
レンタカー日記もとうとう記念すべき30回目を迎えました!
言い換えれば30種類のクルマに乗れているという事ですので、レンタカーの良さの一つである色んなクルマに乗れるという良さを感じるばかりです。
記念すべき30回目は日産ウイングロード
をレビューします!
ウイングロードは現時点で国内向け日産車唯一のステーションワゴンです。アベニール、ステージア(昔家族が乗っていました)、プリメーラワゴンなど自分の記憶にあるだけでも日産のステーションワゴンは様々なバリエーションがありましたが、市場の動向により消えていってしまったのは残念なところです。
レガシィからもツーリングワゴンが消える時代ですのでよっぽどステーションワゴンは不人気なのでしょうか。
個人的には利便性とスタイルがうまく融合したボディタイプだと思うのですがね、、

ウイングロード
余談はさておき、ウイングロードは1996年に今はなき国民的乗用車のサニーをベースにしたステーションワゴンとして登場しています。
今回レビューするのは2005年から12年間もマイナーチェンジもせずに売られている3代目です。
なんせ12年間も外観がほぼ全く変わらずに販売されている乗用車ってあまり思い当たらないですよね。強いていうならセドリックのタクシーくらいかな?笑(乗用車ではないので反則な気もしますが笑)
例えば同社のセレナは2005年11月時点ではc25型で現行ではc27型ですので2度フルモデルチェンジをして3代世代交代をしています。
その中そのまま販売され続けるのはまさに生きた化石状態ですよね笑
さてさてエクステリアからレビューを始めます。
(エクステリア)
エクステリアは流石デザインを変更せずに10年以上売り続けるだけあってデザインの古さをあまり感じません。
さすがにHIDやLEDではないところは少し設計の古さを感じますが、そもそもそのような高級仕様に仕上げることを狙った車ではないので、これくらいがちょうど手頃な装備なんだと思います。
しかしながら、12年近くも前に12年後も売り続ける事が出来るデザインや設計をした製作者の方々には本当に感動します。それほどモデルを変えずに売り続けることの大変さがいかに大変かがわかりますよね。
全体のシルエットに目をやると後方ドアあたりからガクッとラインが落ちて窓が小さくなりますので少し狭そうには見えますが、案外そうでもないです。
リアから見ればプリンのような形をしているので、若干背が高めに見えます。

雪をかぶっても様になります
発表当初から思っていましたが、リアのランプが車のサイズ的に大きすぎる気がします笑キャラクターが強調されてて良いのですが、もう少し小さくした方が車のデザインには溶け込んだのかもしれません。
しかしながらどの角度から見ても時代の古さを感じない点は素晴らしすぎますね!
又、ビジネスユースからレジャー利用などどのような使用シーンにも溶け込むデザインです。都会のビル街にも馴染みますし冬山の雪道でも映えます。
(インテリア)
インテリアはさすがに設計の古さを隠しきれません。
特にメーターなどはグレードのせいもありますが、カラーでくっきりとしたメーターが主体のこの時代にバックが白というなんとも言えないデザインになっています。
又、ステアリングデザインもc25セレナや今は亡きデュアリスと共通デザイン。3世代ほど前のデザインですね。

ステアリング周り
シフトレバーは直線式でくびれていない太いものです。これは正直ちょっとダサいかも、、
またレンジ表示もトラックの様な感じで残念です。
そもそも同型の商用車のADとインテリアも設計がほぼ共通なのでこの様な仕様なのかもしれません。

シフトレバーは少し残念
デザイン性は低いですが、汚れにくいなど使い勝手は下手に凝っている車よりかは高いですよ!
シートは生地というよりか化学繊維という感じです。しかし小さな穴がたくさん空いているので通気性は良さそうですし事実濡れてもすぐ乾きます。(スノーボードに利用の際に経験済み)

後席
後席の広さは5ナンバーサイズの乗用車さながらの空間で長距離移動でも苦にはなりません。
しかし設計の古さなのか後席のセンターにヘッドレストがありませんので後席に3人横並びで座ることはあまり想定してないのか、もし座るとなると狭そうですし疲れます。
ラゲッジスペースはさすがステーションワゴン型だけありましてなかなかの広さです。
今回4人でスノーボードに出かける機会があったのですが、後席を半分倒せば大きめのリュック4つとスノーボード4点が乗りまして4人で移動できました。

スノーボード4点と大きめなバック4つ載ります
やはりステーションワゴンの魅力は積載性にありますよね!
ちなみに後席を両方倒せばほとんどのママチャリも乗ります。
(走行性能)
エンジンはHR15DEの1.5Lです。
過去には1.8Lエンジンも存在しましたが、2014年9月のマイチェンで廃止されています。
エンジンの特性としてはよく回るという印象です。踏めば踏むだけタコメーターの針が回るのはすっきりしますね。
トランスミッションは過去のE-ATxからCVTに変更されています。
高速域での直進性能はライバルのカローラフィールダーよりも優れているという印象で、高速域でもさほどふらつきませんので疲労はたまらない方です。しかし追い越し時などに加速したい場合に1.5Lが故の非力さを感じる節はあります。ここは仕方のないところですね。
又、車内にロードノイズのほかにもエンジン音も結構入ってきますので静かさを求める方からは苦情が来るかもしれませんね。
しかしながら総じて取り回しはよく、様々なシュチュエーションで使用できる車です。
先述の通り、日産の唯一のステーションワゴンになるウイングロードですが、フルモデルチェンジの話も廃盤の話もあまり聞こえてきませんのでしばらく現状維持のままなのだろうと思われます。
しかし、ステーションワゴンの魅力はたくさんありますので、ぜひ日産もアベニールやステージア、プリメーラワゴンの様な様々なバリエーションのステーションワゴンをライナップとして取り戻して欲しいところです。
ワゴン、ミニバンブームが去り現在はオンロードSUVの時代なんて言われていますが流行りとしてステーションワゴンが日の目を見る時が来る日を切に願っています。
ステーションワゴンを愛する者として。
FIN
ブログ一覧
Posted at
2017/04/10 23:19:12