
レンタカー日記第33回です!
突然ですが今回から3回にわたりスズキ特集します!
第一回はスズキソリオです!
ソリオは一見タントやN-BOXなどと同じ軽スーパーハイトワゴンに見られますが、れっきとした
小型乗用車です。笑
よく間違えている方を見ますが、まあスタイルからすれば大して変わりはないので仕方ないのかもしれませんね。
そんなソリオは一応1997年登場という事ですが、実はワゴンRの派生版として登場しています。
まずワゴンRの乗用車モデルとして出たのがワゴンRワイド、それからワゴンR+、ワゴンRソリオとなって最終的にソリオとして独立したという面白い変遷をたどっています。
まあそれもそのはず2代目までは見た目はワゴンRですもんね笑
一気に別の車になった3代目は2代目から11年後に登場しています。
それまでのタイプとは異なるスライドドア付きのミニバンより小さなミニバンタイプの車として生まれ変わりました。
4代目は2015年登場、これまでのマイルドハイブリッドに加えてフルハイブリッド仕様も登場しましたね。
又、軽スーパーハイトワゴンの例に習って、カスタム系のバンディットというモデルも存在します。
やはりこのクラスの車にはカスタムモデルが必須なのか、、、
それなりに需要があるのでしょう。
あと、三菱からOEMでデリカD:2という名前でも販売されています。
今回はそんなソリオを取り上げます!
ちなみに今回乗車したのは先代の3代目モデルですので、レビューはそちらのものになります!
(エクステリア)
見た目は本当に軽スーパーハイトワゴンに見えますね。窓の縦長さが異様に長いことやフロント、リアオーバーハングがとてつもなく短いところからそう思えます。
又、乗用車だからと言って軽スーパーハイトワゴンより幅広にも見えませんので、それなりにスマートなデザインになっています。
ミニバンが大きくて苦手という方でもこのスタイルなら運転出来そうだと思うかもしれませんね!
エクステリアで面白かった点は、車の全長が短い割にスライドドアの開口幅が大きいですので、スライドドアを開けた際は車両後端からはみ出すくらいドアが下がります。
短い寸法ながらも努力して設計された点がよくわかります。
全体的に躍動感はほぼ皆無というくらい動き出しそうな感じはありませんが、シンプルで安定感のあるデザインは幅広い世代に受け入れられるデザインです。
新型の4代目もキーコンセプトで進化していますので、全体のシルエット自体にはあまり大きな違いは無いです。
(インテリア)
インテリアは同社の他の車と共通なものが所々見受けられます。
例えば、ステアリングはワゴンRやハスラーと同じものですし、シフトノブ周りやエアコンスイッチ類は今はなきMRワゴンやワゴンRと共通です。

流用品が多く見受けられます
大量生産をし、コストを削減するためには仕方のないことですね。
全体の雰囲気としてはワゴンRに近いかもしれません。

メーター周りはワゴンRそっくり
そこは元来ワゴンRの血が流れていた事を意味するのでしょうか笑
ダッシュボードはかなり奥行きがあり、長く広さを感じられます。
又、スーパーハイト系のワゴンですので後席の足元はとても広く、足は伸ばせます。
しかしながら、前席のシートは案外ホールド感がありますので、そこは軽のスーパーハイト系とは差別されますね。

シートの出来は上々
又、乗用車なので5名乗車可能です。
頭上も高いですので、背の高い人も狭さを感じず移動できますね!

後席も広々としています!
ラゲッジルームは軽のスーパーハイト系とさほど変わらず奥行きが狭く、高さはあると言った感じです。

ラゲッジスペースは軽のスーパーハイト系とあまり変わらず?
倒せば奥行きが出ますので、必要に応じてアレンジ出来るユーティリティも評価できます。
(走行性能)
走行性能について、まずはじめに一言で表すならば!
「柔らかすぎる」
の一言に尽きます。
段差を乗り越えた際、ステアリングを切った際、カーブの際、加減速の際、、いろんなシュチュエーションでこのふにゃふにゃさ加減を感じる事になります。
特に加減速の際は前後にピッチング(すみません、業界用語です)をしますので、ゆらゆらと船に乗っているようで弱い人はすぐに酔ってしまうほどです)
又、凹凸を超えた際の震度は少ないですが震度の収まりが悪いのでしばらくふわふわしている感じを受けました。
普段足回りが硬い車に乗っているから余計そう感じるのかもしれませんが、同社のスイフト、ワゴンRよりも柔らかい気がします。
エンジンはK12B型 1.2L 直4のDOHC です。この大きさの車にエンジンが非力なのではないかと思われる方もいますが、軽に比べれば排気量的には2倍近くパワフルなので軽のスーパーハイト系よりかはパワーを感じられます。

エンジンルーム
現行版の4代目ではマイルドハイブリッド仕様やハイブリッド仕様もありますので乗り味と燃費が気になるところですが、ノーマル仕様は緩やかな加減速が可能ですので、あらゆる世代からウケがいい理由の一つです。
乗用車とはいえ重心が高い車ですのでカーブではそこそこ不安で、交差点等を全速力で曲がろうとすれば横転に要注意しなければなりません。
ここは現行版で改良されているか気になるところですね!
ワゴンRなどの軽自動車では長距離の移動が不安。
といいつつスイフトではラゲッジスペースと後席の狭さに困る。とは言ってもランディほど大きな車はいらない、、、
そんな方結構いらっしゃると思います。そんな方々の痒いところに手が届くようなクルマがソリオではないでしょうか。
この種の車はホンダフリードやトヨタシエンタ、トヨタラクティス、日産キューブなどライバルが多いクラスではありますが、ぜひスズキのソリオにも乗ってみてくださいね!
そして、皆さんお気づきだとは思いますが、うっかりフロントの写真を撮り損ねました笑どこかから拾ってきて無断転載するわけにもいきませんので、フロントはぜひ皆さんの目で見てください!笑
FIN