Pinsoタイヤ PS91 215/40/18
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
パーツレビューだとイマイチ写真が足りないので、整備手帳に。
私のスカイラインは全て自分で作業していて、お店に出したことは一度もないまま2年が経ちます…が。
タイヤの組み替えだけはお店に頼みます。理由は、タイヤチェンジャー無しで組めないタイヤサイズだから。
オートウェイというお店だか会社だかがプロデュースしているPinsoタイヤ。普通の人にとってはあまり聞きなれないタイヤメーカーかと。一般人には警戒されやすい海外タイヤの一種です。
海外タイヤはぶっちゃけ玉石混交の世界です。良し悪しは、1人でいろいろ試した人のみが知っています。それをやった先輩が数年間数十本のタイヤライフからチョイスしたのがピンソ。
ピンソはインドネシア製と書いてあります。値段と性能が近いらしく、よくATRのタイヤと比べられますね。
お世話になってる店に取り寄せてもらうのと通販で持ち込むの、どっちが安いかなーって聞いてみました。
整備屋仕入れは通販には絶対勝てないようで、通販で買いなされと言われました。…これ言って良いのかな。
楽天の通販で購入。2本買いました。送料込みで1.1万円ぐらい。
3/9日に届きました。3/16日に装着。
2
交換前のタイヤは…これがまた説明が長くなる感じ。
交換後と同じpinsoの225/40/18です。
一応…タイヤスペックの読み方。幅が225mmで、横から見たタイヤ部分の厚みが225mmの40%。そんで18インチのホイールにつきます。
前のが225/40/18で、買ったのが215/40/18。幅が10ミリ狭まってます。
ちなみにこの手のサイズで一番売れ線は225/40なので、そのサイズが一番安いです。
215/40にすると、少しマニアックなサイズになります。幅狭なら安くなりそうなところ、意外にも1本あたり500円ぐらい高くなります。
215を選んだのには色々理由があります。細くすることで得られるメリットを狙っていて…。
細いほうが雨の時のグリップがしやすいとか。
ホイールに対して若干幅狭になると、すこーし引っ張りタイヤになるから、その分ホイールのオフセットに自由があるとか。
交換前の225は、車屋さんでタダでもらった古タイヤです。
以前はキャンバー角度のついたミニバンについていたようです。タイヤがハの字になってるようなの。
それで内側だけタイヤが減って、外側は深い溝のままの状態で保管されていたようです。それをスカイラインに装着するにあたり、内外逆にして履いていました。
以下は中古タイヤ時のレビューです。
空気圧は基本2.7キロ。デート時は2.4キロ。
当時のグリップは割とありました。特に危ない思いをしたこともなく、フロントタイヤが流れるようなこともなく。そんなにうるさくもなく、乗り心地も特に思うこともなし。
1年間、2000キロほど街乗りに使いましたが、見てわかるほどタイヤは減ってません。
そろそろ新しいのを履こうという事で、最後に3/15日にドリフトのフロントに使いました。
オートポリスのジムカーナ場で3時間ぐらい休み休み定常円をしても、ちっとも減りませんでした。コースインしたら減り始め、コース練習3時間ほどで写真のような姿になりました。
フロントタイヤとして使いましたが、ドリフトでのグリップは必要十分だと思います。あとはリアタイヤのグリップ力を上げたり下げたりして合わせれば良いです。
ただ…タイヤの食うとか食わないとかは足回りのアライメント精度とセッティングで大幅に変わります。
普通に車検通るだけ程度の精度と、競技で本気に勝ちに行くショップの精度は、想像の数倍差があります。
私のスカイラインは足の動きは比較的悪い方なので、それでも十分に思える性能の中古pinsoは偉いです。
減り方は綺麗で、ドリフトしてもあまりタイヤ紐みたいなのが出てきません。ドリフトしているとタイヤが縦に細く…紐みたいに剥がれて、回転すると暴れて、ベチベチとタイヤハウスを叩きます。すごくうるさいですし、車に悪いです。走ってりゃ千切れる事もありますが、切れない事も多いです。
運が悪ければタイヤハウスの外に出て、綺麗に塗装されたフェンダーを叩きます。黒い叩き跡がついて、洗車じゃ落ちません。
あと紐は非常に丈夫です。手じゃ絶対切れません。大きめのニッパーとか持ってた方がいいです。強いのでロープの代わりとして使えます。あとブレーキや足回りに絡まります。
それ以外にも紐の問題点はたくさんあるのですが、とりあえず紐は結構重要な判断要素です。切れない紐が出るとその度に練習中断なので、貴重な練習の時間がもったいないです。
その紐の出が多くないので、ドリフト練習にもちゃんと使えます。トレッドも部分部分しか剥がれないので、ちゃんと最後まで使えます。良いタイヤでした。
3
さよなら旧タイヤ。お店に置いてあるエア式のタイヤチェンジャーで、3分で剥がし終わります。組み替え性についてもレポートします。
40扁平タイヤだから、銘柄以前に少し固めです。18インチの40扁平ともなれば、手組は無理…もし出来たとしてもやらない方が良いです。
ブリジストンのタイヤは固い固いと言われますが、それと比べると比較にならないほど柔らかめです。でもすごく柔らかいというほどでもなく、割と平均的な固さ。ビードの落としやすさも普通。
ただ、ドリフトしたためタイヤに熱が入り、ちょっと固着してくっついてます。ドリフトやハードなグリップ走行をすると、タイヤ交換は少し大変になります。
あと古くなってゴムが硬くなってきても、外しにくくなります。中古ピンソのさらに前は16年経ったブリジストンのGRID2の同サイズが付いてましたが…何度潰しても戻ってきてビードは落ちませんでしたし、剥がし時にタイヤチェンジャーがトルク不足で回らず、男3人で力技で回しましたし…。
あー、今回の廃ピンソは半分ぐらいトレッドが剥がれてたので、柔らかくてぷよぷよしてました。
4
新ピンソは、割と楽々組めました。
5
新品タイヤってラベルが付いてますよね。それを綺麗に剥がして、どこかに貼ってるひとも結構います。
ただピンソタイヤのラベルは、結構もろい材質です。紙とアルミ箔を合わせたような材質。それがシールになってます。
タイヤ組み替えてくれた人によると、剥がすのは無理だそうです。
私はそういうの得意なので、破らずに綺麗に剥がせました。綺麗に剥がせたピンソラベルは貴重だそうなのですが、わかる人にしかわからない…。
6
乗りレポですが、今までの古ピンソより格段に柔らかいですし食いつきます。雨でもかなり食います。乗り心地良いです。
同じタイヤでも、古いタイヤと新しいタイヤは違いますね。まだ溝があってヒビがなくても、古いタイヤの性能はしっかり落ちているようです。
これから一度でも熱を入れると大きく変わると思います。ドリフトをするとか、フルブレーキとフル加速を繰り返すとか、そういう走り方でタイヤのゴムが変質するのでしょう。その辺は車乗りの中でもタイムアタックカテゴリの人が詳しい分野です。
タイヤ自体も結構軽いですし。走行性能も燃費もですが、ホイールをよく脱着する人には軽さはありがたいものです。
安いのに良いタイヤです。よほど高い性能を必要とする場面には適さないかもしれないですけれど、ガンガンタイヤを使いたい人にも、お金がない街乗りの人にもオススメだと思います。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク