予約ロックキット(ヒンジドア用)の取り付け
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
6時間以内 |
1
コムエンタープライズさんから、ヒンジドア用の予約ロックキットが新しく発売されたので取り付けてみました。
機能としては、このキットを取り付けたドアであれば開いていても、ドアハンドルへのタッチやスマートキーの操作でロックが可能になります。
【フォレスター(SK系)での使用例】
<助手席の場合>このキットを取り付けた助手席を開けたまま、運転席ドアハンドルへのタッチでロック後、開けたままの助手席ドアを閉めると5秒後自動で助手席のみが再ロックされ、全てのドアのロックが完了します。
(助手席ドアは、開けているときにドアロックノブがロック状態でもドアを閉めると自動でアンロック状態になります。)
<後席の場合>このキットを取り付けた後席を開けたまま、運転席ドアハンドルへのタッチでロック後、開けたままの後席ドアを閉めれば全てのドアのロックが完了します。
このキットを取り付ける前は、1箇所でもドアが開いたままロックしようとすると警告音が鳴り、ロックすることが出来ません。
また、このキットを取り付けた後であっても、キットを取り付けていないドアが開いたままロックしようとすると警告音が鳴り、ロックは出来ません。
このキットを取り付けた場合のリスクとして、誰かが、後からドアを閉めないと、最悪、このキットを取り付けたドアが開いたままになるので、「便利さ」と「リスク」を天秤にかけて、このキットを導入するかどうかを判断することになると思います。
(そもそもこの機能を便利と思うか、どうかは、かなり個人差があると思います。)
ちなみに私は便利さを優先させました。
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助手席ドアへ取り付ける場合の配線イメージ図です。
いつもの通り純正配線の切断や接続コネクター(エレクトロタップ)を使用せずに取り付けました。
コムエンタープライズさんに同梱していただいたフォレスター用資料では、助手席の場合、助手席足元左側キックパネル内にある46極カプラーと64極カプラーの線を利用するように記載されていましたが、純正配線を切断したくなかったので、別の方法に変更しました。
別の方法にするにあたりコムエンタープライズさんにいろいろ相談に乗っていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
私が実施した方法は、中継ハーネスの作成・ドアの内張り外し・ドアのジャバラへの配線通しなど、手間とコストが増えます。
そのため、46極及び64極の純正カプラーから必要な配線のみを端子ごと抜き取って純正配線を切断しない方法も検討しましたが、今回もカプラーオンにこだわりました。(笑)
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ロック&アンロック部分の中継ハーネスを作成するためのカプラーですが、メーカーや型番を特定できませんでしたが、形状だけを頼りに海外のネット通販で入手しました。(ダメ元でしたが、結果的になんとか適合しました。)
国内のネット通販では、取り扱っている業者を探せませんでした。
たぶん純正のメスカプラーは矢崎総業製ではないかと思われます。
また、メスカプラーだけであれば、トヨタ純正部品(部品番号は90980-12226だと思われます)が存在するかもしれません。
なお、純正のオス側は、カプラー単独ではなくドアロックアクチュエーター部品であるため、矢崎総業製(?)のオスカプラーは存在しない可能性があります。
中継ハーネスを作成するにあたり安全のため、同梱されていた貧弱な端子は使用せず、いつも使用している矢崎総業製の端子(090型と040型)を使用しました。
ただし、040型の矢崎総業製オス端子(写真下)は、同梱されていたオス端子(写真上)と、でっぱりの位置が左右逆のため、でっぱり(赤丸)をニッパで切除しないと端子をカプラーに差し込めません。
また、どうやらメーカー不明のオス端子と矢崎総業製のオス端子(040型)が微妙に形状が異なるようで、かなり強引に差し込みました。(090型は問題なく差し込めます。)
端子を差し込んでしまえばカプラーの接続自体は問題なく抜き差しできます。
一度、嵌めてしまえば、キットを取り外すまで抜くことはないので大丈夫かと思います。
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カーテシスイッチ部分(ドア検知)の中継ハーネスを作成します。
メスカプラーは、AMP(タイコーエレクトロニクス)の4極カプラーであることが分かりましたが、オスカプラーはメーカー不明です。
オスとメスでカプラーの色が微妙に異なり、オスカプラーはいかにもサードパーティー製といった作りです。
5
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ジャバラのゴムをめくって、3箇所のツメのうち2箇所を内張り剝がし等で押して(赤矢印)ロックを外してから、ジャバラを車両から外し、配線とカプラーを車内から引っ張り出します。
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配線とカプラーを、車内から引っ張り出した状態です。
