
今回は、帰り道中の
ただの紀行文ではありません。
首都圏から最も遠く縁の薄い新潟県の北端である村上市にスポットを当て、写真満載と長文駄文でお伝えさせていただきます。
さらには首都圏で見られなくなった鉄情報まで書き加えました(^^ゞので、
最後までご覧くだされば幸いです<(_ _)>
10月29日(月) 天候:雨
のち曇
時々雨、関東側:曇
のち晴
前日の芋煮オフでは東北メンバーとの交流を楽しみ、その後日本海に面した鶴岡へと向かい男一人旅として勿体ないと思えるほど豪華な海の幸に舌鼓を打ち、海鳴り響く一夜が明けると・・・
7時少し前、カーテン越しからの僅かな明るさに身体が気付いたようでスッキリとした朝の目覚めとなりました。
旅先で気になるのは、やはり天気ですよねぇ。
床から離れカーテンを開くと・・・

・朝の景色
冬を連想されられる鉛色した日本海は遥か沖合まで白波がたち、重くのしかかった雨雲と岩肌や波打ち際は白く泡立っています。
どうやら、
雷・強風・波浪注意報が解除されぬまま今朝に至ったらしく、時折雨足が強くなるなどしていますが、冬に近づく日本海として考えれば当たり前なのかもしれません。
さらに前向きに考えれば、
男の海って感じだなぁ(おバカ的発想・汗)

・おおっ、雨が上がって明るくなってきた~♪
な~んてニヤニヤしながら考えているうち、雨は止み薄くなった雲の切れ間で明るくなってラッキー♪と思ったら、
またしてもザーッと降ってきたりして気まぐれな天気のようだ。
そうこうしているうちに朝食の支度が隣の部屋に整ったと中居さんから知らせが入りましたので、身支度をして戴くことにしましょう。

・健康的な日本の朝食って感じ♪
食後は部屋に戻り、窓の外を眺めながら暫し一服(^。^)y-.。o○(ダメ人間)
今日はR7・羽州浜街道で新潟へ向かい、途中勝木からR345・日本海夕陽ラインを走行し、日本百景にも選定された11kmにもおよぶ海岸景勝地・笹川流れの絶景を堪能し、名産品の塩引き鮭をお土産として買うことが目標です。
チェックアウトする際、昨晩よく見ることが出来なかったロビーからの日本海を眺めます。
・ロビーから眺めた大海原、絶壁と奇岩
荷物を銀虎に積み込み出発する前に、網元宿の小さな港に降り記念写真を撮っておきましょう。
小雨降る中、銀虎を移動し短い坂を下り漁船と並べます。
海が時化ているので本日の漁はなく、打ちつける波音しか聴こえません。

・宿のすぐ後ろを走る羽越本線下り線(特急いなほ1号)
ここで、
鉄情報です。
お好きでない方はスキップしてくださいm(_ _)m
最近まで常磐線の特急“フレッシュひたち”などで活躍していたE653系で、後継のE657系の登場に伴い都落ちして来た車両ですが、内外装をリフレッシュして頑張っています。

・E653系1000番台(寒冷地改造) ※ネットから借用
因みにこの“特急・いなほ”は上記写真のような塗色の他に、全体がハマナス色と瑠璃色の車輛もあり、それなりのインパクトが( ^ω^)・・・
一部では
フルーツオレとか
サツマイモ(ハマナス色)、
海坊主(瑠璃色)とも揶揄されているようですが、少々可哀そうですね。
・“特急・いなほ”で活躍するE653系1000番台のカラーバリエーション ※ネットから借用
また、新潟からは北陸新幹線・上越妙高とを連絡する“特急・しらゆき”としても同形式車両が使われ、こちらも塗色変更されてバラエティー豊か、5色だった常磐線時代に加え新潟地区での上記4色と併せて
9色と変化する特異的な特急車両であり、近々旧・特急色も登場し臨時運行されるとの情報も付記しておきます。

・“特急・しらゆき”E653系1000番台(寒冷地改造) ※ネットから借用

・常磐線フレッシュひたち時代のE653系 ※ネットから借用
話が随分と脱線していますね(;^_^A
スキップした方はこちらから
切り立って入り組んだ断崖にR7・R345とJR羽越本線が添うように配置されていますが、曲線の関係で国道の方が海と並走することが出来て眺めは数段上ですが、冬季は季節風の関係で波の花が舞う厳しい道路状況と変わることでしょう。

