リアエアコン修理5・最終編エボパレーター洗浄
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2021.5.17 改訂
2021.5.10 改訂
さて今回で最終にしたいです。。。
ついでだからエボパレーターも洗浄することにしました。
サイドバーを外します。ボルトの先端に赤いマーキングがありました。
最後尾のシートベルトの固定ボルトを外します。
リアエアコンユニットですが、4と書かれたボルト3つと、ダクトを固定しているネジを外すと、ユニット全体が少し動かせるようになります。
ブロアファンやパワーコンデンサも外しておきます。
2
ダクトのネジです。
3
当初はこの白色のユニット自体をばらそうとしたのですが、爪が複数止めてあり隠しネジも2本あって止めました。
ダクトを外して、この開口部と裏側のパワートランジスタ開口部からフィンを洗剤を吹き付けますが、皆さんエボパの洗浄の洗剤は何を選択しますか?
フィンと配管のアルミは酸とアルカリの両方に弱く特にアルカリには弱く腐食しやすいのです。
・家庭用・車用エアコン洗浄剤:高い!基本中性なので洗い流さなくても問題ない。個人的に値段の割に効果が短期間な気が、、、毎年やる人はいいかも。お手軽なのはいいです。
・カビキラー: 最強。アルカリ度が高そうなのでリスキー。短時間にやれてフィンを柔らかいブラシでこすれる状況+大量の水で洗浄できるならありかと。
・次亜塩素酸・過炭酸ナトリウム:安い。次亜塩素酸は殺菌特化。界面活性剤が入っていないので単純な油成分の汚れ落としはイマイチ。噴霧器がないとまんべんなく散布しづらい。溶かす水温を上げないと高濃度にし辛い。
・マジックリン: エアコンのフィンの洗浄で多数の実績あり。弱アルカリ+界面活性剤で泡沫と死角なし。
で、今回はマジックリンとしました。
マジックリンを全体に吹きかけ15分ほどおいてシャワーで徹底的にすすぎ流します。
# 残っているとアルミフィンやパイプが腐食して最悪穴が開く可能性がありますが、経験上しっかり水で洗えば大丈夫です。
どんどん水をかけていくと中にプールができました。
このプールの水位が上下のつなぎ目に来るまでは漏れませんでした。
きれいに見えていたフィンですが、洗浄してみたらカビ+汚れと思われる大量の黒い浮遊物が出てきました。
で、どんどん洗っていくと最後にこの浮遊物が下にたまるわけです。
浮いていてなかなかうまく流れていきません。
底面までは手が届かないので、最終的に割りばしに紙ウエスを巻き付けてできるだけこすり取りました。
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あとは家から小型のサーキュレーターを引っ張り出して、徹底的に乾かしました。
家庭用エアコンを4台ほどDIYで洗浄していますが、その経験から言うと洗いも大事ですが乾燥が一番大事です。
この辺は当方の別ブログ(プロフィールにあります)で公開しています。
# 後に異臭発生の原因になります。
## あと届いた中古ファン「リア用」とのことでしたが、コネクタの端子の向きが逆で「多分フロント用です!」
仕方ないので配線の被膜をどんどん剝いていって、回しました。
正直これでリアエアコン関連は終わりにしたい。
#### くどいからアップしてないのですが、その6があって、パワートランジスタのライム線の接触不良でまたファンが回らなくなりました。またまたリアスイッチランプが点滅する。
なんで接触不良になったかと言うと誤ってカットしてしまったパワートランジスタの白線のはんだの時に、ライム線のコネクタ裏からはんだがどぼんと落ちて、中でカスになってまして。しかもカラカラして全然取れない。熱を加えてもダメで最終的に中古についてきたコネクタと3線つなぎ直しましたしました。。。
2021.5.10 追加
夏に向けてリアのエボパレーターの洗浄だけしてみたいって方もいるかも知れないと思い、脱着画像を追加しておきます。
使用するものは10,14,17ソケットとプラスとマイナスドライバーです。
A、3列目シートをはね上げ出来る位置|▶ ◀|にします。
で、脇の出っ張りパーツをむぎゅっと握ると簡単に外れます。
下の14mmを外せばシートが取れます。
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B、意外に苦戦すると思われるのが、今取ったパーツの外側にある注意書きの貼ってある長いプラパーツです。
爪がこんな風についています。
隙間が少ないのでマイナスドライバーの先にテープ巻くなりしてキズ対策してやった方が良いと思います。
外す時はこのパーツの下側の斜めにカットしてある部分からこじるのが良いような気がします。
この部分をこじると少し端が浮きます。
その隙間を内装外しなどで保持したまま「水平気味に力を加える」と外しやすいかと感じます。
気持ち上にこじってから水平なんですが、「こじって外す」気持ちが強いとかえって外れません。「爪は水平についています!」
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C、前方はサイドステップをバリバリ剥がします。
シートベルト止めの17mm、フックの10mm、マット留めを外します。
# シートベルト部分の組み立ての順番は中から厚みワッシャー、スプリングワッシャー、シートベルト金具、17mmボルトとなります。
7
D、後方に移ります。
トランクのジャッキなどが入っているフタを持ち上げて、バゲッジルームトリムをバリバリ剥がします。
あ、スペアタイヤの大きなナットは緩める必要は全くありません。
後は脇の+ネジ、写真の10mm2個
シートベルト付け根の14mmを外します。
D、後方から少しずつ外していきますが、途中でリアの電源のコネクタを抜くのを忘れないでください。
後ろ → 前方 → 中央 とやっていくと意外と簡単にはがせます。
ご参考になれば。
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