圓山隧道ちょっと見

兵庫県川西市の一庫ダム、ダム湖は知明湖と呼ばれていますが、上流域は2ツの頭に分かれています。今日はその西側＝龍化地区に有るダム湖に沈んだトンネルを見学です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以前にはこの上流域に有るもう一ツの沈むトンネル　龍化隧道に訪れました。龍化隧道は夏の減水期には姿を現す手掘りのトンネルですが、その他の季節には水没してしまいます。今日は対岸からの眺めです。　　　　　　　　　　　　　　今日の目的地、圓山隧道はめったに姿を現さない沈んだままのトンネルです。かなりの減水状態の時のみその姿を現しますが、今日はトンネル上部がちょっとだけ姿を見せていました。これは対岸からの眺めですが、真ん中に見える岬状の出っ張りの付け根の下が圓山隧道です。　　　　　　　　　　　　　　　　では、対岸に移って国道173号線の新圓山トンネルです。ここのダム湖岸の湖底部に圓山隧道が位置しています。　　　　　　　　　　　　　　　　ダム湖を湖岸通りから見下ろしますが、かなり切り立った谷筋であるのがうかがえます。昔、ダムが出来る以前には、この場所にトンネルが必要だったのでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さあ、ダム湖底部へ降りて行きましょう。今日は先客のバサーがおられましたね。　　　　　　　　　　　　　　　　　もうすぐ水没するシーズンが近づいているダム湖底部を歩いて圓山隧道へ近づいてみましょう。　　　　　　　　　　　　　真上から見てみると、その短かさがうかがえます。又、固そうな岩盤を削って通すのはたぶん結構困難な作業だったのではないでしょうか。それと隧道上部には何かの残骸が放置されていましたが、隧道上部も劣化により一部崩壊していました。　　　　　　　　　　　　　　　そろそろ台風17号の影響で雨・風がかなり強まってきました。撤収しましょ。