pon/on GC8 FブレーキキャリパーOH＆パーキングブレーキシュー周りOH

キャリパーのOHをするんですが、その前にGDB用タイバー取り付けの為のネジPT1.25→1.5化作業。
住友4ポッドはPT1.25なんですよね。
GDBブレンボのタイバー（キャリパー裏側のタワーバーみたいなやつ）と長ボルトがPT1.5でそのままでは使えないので、リコイルを使います。

家の小型ボール盤を使って垂直に穴開けをします。

タップも上手くやらないと斜めに入ってしまうので、上手い事ボール盤にセットし、手回しで掘っていきます。

標準のリコイルの巻きだと長すぎるので、ひと巻き半くらいカットしてから施工。
そのあとはリペアキットを使ってピストンシールなどを交換します。

分解してきれいに清掃したピストンやキャリパーに新品シールとブーツを合わせていきます。

薄くシリコングリスを塗付しながら、ダストブーツを頭から（パッド接触面から）被せて麓の方でセットしておきます。

Cリングは後から装着出来ます。

シリンダー内壁のピストンシールはピックツールなどで交換しておきます。
このシールにも薄くシリコングリスを塗っておきましょう。
あとは写真のようにセットして最後まで押し込んでブーツを整え、リングを付けたらピストンの取り付けはOK。
これを四か所やればフロントキャリパーは完成です。

対向キャリパーはみんなこんな感じ。

作業の写真撮らなかったけど、リヤのパーキングブレーキシュー周り。
シュー、スプリング4種6点（左右で12点）ホールドピンとカップなど、腐りそうな小部品を交換しました。

最近注文するホールドピンは頭が大きく、KTCのホールドピンドライバーで咥えられないので、ピンの頭を若干削る（バリ取り程度ですが）感じになりました。
あと、シューキットもスイングレバーがASSYではないので付け替えになります。

シューを組む時ですが、ネジ式の調整具が前後ろどちらにでも付くのでどちらでもいいから左右で合わせましょう。
自分は（裏からの調整で）上にカチカチやると広がり、下げると閉じる方で取り付けしてます

全て取付した後、ナックルアームの裏側の穴からシューのイニシャル調整をします。

ゴムキャップをむしり取ると調整具の突起が見えます。
見ずらいので工具を突っ込んで手感覚で作業します。

こういった専用の工具などもありますが、要らないマイナスドライバーなどを少し曲げても代用できます。
動かなくなるまで広げ切り、2～3ノッチ戻し（調整具の突起がスプリングに接触する間隔があるのでノッチ感がある）位にすると、ハンドレバーで4～5ノッチ位の引き代になります。
自分は二つ戻し位にしてますが。

ハンドレバー側の調整箇所はレバーの高さ調整だけでロックまでのノッチ数はナックル側でしか調整できません。