
※タイトル画像はkp64スターレットです
駆動方式はFRでした
今回のカタログは80年代に発売され、ちょうど自分が若い頃に人気のあったハッチバック車
三代目トヨタスターレットです
型式だとEP71です
CMなどでは「かっとびスターレット」とかターボ車については「韋駄天ターボ」「辛口ターボ」とか呼ばれていました
この時期、ボーイズレーサーというジャンルの人気があり、スターレット以外にも、マツダファミリア、日産パルサー、スズキカルタス、三菱ミラージュとかの1.0〜1.6ℓクラスのハッチバック車の人気が高くて、雑誌の「CARBOY」や「OPTION」のステッカーを貼った、小さいけど速い車が峠などをよく走っていました
85.9月
EP71スターレット

84年にそれまでのFRからFFとなった三代目スターレット、86年にはターボ車が追加されましたが、このカタログはターボ車発売前の前期型となります
カタログとしては大変珍しい、右綴じなんです
国産車も輸入車も幅広い時代のカタログを収集していますが、雑誌や小説のような右綴じはあまり見た記憶がないです
↓

37年前のカタログですが、紙の痛みも汚れも少ない美品です
20年ほど前に、カタログ収集をしていた同期がカタログを処分するというので、200冊ほど貰った中の1冊です
扉ページのグレードはSiリミテッド
当初はNAのみでした
ターボ車にはインタークーラーのエアインテークがつきました

フロントは丸っこいデザインですが、リアのガラスからリアゲートにかけては直線的なデザインです
エンジン

1.3ℓOHCのエンジン2種ですが、キャブ仕様81psとインジェクション仕様93ps
なので、Siといえど絶対的な馬力はないです

サスペンションシステムは「ペガサス」というみたいです
Siには中空スタビにディスクブレーキ、60タイヤを標準装備
サイズは175/60/14でしたが、意外に太いサイズを履いてたんだとあらためて思いました
このクラスだと普通は165でしょうが、少し太めのタイヤを採用しました
内装

合成ですが革巻き風ステアリング
赤ステッチがカッコいいです

インパネのスイッチ類は右レバーに電灯系、左はワイパー
エアコンはオーソドックスなレバー式ですが、オート付きです
Si系のシート

シートはファブリック
黒地に赤の斜線模様の入った派手な室内
サイドサポートはしっかりしています
リアはヘッドレストなしの分割可倒式

オプションではありますが、Si系にはボディソニックシステムが装備されていました
背もたれに振動板、シート下にウーハーを装備
オーディオは2DINのほか各車のラジオ&カセット一体の1DINが選べました
パーソナル無線もオプション装備
これも定番でしたね

Si系のフロントスポイラーなどのエアロパーツが人気の一端だったかも、後年のハッチバック車への影響も大きかったかもしれません
走り系のSi系が人気がありましたが、女性人気の高かったのはLISSE(リセ)
職場の女性も何人か乗ってました
ちなみに私の最初の愛車スカイラインに、信号待ちで盛大に追突して来たのも、春先に高校を出て新車でリセを買ってもらったばかりの若い女性でした
グレード

営業車も多かったです
装備品類
装備一覧表
諸元表
価格表(おまけ)
マイナーチェンジでターボ車が追加されてからは、「韋駄天」とか「辛口」とか呼ばれていましたね
それまでのSiとかにはボルトオンターボを取り付けて、チョロQみたいに山の中を走っていた、かっとびスターレットも見たものです
実際マフラーを変えるだけでも、速そうな雰囲気でした
後期ターボ
自分自身は車体の大きなスカイラインということもあり、峠はあまりいきませんでしたが、よく見かけた車です
日本ではこの三代目のあと2回のフルモデルチェンジを経て、99年に生産終了
それ以降はヴィッツにシフトしましたが、ボーイズレーサーの中心的車だった事は間違いないです
次回のカタログもボーイズレーサー的な何かにしてみようかと思います
「オレ、タチ、〇〇」みたいなの
Posted at 2022/09/14 01:38:49 | |
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