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ジャバラ・配線・カプラーを、ドアの内部に引きずり込み、ドアの内側から外に出します。
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ジャバラに取り付けられているビニールテープなどを剥がします。
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配線3本(茶・緑・桃)をジャバラに通します。
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剥がしたジャバラのビニールテープのところに新品のビニールテープを巻いて元の状態に戻します。
窓の昇降に支障が出ないように配線を結束バンドで固定しながら、ジャバラを車内まで引っ張って元に戻したら、カプラー2個を元の場所に接続します。
その後、配線(茶・緑・桃)の両端(車内側とドア内側)にギボシ端子を取り付けます。
今回の作業時に予備用の配線もジャバラに通そうかと考えましたが、これ以上、ドアに電装品を取り付ける予定はないので、止めました。
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左に見える純正カプラーを外して、自作の中継ハーネスを割り込ませます。
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中継ハーネスを割り込ませた状態です。
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中継ハーネスの配線とジャバラに通した配線(茶・緑・桃)を接続したら、配線を結束バンドで綺麗に処理します。
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右上の奥まったところに見える助手席カーテシスイッチの純正カプラーを外して、自作の中継ハーネスを割り込ませます。
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中継ハーネスを割り込ませた状態です。
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これで準備は完了したので、キットの配線を全て接続し、逆の手順で内張りなどを元に戻したら完成です。
キット本体は、グローブボックス下の内装に両面テープで貼り付けました。
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家族を乗せて使用してみましたが、せっかちな私と本製品の相性はバッチリです。(笑)
予約ロックキットを取り付け後、いろいろな動作を試してみましたので、参考にしてください。
なお、お約束にはなりますが、本整備手帳を参考に作業される場合は自己責任でお願いします。
年式やグレードで配線の色やピンアサイン等が本整備手帳と異なる場合がありますので、必ず検電テスター等で確認してから配線接続することをお勧めします。
(2023年1月4日 追記)
予約ロックを作動させるとルームランプが消灯してしまい不便なので、消灯しないように対策しました。
以下の整備手帳を参照してください。
予約ロックキット(ヒンジドア用)取り付けに伴うルームランプの対策
https://minkara.carview.co.jp/userid/2711208/car/2811891/7183020/note.aspx 19
電装品取り付け時の参考情報①
中継ハーネスを使用すると、カプラーが1セット多くなり(車両側の純正メスカプラーと中継ハーネス側のオスカプラー)、走行中の振動でカプラーが内装や車体の鉄板などにあたって異音の発生原因になりかねないので、オスカプラーにエプトシーラーを巻いて貼っておくと安心です。
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電装品取り付け時の参考情報②
内張りに使用されているクリップは、内張りの取り外し時に破損する可能性があります。
(特にピンクやグリーンのクリップはかなり固く嵌まっています。)
クリップ自体はそれほど値段が高くありませんので、事前に予備をいくつか手元に準備してから作業することをお勧めします。
私も以前は破損したクリップを作業後に調達して、交換していましたが、クリップ交換のためだけに再度、内張りを外す必要があり結構面倒なのと、最悪、その際にさらにクリップが破損する場合もあります。(泣)
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電装品取り付け時の参考情報③
後付けの電装品が増えてくると、同じ色の配線も増えて、どの配線がどの電装品の配線なのか判別が出来なくなります。
そこでギボシ端子を取り付ける時、電装品の名前や役割などを記載した白のPVCチューブを配線に被せておくと、判別が容易になり便利です。
特にアース線は、一つのネジに複数のアース線を繋げており、同じ黒線のため、電装品の名前を記載しないと、全く見分けがつきません。
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