの返答
2016年10月31日 14:02
黒ねこちゃん、いつもコメントありがとうございます<(_ _)>

井波の彫刻は見事の一言です。
当然お高いし、家には欄間もないし・・・涙

北国街道と北陸街道の分岐点で栄えた高岡には、ご紹介にもあった瑞龍寺、規模や回廊が特徴の荘厳な仏閣で、さすが国宝って佇まいですね。
この他、大仏や煌びやかな高岡仏壇でも有名なので、駅から徒歩圏だし今度は北陸新幹線で行ってみたいです。

そうそう、以前紹介していただいた高田屋、扇一の鱒寿司ですが、残念なことに有磯海SAでは入手できず売店のお姉さんお薦めの植万の特選鱒寿司・花ますを購入しました。

生タイプ・2段重ね(2種類の鱒使用)で美味しくいただきました。
一緒に買ったのどぐろの炊き込みご飯の素、今晩食してみます( ´艸`)
2016年10月31日 9:20
ワタシも北陸道の同じ区間を走ったことがありますが、流れも景色も快適でした。

レヴォーグを旅の相棒とした素敵な紀行文・・・思いっ切り日本の良さが滲み出ていますね。
コメントへの返答
2016年10月31日 14:23
bbw1150さん、ご無沙汰してます<(_ _)>

太平洋と藍色と異なり深い青緑の日本海、遠くに見えたと思ったら間近に迫ってくる。
仰る通り、流れも景色もイイですね~♪
飛ばすことなく、のんびりと走っていても、とても気持ち良く心が癒されます。

時間があれば更なる景観を求め、この区間を下道で走りたかったです。

毎度のことながら、拙い文章にお付き合いくださり、さらにコメントまで頂戴しありがとうございました。

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「@銀プリ2 さん、辛いですが1週間は静養せねば・・・( ノД`) くれぐれもお大事にしてくださいね。」
何シテル?   01/09 16:04
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