コンプレッサー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
マグネットクラッチだけ交換して、ひと夏乗り切ったコンプレッサーですが、最近暖気していたら、キューと嫌な音がしてエンスト。
またも発生した熱でマグネットコイルが断線してしまいました。
ジャッキアップしてコンプレッサーの軸を手で回してみるとやはり焼き付いてはいない。
考えられることは2つ
・コンプレッサーオイルがほとんど入っていないので場合によって軸がロックする
・コンプレッサーの寿命
今度こそリビルト!と思いましたが、、、悪い癖が。
左から
CV1W用 新品で9800円という怪しさ爆発のもの。
CV1W 10万キロについていた 現在ついている7813A211と互換情報の無い 7813A628。なんと送料込みで4200円。
CV4W 12万キロについていた、前回マグネットクラッチだけを外して移植した残り。7813A211
どれもまともなの無い。。。
2
新品の互換品は、どう見ても中華製でしょう。回転は問題ないし圧縮もよさそうなんだけど。なんというか回転が全体として重いのよ。ベアリングも回りが重いし不安。しばらく使えばスムーズになるのかもしれないけど、新品のコンプレッサーいじったことないから、評価が難しい。
このマグネットクラッチはマグネット部分の作りが違って三菱製には移植できない。
マグネットの抵抗値は3.9ΩでOK。
4200円はベアリングの状態は良くて軽く回る。軸も割と軽く回るんだけどわずかにゴリ感がある。
あと抵抗値が6.9Ωなんだけど。。。
そしてすごい汚い。軸脇からオイル漏れしてたんじゃないかと不安。
前回の残りは軸の回転はスムーズなんだけど、回していくと最後の部分で少し重くなるのが気になる。エアが圧縮されるためなのだろうか?
※ 軸の回転方向は、マグネットクラッチ側から見て右回り、時計回転です。不安があればボンネット開けてベルトの回転方向を確認しましょう。
3
後ろ側は新品と7813A628は圧の逃がしバルブみたいなのがある。
で、どれも付きそうだけど、どれも一抹の不安がぬぐえない。
4
悩んだ末に、ニコイチで行きます!
真ん中の7813A628のマグネットクラッチ一式を、前の7813A211に移植します。
全く問題なくつきました。
コンプレッサーオイルND-OIL8 PAG(ポリアレキシレングリコール)を、規定量の70ml低圧側に注入します。
写真だとタイラップとガムテープがついている方です。
本当は配管など内部に残っているオイル量を引き算をして決めないといけませんが、素人ではできませんので、規定量にしました。
Oリングも新品と交換します。
MR543496・MR568455
5
コンプレッサーの取り外しなどは以前の投稿を参照して下さい。
配管を外す前に、当然エアコンのガスは完全に抜いておかないと、噴き出してケガや低温やけどになります。
また温暖化防止のためフロンガスの大気開放は一応禁止となっています。
コンプレッサーをジャッキで支えて下に降ろさないと、配管部分の固定ボルトに手が入りません。
下に降ろしても手が入りづらく、やりづらいです。二柱リフトなら楽なんだろうなあ。。。
ボルトが抜けたら、少しぐりぐりして配管を抜きます。
古いOリングを交換し、Oリングと配管の接触面にコンプレッサーオイルを塗っておきます。
配管の取り付け時にはいったん元の位置に戻した方がやりやすいかもしれません。
配管のボルトは 10±2Nm
コンプレッサー自体は 23±6Nmです。
6
後は真空引きして、規定量の800g134aを入れましたが、「寒気団がやってくる!」って世間で騒いでいるのに、冷房最強にして、冷たーくなるガス缶を振り続けるのって、つらい。
まとめ
エアコン関係の修理は真夏もつらいが、真冬もつらい。
夏と違って入りづらいですが、なんとか入れて動作確認しておしまいです。
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