R30 シートハーフカバーのお手入れ その1

綺麗な白いシートカバーは
同じトーンの色使いの車内で
アクセントになります。

でもシートカバーも長年も使うと
白い部分が黒くくすんで来ます。
こまめに洗いたいのですが
頻度が高いと繊維が弱くなり
ヨレヨレに...傷めず洗いたい

プロにお願いすれば良いのですが
構成上弱いところがあったりして
ドラムで回されると生地の
合わせが弱くなる気がします。

まずは汚さない様にして洗濯の頻度を
減らす、それが長持ちさせるコツかも
知れません。

でも汚れてしまったら...
自分で出来るだけ優しく洗う

まず汚れている部分を把握します。
4ドア用では背もたれの背中が当たる部分
2ドアなら背もたれを動かす時、手の
あたる部分が汚れやすいと思います。

写真2の星印が汚れている部分です。

続いて傷んでいる部分の補強します。
生地の接合部に紐状の飾りがあり
これが擦れたり洗濯すると剥がれがちで
針と白糸で裏側からループ状に
止めて行きます。

ちなみにこのカバーの
レース部分はオリジナルではなく
付け替え3代目です。30年間で
オリジナルのチュールレースが
薄くて持たず、似た物に変えていたのを
最近は擦れに強い厚手の
ケミカルレースに替えています。

洗濯に使う洗剤は白物用酸素系漂白剤を
使用し(塩素系不可)ブラシは毛足が長く
柔らかい物を使います。

まずは漂白剤を等倍以上の水に
適量溶き、汚れた部分に塗布する
ように馴染ませます。5〜6分おいて
油汚れなどがある場合、原液や
中性洗剤をつけた歯ブラシを
使って浮かし取るように
馴染ませてこすります。

汚れた部分に塗り終わったら
痛み防止のためたたんで
洗濯桶に入れます。

40°ぐらいのお湯を規定の
水量にして漂白剤を入れ
十分にカバーがつかる様にして
30分〜40分つけ置きします。

時間が来たら湯掻き混ぜ棒で
カバーに水圧がかかる様に
押し洗いします。
この時、カバーを押すのではなく
水圧をかける、水流で押すように
して、棒で直接触れない様に
優しく押し洗いして下さい。

続く