・まだ山形県ですが、なかなかいい景色です
R7を暫く日本海に寄り添って走っていると、
やがて新潟県村上市へと変わりR7は内陸部へと進路を変えていきますが、勝木交差点を右折すると待望の笹川流れの登場となります。
笹川流れの笹川とは、笹川村(現・村上市笹川)であり笹川より沖合いの岩場まで潮流が見られたことが名の由来とのことです。

・R354に入るとすぐに笹川流れの絶景が始まります
松島は
この美麗ありて
此の奇抜なし
男鹿も
この奇抜ありて
美麗なし
文人頼山陽の子で、詩人であり幕末の志士でもあった頼三樹三郎は、『海府遊記』の中で松島と男鹿の美観を併せ持つと絶唱しています。
その風景が眺められる場所に小さな眼鏡岩展望台がありました。
それでは眺めてみることにしましょう。

・奇岩の数々、沖合には粟島を望む

・眼鏡岩

・切り立った崖とR345

・笹川流れ 桑川海水浴場付近にて
写真の腕と天気の悪さが問題ですが、どうにかお楽しみいただけたのではないでしょうか?
それでは村上の街の中へと進めることにしましょう。
桑川から少し距離がありますが三面川を渡れば街中へと入ります。
千年鮭で有名な喜っ川は、少々分かりづらい場所にありますが、
予めナビに入力してあれば簡単に行くことが出来ます。
時代を感じさせる色褪せた古い町並みらしく、小町、大町、大工町、細工町など古くから繁栄してきた感じのする町名が並び、目的のお店は大町の一画にありました。
また、すぐ近くには代々由緒あるお寺が6~7軒ほど集まっており、当時を偲ばせます。

・
千年鮭の喜っ川
それでは歴史を持つ佇まいの店内へと入ってみることにします。
お店左側横の入口へと回ると、
軒に数匹吊るされた鮭と障子に大きく書かれた“
酒びたし・塩引き・鮭珍味”の文字が目に留まります。
店内も昔ながらの佇まいそのもの、当時と異なるのは土間に貼られたフローリングと陳列棚、冷蔵・冷凍の各ショーケース程度なので
タイムスリップしたかのように感じられます。

・今回、お土産として購入した商品
無事に買い物を済ませましたので、旧街並みを抜けて現代へと戻ることにしましょう。
この村上旧市街からはK531で南下し、村上瀬波温泉ICから日本海東北道(無料区間)に乗り新潟方面へと進んで行きます。
時々小雨がパラつきますが、左右のドアガラスやリアウィンドーは前日からたっぷりと浴びた汐の影響で薄っすら塩を吹いていてワイパーの跡もクッキリ、ドアミラーや両サイドのガラスも見辛いため、途中の豊栄PAにピットインして全てのウィンドーを洗い流すことにしました。
予め用意した2ℓペット容器3本に水を入れておいたので、ジャバジャバと水をかけて宿で使ったタオルを使いながらキレイサッパリ(^^♪

・日本海東北道・豊栄PAにて
4方向とも視界良好になった銀虎は、再び本線へ(ここから有料区間)・・・
途中、新潟中央JCTから本線は北陸道へと代わり、そのまま長岡・富山方面へと進み長岡JCTからは関越道へ分岐、ようやく東京方面へと進路が変わりました。
後はお気楽一本道~♪
でも、ここでお腹が・・・
ってことで、雪のないゲレンデが並ぶ途中の塩沢石打ICで高速を降り、K28とK76号を走ってぐるっと回り込むようにR17砂押交差点にでます。
勘のいいブログ常連の読者さんであれば、何処に行くのか予想がつくかと思います(笑)
で、到着!
ズバリ、ココ↓です(笑)

・毎度おなじみ
へぎ蕎麦・中野屋塩沢店

・遅い昼食を戴きます ズズズ~ッ、まいう~(^^♪
久々に知人と会えたのでチョッとお話を楽しみました。
元気で良かったぁ~♪
また来るね~と別れを告げ、R17で湯沢町経由、湯沢ICから再び関越道で高速の人となって、我が家を目指すのであった。

・関越道 湯沢IC~土樽PA間を走行中

・夕方ラッシュに巻き込まれそうな悪寒・・・

・到着までの60分間分燃費状況

・無事到着で、本日も金🏆ゲットヽ(^o^)丿

・2日間の総走行距離
今回も長々と拙いブログにお付合いくださいましてありがとうございました。
大変お疲れ様でしたm(_ _)m
では、次のブログでお会いしましょう!
See you again (@^^)/~~~
おしまい
本日の走行距離 443.7km
〃 燃費 16.3km/ℓ
2日間の総走行距離 915.8km
〃 平均燃費 16.1km/ℓ
村上の千年鮭 喜っ川のURLは下記です↓