
レンタカー日記第29回です。
今回は久しぶりのSUV!日産エクストレイルをレビューします。
エクストレイルは2000年登場で
「大人4人がオフロードにも乗っていける200万円台で買えるSUV」として登場しました。RAV4やCR-Vなどライバルひしめくなかの登場でしたが、2000年から10年間国内SUVの登録台数でNO.1を守り続けたと言いますから如何にウケが良かったかがわかります。
(ちなみに2011年には皮肉ながらも同社の弟分であるジュークに首位を奪われました)
一時期はエクストレイルの他にムラーノやデュアリスなど仲間がいましたが、現在日産のSUVはジュークとの2ラインナップとなってしまいましたね。
ジュークも第11回に載せてますので是非のぞいて見て下さいね!
1代目から2代目は巨大化したイメージが強かったですが、3代目の現行版はそれまでエクステリアからオフロードでタフなデザインだったのにガラッと印象が変わり、曲線を多用するおしゃれなSUVに生まれ変わりましたね。
正面から見るとウルトラマンに見えて仕方ないです笑
ではではレビューを始めます
(エクステリア)
先述の通りオフロードなイメージは少し抑えられ、街中でも違和感のないオシャレなシルエットになりました。
SUVの独特なゴツゴツしたシルエットが嫌いな方はエクストレイルを気にいるのかもしれませんね。
横から見るとかなり全長が長く見えますし、フロントフェンダーあたりも筋肉質でもっこりした形をしているので車が大きく見えます。
フロントグリルは最近の日産車のデザインアイコンであるVモーショングリルを採用していましてフロントから一目で日産車とわかります。
グリルから一体化してつながっているフロントデザインはウルトラマンに見えて仕方ないです笑(2回目)
リアデザインは1.2代目はガラス横に縦のリアランプが配置されていましたが現行版の3代目では一変してデザイナブルなライトになっています。少しクリアなところはアメリカンテイストといったところでしょうか。

少しアメリカンなリア
なんとなくリアは先代のハリアーに似ている気がします。(結構並べると似ていますよ笑)
余談ですがリアのドアのスイッチがナンバープレート上ではなく下部に独立してありますが、癖でナンバープレートのあたりを何回も触っていました。
ドアの閉まる音は前後共になかなか上質でSUV=装備はチープという概念は間違いだと気付かされます。
(インテリア)
インテリアは上質さと実用性を兼ね備えております。
ハンドルは革巻きで握りやすく、大げさかもしれませんがエルグランドのハンドルよりも上質な気がします。

フロント周り
メーターもそこそこ上品な仕様になっており、ひと昔前の日産車特有だったメーターの安っぽさはありません。
ちなみにメーターのセンターにはカラーディスプレイが付いていまして燃費情報や航続距離の他、コーナーセンサーが付いていますからその情報も表示してくれます。
シートもこれまたバランスよく、濡れや汚れに強いビニール地と本革のバランスが良く、座り心地も良いですしシートヒーターも付いていますから寒さにも対応してくれます。

シートも満足!
シフトレバーが直線式だったのは少し残念でシフトブーツくらいは履かせて欲しかったですが、まあそこは好みの問題ですね。
車両大きさから想像できるように車内も広いですので、長距離移動でも後席でも満足できます。
ラゲッジスペースは今回スーツケースを4つ入れる機会があったのですが、丁度入るくらいです。ステーションワゴンよりかは奥行きが少し短く感じますが、空間はかなり広い方です。

ラゲッジスペース
ワンタッチウインカー機能が付いていましたので普段から慣れている私からすれば高速道路でのレーンチェンジではかなり重宝しました。
最近の車の機能もしっかり押さえていてくれているのは売れている理由かもしれませんね。
(走行性能)
エンジンはC26セレナと同じMR20DD型 2.0Lのみのラインナップとなります。これにハイブリッド仕様が組み合わさる形です。
オーストラリアなとでは2.5L、欧州ではディーゼル仕様などもあるそうです。

エンジンルーム
まず乗ってみて1番驚くのは走行時の静かさで、スタッドレスタイヤ装着車でしたが、高速走行時も車内で悠々会話ができる静かさで、とても驚きました。
また、車両の大きさ的に2.0Lで大丈夫なのか心配でしたが十分にトルクも加速力もあり、非力に感じることはありませんでした。
取り回しはあまりよくありません。
着座位置が高いことと、フェンダーが膨らんでいたり、車が曲線を多用した形をしていますので狭い場所では一苦労です。
都心部の交差点では安全確認に少し気を使うのかもしれませんね。
乗り心地も上質で段差を乗り越えた際もバタつきは少なく、街乗りでもそうですが、高速走行時も安心して乗っていられます。
ステアリングの応答性は日産車の中では俊敏な方だと思います。
今回そもそもなぜエクストレイルに乗ったのかと言いますと、実は北海道に旅行に行ったのですがその際に移動距離も多いし自然が多い場所に行くのでSUVに乗りたい!と思い少し高かったのですがこの車を選びました。
結論としては大正解でした。
札幌、小樽、旭川など述べ500km以上を乗り回しましたが、返却の際は別れが惜しいほど馴染むことができ、最近の日産車は面白みに欠けると思っていた自分に喝を入れたいところです。

ウルトラマンにしか見えません笑
今回乗ったノーマルな仕様の他にももう少しオフロード感のある「X-TREME」上質でオンロード感がある「モードプレミア」などエンジンは単一ですがいろんなエクステリアの仕様があるのも販売力が高い日産ならではですね。
クルマの基本性能にうるさいスバルオーナーをまた乗ってみたいと思わせる素晴らしい車でした。
みなさんも是非エクストレイル共に北の大地を駆けてみてはいかがでしょうか。
FIN
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2017/04/03 00:12:54