RB25 サージタンク計画5 インマニ管
1
インマニをくっつけます。
写真のインマニの管を、3段階に分けてくっつけています。
・上のひとつめ…RB26のサージタンクは直径43ミリ、RB25の管は46ミリぐらいだったかな?とりあえず合わないのです。なので直径を変換する意味で、ちっちゃく1段目をつける。
・上から3つ目…最後にただくっつけるだけで済むように、キッチリ削り合わせた接着面を作る。とりあえず一旦仮止めテープでくっつけてから2段目へ。
・2段目…どこかしら必ず「6本同時に接着する工程」が避けられず入ってくるため…ポンと置いた時に6本同時になんとなく収まりがいいように調整。妥協できたところで接着し、3段目の切り口から接着面を微調整できるようにする。
…と、現在とりあえず2段目までくっつけたところです。
置いておくだけで自重により圧着してくれるので良いですけど、一段削るのに6時間は掛かります。ここまでサージタンク計画には100時間以上かるく費やしていると思います。グラインダーでやらなければもっと速いのでしょうけど…高速切断機とかレシプロカッターとか無いのです。3段目をくっつける時は最高の気分でしょうね。
2
3段目から中を覗いたところですね。当然のように合わせ目に限界があって、凸凹があります。既にある程度は削っていますが、ここから削り機で削っていきます。大切な空気の通り道ですからね。滑らかな方が必ずしもよろしいというわけでも無いのですけど、少なくとも見てわかるぐらいガタガタなのはダメです。
削り機はリューターとかですね。電動系とエア系がありますが、長くかかる作業なので長時間使っても傷みにくいエア系が良いのでしょう。私は100V電動ドリルにダイソーの砥石をつけて削っていますが。
3
まあまあ滑らかなに繋がっている様子です。やっぱり6本同時につけた2段目は内側から調整が必要なのですね。個別に削った3段目は何もしなくてもキッチリくっつくので修正もほとんどいらないでしょうけれど。だから3ピース方式は今回の工法では必然的な形です。
凝る人はココを鏡のように艶ピカに…鏡面仕上げという仕上げにしますね。
それに反対派の人もいて。これから燃料噴射口に合流する空気は、ある程度ゴチャゴチャした流れにしないとキッチリ燃料が空気と混ざらない!とのことです。
私がこんな仕上げにしているのは単に面倒だからです。
4
さて画像使い回しですが、特に写真中央の管の中繋がりが汚いですね。これはもうどうやっても綺麗に繋がらなかったのですが。この見た目はイヤですね。強度的にはちゃんと強くついているのですが、見た目をなんとかしないといけません。
5
と言いつつ写真は他の管ですが。ある程度削っていくと綺麗な見た目に近づきます。ここからパテ盛りのように埋めの作業も加えていき、綺麗なインマニになっていく予定でいます。
強度的な保険がてら、師匠に手前側ちょっとだけTIG溶接をしてもらうかもですね。
6
これ、スロットルの…えっと、キャニスターに繋がるホースですね。
キャニスターについて説明すると長くなるので簡単に。キャニスターはスカイラインなどRBエンジン系だと、よくエンジンルームの手前右側にある、黒い円筒状のもの。中身は活性炭。
常温でめちゃくちゃ気化するのがガソリンですが、それを溜め込んでおくガソリンタンクは普通なら気化ガソリンでパンパンになりますよね。だから自動的に抜けるようになっているのですが、そのまま抜けたらガソリン臭いです。だからエンジン切ってる時は活性炭を通してから外にポイして、エンジンかけてる間はスロットルあたりに吸わせましょうと…そんなのがキャニスターですね。これないと車検通りません、たぶんゆるい地域でもほぼ絶対。噂に聞くヤミ車検では通るでしょうけど。
…なんの話だっけ、スロットルでしたね。別にキャニスターのホースはここである必要はなくて、スロットルバルブより上流であればどこでも良いようなのです。だからここから立ち退いてもらいます。
7
スッキリしましたね!そして少しだけ軽量化にもなりました。スロットルだけでも恐らく数百グラムは軽量化できていると思います。インマニは数キロから十数キロは軽くなっているでしょう。強度的に必要な重量とかではなくて、コスト的製造的な理由でそうなっているだけの部分なので、それについてはデメリットのない軽量化ができます。
エンジン部品を軽くする人って少ない気がしますがどうでしょう。インマニエキマニパイピング、さらにタペットカバーやシリンダーヘッドなんかも、かなり贅肉落とせる気がしますね。250キロぐらいある重いRBが、頑張れば30キロは軽くなるんじゃないかと思います。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク